モーショングラフィックスのために覚えたいイーズの動き5選_After Effects(アフターエフェクツ)

2020.10.25 (最終更新日: 2022.06.08)

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Ae_モーション動きはキーフレームで決まる


モーショングラフィックスの重要な要素に動きがあります(もちろんデザイン性なども重要です)。Aeでは動きをコントロールするにはプロパティにキーフレームを追加し調整していきます。この動きの種類を体系的にまとめてみたいと思います。

Ae_動きをつける上での重要な機能

モーションをつける基本機能として重要なのは2つあります。
* キーフレーム
* グラフエディター

この2つを組み合わせると基本的な動きを作っていく事が可能です。まずはここから始めていくがいいのかなーと思います。

Ae_キーフレーム


これは時間ごとにプロパティの数値を変動させて動きを作る機能です。Aeのプロパティを開くとストップウォッチのアイコンがついています。これを押すと押したタイムラインの時間の位置でキーフレームが作成されます。動きの種類は多いですが今回はイーズに特化したいと思います。
After Effects(アフターエフェクツ)のモーションに使う動き(イージングとリニア)の違い

Ae_グラフエディター


キーフレーム作成後はグラフエディターを使って調整します。場所はタイムラインウィンドウののモーションブラーアイコン右手にグラフスイッチがあるのでそこで切り替えます。

速度グラフと値グラフ


グラフエディターには2種類のモードがあります。(どちらかではなくてどちらも使いましょうね。ニッコリ)
* 速度グラフ
キーフレーム間の速度をコントロールするモードです。ゼロに近づくにつれて速度が落ちていきます(ゼロになると止まった状態です)
* 値グラフ
キーフレーム間の数値をコントロールするモードです。上に行くほど数値が上がります。

イージングボタン


キーフレームの種類はグラフエディターの下側に並んでいるボタンを押して切り替えていきます。

次元を分割


位置プロパティは次元を分割すると動きの幅が広がります。(XYがリンクしていると動かしにくい場合あり。。。)その場合は次元を分割でXYをバラバラのプロパティにして作業します。この機能もグラフエディターの下に並んでいます

位置プロパティを右クリックで次元分割することもできます

AEモーションの動き01基本のイージーイーズ


グラフエディター速度グラフキーフレームにをイージーイーズをつけただけの状態です。極端な動きではないのでとりあえずイーズ(ビール的な感覚)という言葉もあったとかないとか。

この状態はキーフレームを選択してF9キーを適用するだけで反映することができます。

AEモーションの動き02加速を強調する


グラフエディター速度グラフでカーブを前寄りにするとゆっくり動き出して加速が強調されます。

カーブの山が後ろによると速度が上がっていきます。

AEモーションの動き03減速を強調する


速度グラフでカーブを後ろ寄りにすると最初が早く最後に減速が強調されます。

カーブの山が手前だと初動が早い感じになります。

AEモーションの動き04加速減速を強調する


グラフエディター速度グラフでカーブを中央寄りにすると加速して減速する動きが強調されます。

カーブの山が中央によってエベレストみたいになってるとピュンって動きます。

AEモーションの動き05バウンス させる


グラフエディター値グラフ でカーブを 後ろのキーフレームの値よりも大きくするとバウンス します

今回はよくある動きをまとめたつもりです。グラフエディターは最初はわかりにくいと感じる事がありますが慣れると超欠かせない機能なので少しづつ触ってみてください。

モーションの動きを理解して快適なAe生活を^^

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yamadai

ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai

映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...

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