2020.06.03 (最終更新日: 2020.10.01)

映像ディレクターが気をつけるべき4つのこと


今回の記事は映像ディレクターが気をつけることになります。

ディレクターなんだから当たり前でしょ!?って思うかもしれませんが意外とディレクションが出来ていない人がディレクターをやっている場合があります。自分では作品のディレクションが出来ていると思っていても、周りから見れば全然出来ていなくて裏で陰口を叩かれていたり…。そのようなことがないためにも、ディレクターが気をつけるべき4つのことを紹介したいと思います。

1) 作品の完成形をイメージできていること

これが1番大事なことです。作品の完成形を完璧にイメージ出来ていないと、撮影現場で周りのスタッフに頼ることになってしまいます。こうなってくるとディレクターが細部まで映像を理解していないと周りに思われてしまいます。各スタッフはディレクターが一体何をどのように撮りたいのかを意識しています。なので、コンテやカット割り、構成表などを作成し漠然としているイメージを具体的にすることが大切です。もちろん撮影現場や編集などのポストプロダクションで変更になることは大いにありますが、撮影現場に入る前ではイメージを完璧にしておくべきです。ものすごく当たり前のことかもしれませんが、実際に撮ってみないと分からないなどの言い訳をしないようにしましょう。

2) プロデューサー及びクライアントとの内容確認


仕事でディレクターを担当する際、プロデューサーがつくと思います。もちろんP&Dの場合もあると思いますが、プロデューサーと同じ作品の方向性を持つことが大切です。この意思疎通が取れていないと、映像をチェックに出した際、納期ギリギリで大修正を求められることがあります。
クライアントというのは往往にして漠然としたイメージを持っているものです。従って修正というのはあって当然のことですが、なるべく修正を最小限に留めるのが理想です。プリプロダクションの段階でクライアントの意向を重々確認し、打ち合わせを多く行うことが大切です。

3) 演出は引き算が光る


優れた作品というのは案外シンプルなものです。映像演出において様々な要素を付け加えたくなる欲求が生じると思いますが、足し算で演出を考えていくとコンセプトに含まれる本来の意図やメッセージを伝えづらくする可能性があります。演出を付け加えたい気持ちはわかりますが、そこを抑えて本当に表現したい部分に力を入れて演出することによって、多くの人に伝わる優れた作品になると思います。派手なエフェクトやこれ見よがしなカメラワークなどで構成された映像というのは一見クオリティーが高いように見えますが、テクニックに偏っておりそれを演出と呼ぶには苦しいと思います。演出とは精巧で繊細になされるものであり、ちょっとした足し算で容易に崩れ去るのです。

4) 作品分析を怠らないこと


世界的に評価されるクリエイターは非常に多くの作品を鑑賞し分析しています。ボーっと作品を鑑賞するのではなく、その作品の1ショット1ショットを念密に分析するべきです。なぜそのショットが使われているのかを考えることは自分の中で漠然としているイメージを言語化するのに役立ちます。他の作品に触れず自分だけの感性を主軸にして映像を制作しても、そこに個性や作家性は出てきません。本来、個性や作家性というものは外部から刺激を受けて、それに対して自分がリアクションしたものが人を魅了させるのです。

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