Trapcode particularなどがセットになった製品
MaxonのRed Giant製品の中でも、最も有名なのがTrapcode Suiteでしょう。
After Effectsでパーティクルや3Dを扱えるようになる11種類のプラグインをセットにした製品で、特にTrapcode Particularはパーティクルエフェクトをかんたんに追加できる製品として多くの方にご利用いただいています。
今回、それぞれのプラグインをご紹介したいと思います。
Trapcode Particular
Trapcode Particularは、雨や雪、炎、煙、モーショングラフィックスなどの3D パーティクルを作成できるプラグインです。特徴はなんといってもDesignerというエフェクトを作成するUIです。After Effectsのエフェクトタブでパラメータを編集もできますが、パラメータがズラッと並んでいるのでわかりにくいのと、プレビューに時間がかかります。しかし、Designerを使うことでパラメータのカテゴリごとに調整できます。さらに、豊富なプリセットが用意されており、プリセットをベースにエフェクトを作り上げることができます。
2020年11月にメジャーバージョンアップして、パーティクルから別のパーティクルが発生できるようになりました。
Trapcode Form
Formは、ベースとなる形状やテキスト、マスクに沿ってパーティクルを発生させ、それに対して影響を与えることができるプラグインです。Paticularとの違いは、Formはパーティクルは初期モーションの設定がないので、パーティクルがその場に留まるためホログラムやモニターグラフィックスのエフェクトに向いています。またグリッド表示も簡単にできます。
Trapcode 3D Stroke
名前の通り、ペンツールで描いたパスを3Dストロークとして描画させることができます。After Effects標準の線とは違い、先細りなどのパスに沿った太さの変更、複製、パスに沿ったグラデーションなど多彩な描画が行なえます。32-bitの色深度にも対応しています。
Trapcode Shine
Shineは、ボリュームライトの効果を作成するプラグインです。2Dへの適用だけでなく、3Dライトに対して効果を与えることもできます。
Trapcode Starglow
スターグローのフィルタを適用するAfter Effectsプラグインです。49種類のプリセットから選んだり、自由にカスタマイズすることもできます。
Trapcode Mir
MirはAfter Effectsで3Dモデルが扱えるようになるプラグインです。OBJファイルかCinema 4Dファイルをインポートして、テクスチャシェーディングやワイヤーフレームレンダリングできます。オブジェクトを複製・配列も可能です。
Trapcode Sound Keys
Sound Keysは、サウンドをビジュアライズ化するためのプラグインです。オーディオインジケーターやレベルメーターを作成できます。サウンドを使ったモーショングラフィックスや通信画面のモニターグラフィックスなどに使えます。
Trapcode Lux
Luxは、After Effectsのライトを強化するプラグインで、非常に美しい可視光線を追加します。さらに、通常3Dレイヤーにしか使えないライトを、2Dレイヤーにも適用できるようになります。
Trapcode Tao
プロシージャルな3Dジオメトリのストロークを生成できるモーショングラフィックスに最適なプラグインです。
Trapcode Echospace
レイヤーのオブジェクトを自由に複製・配列できるプラグインです。
Trapcode Horizon
360度のパノラマ画像を3D背景として扱うプラグインです。カメラが回り込むようなシーンの無限の背景として使うことができます。
このようにTrapcode Suiteには豊富なプラグインが収録されており、モーショングラフィックスからVFXまでいろいろな用途に使うことができます。
Trapcode Suite詳細
Maxon@maxonjapan
ドイツ バート・ホンブルクに本社を置くMaxon Computerは、Red Giant製品、Cinema 4DおよびRedshift、ZBrushの3Dソフトウェア製品の開発企業です。 その多数受賞歴のあるCinema 4DおよびRedshiftの3Dソフ...
コメントする