こんにちは、ビデオグラファーからCGの世界へ転身中の@taka_tachibanaです。
Blenderでマテリアル作成するときに利用するシェーダーエディター。
DaVinci Resolveのようにノードで編集していくものですが、そのときに便利なおすすめ標準アドオン「Node Wrangler」の使い方を今回解説します。
なお、購入は必要なく標準で組み込まれているので、設定でONにするだけ!(つまり無料です)
これを使うことによって何度も行う「つなぐ」作業をより速く、効率的に行えるようになります。
動画の解説はこちら!
設定方法
編集→プリファレンス→アドオンで「node」と検索すると「Node Wrangler」が出てきますので、チェックを入れます。
これで準備完了です。
よく使うショートカット
詳しい使い方は上記の動画を見ていただくとして、ショートカットリストを載せておきます。Node Wranglerはショートカットを覚えてナンボです。これさえ覚えれば十分なのでぜひトライしてみてください。超絶に作業が速くなりますよ!
Alt + 右ドラッグ:ソケット接続
同じ色のソケットを優先的に自動で接続してくれます。
Alt + Shift + 右ドラッグ:選択式ソケット接続
接続元、接続先をそれぞれ指定することができます。
Ctrl + 右ドラッグ:カット(切断)
ドラッグするだけでリンクを切断できます。
Ctrl + Shift + 右ドラッグ:Mix作成 ( RGB or Shader )
Mix RGB or Mix Shader を自動的に作成してくれます。
Shift + 右ドラッグ:リルート作成
リルートを作成してくれます。
Shift + S:ノード入れ替え
ノードの位置は同じままで、ノードの種類を入れ替えることができます。わざわざ接続を外す手間が省けます。
Alt + S:接続入れ替え
Mix RGB等いくつかの入力ソケットがある場合、その入力順を入れ替えることができます。入力順はよく間違えることがありますが、これを使えばすぐに入れ替えできます。
Ctrl + Shift + 左クリック:ビューアー
これがないとノード編集できないレベルのお役立ち機能。各時点でのノードの状況をプレビューできます。
Ctrl + T:テクスチャセットアップ
よく使われる「テクスチャ座標」→「マッピング」→「画像テクスチャ」を一発で出すことができます。テクスチャがすでにある場合は、「テクスチャ座標」と「マッピング」が出てきます。
Ctrl + Shift + T:プリンシプルセットアップ
上記に加え、「ラフネス」「ノーマル」「ディスプレイスメント」など、プリンシプルBSDFに接続できるあらゆる素材を一発で出すことができます。これを手作業でやると結構めんどくさいです。神機能です。
Taka Tachibana@taka_tachibana
台北在住。CAPSULE Inc. / CHINZEI Inc. 所属。福岡で10年間のフリーランスを経て、台湾ではMVやweb広告などの映像制作に従事。その傍ら3DCG・VFXを駆使した作品づくりに取り組む。ASEAN-ROK Film Leaders In...
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