映像制作者による!映像制作者のための!ENVY All-in-One 32レビュー!

Sponsored by 日本HP
2020.12.09 (最終更新日: 2022.06.08)

はじめに

HPのENVYシリーズの上級モデル。映像制作者にも十分なスペックとスタイリッシュなデザインとうたわれているが、その性能やいかに。今回Vook編集部では、映像編集者が本当に知りたいことは何か! をとことん考え、ビデオグラファーの協力の元、注目のENVY All-in-One32プロフェッショナルモデルを検証。皆様のPC選びの参考にお役立て頂けたらうれしい。

プロのビデオグラファーを目指す学校、はじまる。入学生募集中。

PR:Vook School

ENVY All-in-One 32 プロフェッショナルモデル 

【スペック】
インテル® Core™ i9-10900 プロセッサー
(2.80GHz-5.20GHz, 10コア / 20スレッド)
32GB(16GB×2)
1TB SSD
2TB ハードドライブ
NVIDIA® GeForce RTX™ 2080 Super
31.5インチワイド
解像度 / 表示色 / 最大輝度

最大 3840 × 2160 / 最大 10.7 億色 / 600nit
スペック詳細

デザインと機能性

大画面だけどスタイリッシュなデザイン


ALL-in-Oneで無駄がなく、シンプルな筐体
布製のスピーカーカバーと、木目調の本体台座がまずいい。

また、画面の大きさは27インチと大きく、
編集時に映像の細かい部分まで確認がしやすく
より精度の高い作業ができる
※ノートPCだと画面サイズは13インチから17インチ程度が支流
解像度の高い4Kの映像が支流となってくる昨今では
必要性を大きく感じる。

また、ENVY All-in-One 32は発色も自然に感じた。
MAC系統のPCだと、実際の映像と比べて発色が綺麗すぎると言われることがあるが、実際に「premiere pro」の編集画面を「mac book pro」と比較したところ、ENVY All-in-One 32はある程度発色を抑えた作りになっていた。

もちろん、画質が悪いわけでは一切なく、
編集に適した発色でもありながら、視聴する場合には問題がなく
大画面で映像をしっかり楽しむことができる

※実際にmac book pro で premiere proでカラーグレーディングを行った映像をENVY All-in-One 32にて同プロジェクトを確認した際、当初色を乗せすぎたと感じる映像が、ENVY All-in-One 32ではナチュラルな色合いに感じるといった現象が起きた。

音質が良い

デンマークの老舗オーディオメーカー 「Bang & Olufsen」の2.1chサウンドシステムを搭載しているこちらのPC。

実際に編集作業をすると、
このスピーカーの性能と大画面の迫力映像に、単純に感動する。

4Kの映像はスマホだけでなく、このような大きさのモニターと高音質なスピーカーで本来楽しむものだと感じた。
※macbook15inc所有者の感想

ワイヤレスチャージ

本体台座に置くだけで、スマートフォンなどのデバイスをカンタンに充電できるので作業周りがすっきりする。実はかなり便利。

インターフェースが豊富

高速大容量データ転送や映像出力にも対応するThunderbolt 3 Type-C、HDMI入力端子も搭載しているのでノートPCの拡張ディスプレイにも利用可能できる。

HP QuickDrop


今回は試すことが出来なかったが、気になる機能が、ウィンドウズ界では初というHP QuickDrop。アプリをインストールすると、写真や動画などのデータを簡単に送れるという。スマホに保存したファイルをPCと同期して、例えばPCで制作したアウトプットをスマホ画面でどう表現されているか同時にチェックすることが出来るというから便利だ。やってみたい!
(ios or AndroidデバイスでappをDLすれば使用可能)

編集作業のサクサク度

このPCに関しては、デザインと画面サイズ、画像の美しさなどで、
素敵な部分は沢山あるが、実際の編集作業に関してはどうだろうか。

検証内容

今回は書き出し速度ではなく
premiere proにて実際に撮影クリップがどれだけ編集しやすいかどうか、

編集のスムーズさ=シーケンス内のクリップを選択から映像表示までの時間とし、
撮影フッテージの種類毎に時間を図り、それぞれテストを行った。
その理由としては、編集時にシーケンス内で撮影クリップの選択後の映像表示が遅いと撮影クリップの編集作業すべての動作において微妙な待機時間が発生してしまい、編集時に大きなストレスになってしまう為だ。

どれだけ編集後の映像の書き出し時間が早くても、
実作業がスムーズに編集できなくては仕方がない

尚、映像が表示されてから再生までの動作は
どの映像素材も大きな差はなくスムーズだった。

また、premiere編集時のプレビュー解像度は「高画質」と「1/4」 の2つで比べた。

今回テストした撮影フッテージ内容

編集のスムーズさの指標

クリップ選択後の表示時間
0.0-0.5 体感0秒 
0.0-1.0 映像のエフェクトによっては1秒ほど表示時間が発生するが、素材の表示時間はとてもスムーズ
0.3-1.5 映像のエフェクトによっては1.5秒ほど表示時間が発生する、
素材の表示時間は若干ブランクを感じるが編集可能。
0.5-2.0 編集可能だが、遅さを感じてくる
1.0-2.5 編集できるが、ストレスを感じる。

検証結果

①4:2:0 8bit
どの作業も快調

②4:2:2 10bit (H264)
多少重さは感じるが、編集は問題なく可能。レンダリングなしでも再生可能。

③RAW prores 12bit
4:2:0 8bitほどではないが快調。クロスディゾルブの際コマ落ちする程度。

まとめ

映像編集に十分対応できる事はもちろんだが
1つの映像閲覧のガジェットとして性能が高く
大画面・高音質で映像を楽しめる要素は非常に素晴らしい。

複数人で映像を確認する場合や、閲覧を楽しむ場合は勿論
高解像度(4k)と高画質(4:2:2 10bit や RAW)での撮影編集で
細かな部分を大画面で詳細に確認したい場合
などは是非活用してほしい。

改めて、「映像を観る楽しさ」も多いに感じさせてくれるPCだ。

コメントする

  • まだコメントはありません
Vook_editor

Vook編集部@Vook_editor

「映像クリエイターを無敵にする。」をビジョンとするVookの公式アカウント。映像制作のナレッジやTips、さまざまなクリエイターへのインタビューなどを発信しています。

Vook編集部さんの
他の記事をみる
記事特集一覧をみる