スカイリプレイスメント(曇り空を晴れの空に置き換える方法)(After Effects Tips)

せっかくの撮影の日が曇り空で残念な映像になってしまった。
明るく動画を撮ろうと思ったものの、感度を上げすぎて空が白飛びしてしまったなどなど。
こういった場合、編集の色補正でなんとかなる可能性はありますが、なかなかいいカメラでも使っていない限り、編集でいじれるほど色データが映像にあるかどうかわからないものです。

なので、いっそのこと空ごと差し替えちゃうなんていう方法の簡単なレクチャーです。

今回ご紹介するのは以下の動画の内容です。

0、用意するもの

空が微妙な映像と空が素敵な画像

空を変えたい映像は、手持ち撮影したような映像でも大丈夫です。
変えるきれいな空は画像(jpeg)で構いません。

1、背景画像の手ぶれをトラッキング

※固定で撮影している場合はこの工程は飛ばしても構いません。

元の映像の手ブレと同じ動きを画像にもさせることでトラッキングをしていきます。

  1. After Effectsを開き、元の動画と変更する画像を読み込みます。
  1. 「トラッカー→トラック」でトラックポイントを表示
  1. 〈位置〉トラックポイントをコントラストの強い位置に配置(トラッキングしやすくなります)
  1. もうひとつ〈回転〉トラックポイントを同じように配置
  1. 「レイヤー→新規→ヌルオブジェクト」でヌルオブジェクトを追加

    ヌルオブジェクトは、簡単に言うと複数のレイヤーに同じ動きをさせる「司令塔」的な役割のレイヤーです。
  1. 「トラッカー→ターゲットを設定」から、ヌルとリンクさせる
  1. 「トラッカー→再生ボタン」でトラッキング開始

    映像の動きを解析してトラッキングしてくれます。
  1. 「適用」ボタンを押す
  1. 空の画像とヌルをリンクさせる

これで、空の画像が映像と同じ動きをするようになりました!

2、既存の空を消す

  1. 映像の複製(あとで使います)
    複製した映像はとりあえず非表示にしておきます。
  1. 「エフェクト→キーイング→抽出」
  1. 「ホワイトポイント」を下げてざっと空を抜いていく
    画像によって、微調整をしていきます。
  1. 「ホワイトのやわらかさ」で調整していく
    境界の部分の調整をしていきます。空は抜け切れていなくても構いません。

3、綺麗な空の画像をはめる

  1. 画像をレイヤーの一番下にして、位置を調整

    空の画像をはめた状態です。このままでは抜け切れていない空に違和感が残ります。
  1. 再び「抽出」エフェクトで抜け切れていない空を消す

4、空以外の部分に元の映像を重ねる

映像によって、境界部分や空以外のハイライトで抜けてしまっている部分ができてしまうので、元の映像を重ねて戻していきます。

  1. 最初に複製しておいた元の映像の、空以外をペンツールでマスクアウト
  1. マスクの境界をぼかしていく
     
  1. 空の画像の境界にもマスクをかけ、地面との境界をぼかしていく

最後に、それぞれのホワイトバランスや露出を合わせて、違和感を少なくしていきます。

3クリップする
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