【シリーズ】色彩学的に考える、映像のルック作り
僕はふだん、撮影、照明、カラーグレーディングから、Webなどのデザインを考えることまで、映像を軸に幅広く仕事をしています。
制作の中で、特にカラーグレーディングやデザインの配色などは、これまで、他の人の綺麗なルックを参考にしてみたり、自分の”感覚”で綺麗と思う色味や配色を頼りに制作をしてみたりしていました。
編集の最後の仕上げとして、いつも締め切りに追われつつ、なんとなく行ってしまう色の調整。毎回、自分の中での基準がぶれてしまい、自分のルックというものが手に入れられず、どうにか打破したい、、。『美しい』ルックとは何なのか、、。 ずっと、悩み続けてきました。
そこで、色彩検定のテキストや、色彩学の本などをもとにして、「色や光とは何なのか」 を分解して捉えていきたいと思います。全8回にわたり、色や光の基礎や、配色研究、色彩心理など、参考になりそうなところを体系化していく記事になります。
ソフトや機材の使い方を知る、というよりは、より美しいルックを作るために、光や色とは何なのかを掴み、理解することが目的です。 色彩学的・心理学的アプローチから、映像表現に活かせそうなポイントを僕が学びながら、こちらにどんどんまとめていきたいと思っているので、色彩検定とはなんぞやって方も、色や光の基礎を知りたいぞって方も、お付き合いいただけると嬉しいです〜
※かなり噛み砕いて書いていますので、細かな用語などは省かせていただいています!
今回主に参考にしたのは
第一弾となるこちらの記事では、光や色が存在し、カメラに写る、とはどういう現象なのか、そんなところから考えていきたいと思います!