Ae_動画の切り抜きもAiがサポートする
皆さんはロトブラシ使ってますか?簡単に人物を抜いたりすることのできる機能ですが2020年10月のアップデートでロトブラシ2に進化しました。これは使わない手はありませんよね。今回は進化したロトブラシ2の使い方をまとめます。
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Ae_ロトブラシとは?
動画の中の一部をマスクして背景から分離するロトスコープに使えるツールです。今までも搭載されていた機能ですが新しくバージョン2.0が追加されました。Adobe Sensei(Aiとマシンラーニング)を使い1フレーム毎に対象を追跡し精度も向上しています。個人的に被写体のエッジなどもかなり大まかに選択しても選択してくれるので嬉しい限りです。
Aeロトブラシ2準備する
レイヤーパネルで作業
まずは切り抜く素材を準備します。ロトブラシの機能はレイヤーに直接処理をするので処理したいレイヤーパネルを開きます。そしてツールバーのロトブラシツールを選択してください。
ショートカットは Alt/Option +W
Memo
* 過去バージョンのロトブラシも設定から使用可能
Aeロトブラシ2選択範囲を決める
選択範囲は緑の枠
レーヤーパネルで直接画面をドラッグするとその周辺が選択されていきます。何度も選択範囲を追加して被写体を覆うようにします。選択しすぎた場合はAlt/Optionを押すと選択解除モードになるので調整しましょう。
Aeロトブラシ2フレーム毎の処理
マスク抜きの自動化
選択範囲が決まればフレーム毎に処理をします。この場合は大きく分けて2つの選択肢があります。
* 1フレーム毎に処理する
* スペースバーで再生して一気に処理させる
簡単な切り抜きであればスペースバーで一括処理できちゃうかもしれません。複雑な動きの場合はコマ送りしながら範囲追加、範囲解除していくといいと思います。
コマ送り/戻し
* Win = Ctrl + 矢印右左
* Mac =⌘ + 矢印右左
Aeロトブラシ2ストロークの確定(フリーズ)
レンダリングして処理を確定
ロトスコープ処理を確定するためにレイヤーパネルにあるフリーズボタンを押します。これで再計算されなくなります。必ず処理が終わったらフリーズしましょう。途中で止めた場合はキャンセルではなくそこまでが処理されてしまうので注意です。解除したい時は青くなったフリーズボタンを押すとクリアになります。
Aeロトブラシ2微調整
フリーズした後も微調整できる
フリーズした後にプロパティの中のロトブラシマットの調整が可能です。ロトブラシで指定した範囲のエッジが対象になります。
フリーズは生成の中のプロパティがロックされます
Aeロトブラシ2ロトブラシのコツ
- ストロークの描画はエッジではなく骨格に沿って描く
- 間違ったストロークは削除する
- 作業はフル解像度で行う
- コンポジションとレイヤーのFPSを合わせる
今回の進化でかなり精度が上がった気もします。もちろんバージョン切り替えたり髪のエッジを残すことも可能です。是非一度試してみてください。
ロトブラシ2を使って快適なAe生活を^^
ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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