2020.09.18 (最終更新日: 2020.09.20)

DaVinci Resolve 16でMAエンジニアに喜ばれるAAFを書き出す方法

ごあいさつ

みなさま、はじめまして。STUDIO MONOPOSTO名義で「おまかせMA」(https://www.omakasema.com)というサービスを展開している音楽家/MAエンジニアの三島と申します。2018年から2年間、VIDEO SALON(玄光社)で「ビデオグラファーのための音響WORKSHOP」という連載を書いていたので、読んでいただけた方もいらっしゃるんですかね?……いたら嬉しいなぁ(笑)。

DaVinci Resolveでのデータ書き出しはAAF

MAエンジニアへのデータの受け渡しは、基本的にOMFかAAFがほとんど。それらを開くDAWは、ほぼ間違いなくPro Toolsでしょう。「おまかせMA」の場合、Premiereをお使いの方はOMFで入稿される方が多いですが、DaVinci Resolveをお使いの方は必然的にAAFとなります。OMFとAAF、どちらも似たようなマルチメディアファイルですが、AAFの方が2GB制限がなかったり、メタデータを引き継げるなど、利便性は高いです。

僕の周りの映像クリエイターさんはDaVinci Resolve使いの方が増えてきてる印象で、したがって持ち込まれるデータもAAFが多くなってきてます。ということで、今回はDaVinci Resolve 16を使って、Pro Tools用のAAF書き出しの方法を解説します。

AAFへ書き出す準備

まず、映像の編集が終わったら、そのタイムラインを複製してAAF書き出し用のタイムラインを作ることをオススメします。 MAへ渡すためにトラック整理などを行う必要があるためですね。こうしておけば、編集に修正が入った場合でも、慣れたタイムラインで再編集が可能です。

複製したタイムラインには「○○○_MA」など適当に名前を付けておき、トラックの整理に入ります。トラックを並べる順番は、

  1. ナレーション
  2. ダイアログ
  3. 環境音
  4. SE
  5. BGM

のような感じに並べておくと良いでしょう。まぁ別に並べ替えなくても良いんですが、そうしておいてもらえるとMAエンジニアが助かります(笑)。

このタイムライン(Fairlightページ)では、一番上に「Guide」というトラックがありますが、これはテストのために読み込んだ2MIXファイル。実際には使わないのでトラックミュートしてあります。映像編集ではこのようなトラックは作らないと思いますが、説明上、都合が良かったので残してます。また、ナレーションのトラックにミュートしてあるクリップがあるのが分かると思います。

で、よくあるのは、この状態でAAFを書き出して入稿されるケースですね。絶対にダメってわけではないのですが、Pro Tools上でいろいろと整理しなければならないので、MAエンジニア的には結構手間なんです(苦笑)。特にトラック数が多いものだとその手間がバカになりません。

ちなみにこれが未整理のタイムラインをAAFに書き出し、それをPro Tools上で展開したもの。赤枠で囲んだところを見ていただければ分かる通り、ミュートしたトラックやクリップは空っぽのクリップとして再現され