はじめに
皆さん、こんにちわ!!
初めて記事を書いたので、優しい目でみてほしいれんくんです。
今回は実際のMV映像をもとにDaVinci Resolveを使ったカラーグレーディングワークフローを2例ご紹介します。
僕の制作でDaVinci Resolveが無いと完結しないと言っても過言ではないです。
カラーグレーディングはやり方様々なので
今回は僕のワークフローという形でお伝えさせて頂きます。
ではやっていきましょう!!
使用カメラ設定(Panasonic GH5)
皆さんカラーグレーディングする際はLOG収録だ!ってよく聞きませんか?・・・はい。その通りです。w
今回はGH5を使用したので「V-Log L」で収録してます!
基本的にカラーグレーディングを前提とした場合、「Log」「RAW」の二択になってきます。
この違いは!?・・・となった方はこちらをみてください!
https://note.com/tcr_inc/n/n4db5be800b1c
今回の作例で使用した設定は
V-Log L / 3840x2160,59.94p / 420 /8bit /LongGop,150Mbps
実は8bitで収録しているのです。。恐怖。。
GH5の仕様上4Kで59.94pで収録をすると8bitまでなのです。
GH5でLog収録をする際の注意点があるので見ていきましょう!
V-Log L収録の際に気をつけていること
なので、皆さんもGH5 V-Log Lで収録する際はこの記事を思い出してください!
前置きが長くなりましたが、本題の方へいきましょう!
DaVinci Resolve カラーグレーディングワークフロー解説①
1作品目のテーマは「秋」でしたが
作品リリースの関係で撮影時期が9月頃で紅葉は無い時期でした。。
だったら秋に全て変えるしかない!
そしてロケ地へ到着し撮影した素材がこちらになります!
やはり、素材レベルでいうとかなり秋っぽくない色が入っています。
Green系やYellow,Redなど沢山のカラーがありますが、これを秋に寄せていきます!
紅葉のイメージは人それぞれです・・・が僕のイメージでは
見た瞬間に秋だと分かる様にグレーディングしようと思いました。
具体的には、
緑の葉っぱを秋のカラーに変える
秋は、暖色系の葉っぱが沢山生茂っているイメージだったので、
まず色相環をベースに色味の構成を練っていきます。
色相環
ベースは基本的にGreen系が強いので、Brown系に寄せましょう。
この際に 「スキントーン」が色転びしないように丁寧に作業します。
※カラーコレクションの作業は省いて解説
新しく作ったノードの名前を「Primary」と名付け触っていきます。
「ゲイン」でBrown系に色を振ります
こちらになります。
ではイメージの色に変えていきましょう。
こちらでも全体的に調整します
ここからの作業はカラーをハッキリさせてより秋に近づける作業になっていきます!
完成形がこちらになります!僕が思う秋にグレーディングできました!
DaVinci Resolve カラーグレーディングワークフロー解説②
この作品のミュージックビデオの一コマからグレーディング解説をします!
倉庫を貸し切っての撮影でしたのでライティングがやりやすかった。。
Blue系のドミナントカラーでトーンをまとめたいと思います。
※カラーコレクションの作業は省いて解説
各RGBチャンネル毎にプライマリーなどでカラーを調整します。
今回はBlue系のドミナントカラーでグレーディングするので、
RチャンネルはBlue系に振っていきます!!
ここから必要の無いカラーを削っていきます!!
した後に色相vs彩度でBlue系の彩度を削っていきドミナントカラーのトーンに寄せます。
ここから最終イメージに近づける為にグレーディングします!
次のノードで最後になります!
ここからウィンドウタブで四角形のマスクでビネットを作成します!
まとめ
今回はMVを例にカラーグレーディングをしてみました!
あくまでカラーグレーディングに正解はないです。
クライアントワークでは更に追い込むことも必須になると思います。
ですが、今この時代にDaVinci Resolveというソフトウェアがある限り
自分自身のクリエイティブを表現できる事は間違いないです。
皆さんが作りたいルックや頭の中にあるイメージを具現化し
最高の映像作品を制作していきましょう!!!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
Ren Takeuchi@Grove
Japan Kyoto 株式会社GLAS 映像ディレクター / DaVinci Resolve公認トレーナー TVCM, PROMOTION VIDEO,MUSIC VIDEO 様々な案件をディレクターで担当しております。 takeuchi@grove...
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