音声ノイズ
みなさんこんにちは!
今回はPremiere ProやRushで「”音声ノイズ”をすっきり綺麗にする方法」をご紹介いたします。
一方で大前提として、『素材をきちんと撮る(録る)』というところを疎かにしてはいけません。
この記事を読んで、後処理でどうにかなるからいいだろう、と思わず、まずは『素材をきちんと撮る(録る)』を頭に入れて収録に臨みましょう。
※本文中では、Premiere ProのことをPr、RushのことをRuと記します。
処理前の音
前置きはここまでにして、早速今回処理していく元の音声をお聴きください。
空調の音、そして、部屋の反響音が入ってしまっています。
環境によっては、なかなか収録時にどうにかするのが難しいこともありますよね。
今回はこれらの音を”ノイズ”と定義して、これをできるだけクリアにする方法をご紹介します。
今回使う機能
今回はノイズを綺麗にするために、Prでは”エッセンシャルサウンドパネル”を、Ruでは”オーディオメニュー”を活用していきます。
それでは今回の音声データをタイムラインに読み込みます。
ステップ1.音量調整
まずは適切な音量に整えましょう。
今回は簡単に、自動で適切な音量になる魔法のボタンを使います。
クリップを選択して、Prではエッセンシャルサウンドパネルで、クリップタイプを「会話」に、Ruではオーディオメニューのオーディオタイプを「音声」に指定します。
その後、Prではラウドネスを「自動一致」、Ruでは「自動ボリューム」にチェックを入れましょう。
これでだけでラウドネスベースの音量調整が完了しました。
ステップ2.ノイズを除去
続いては、ノイズを除去していきます。
まずは、Prでは「修復」にチェックを入れ、「ノイズを軽減」にもチェックを入れてスライダーで適当な数値に設定します。Ruでは、「バックグラウンドノイズを除去」にチェックを入れてスライダーで適当な数値に設定します。
これで空調の音などのホワイトノイズが消えます。
続いて、部屋の反響音を消していきます。
Prでは「リバーブを低減」にチェックを入れてスライダーで適当な数値に設定します。Ruでは、「エコーを除去」にチェックを入れてスライダーで適当な数値に設定します。
そうすると、こんな感じになります!
まとめ:チェックを入れて数値を調整するだけ
今回の調整くらいであれば、非常に簡単に調整が可能です。
それぞれの数値は大きくすると音が歪んでしまったりすることもあるので、微調整をする必要があります。
みなさんもぜひこれらの機能を活用して、ノイズをスッキリ綺麗にしてみてください!
ではでは〜
Kato Yuma@yumakato
映像を大学で勉強している大学生。 資格は剣道三段と映像音響処理技術者。 機材藩で活動中。 Adobe製品は一通り使っているが、特によく使うのがPremiere ProとAfter Effects。 そして、Premiere Rush CC User G...
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