ネット上にはLogicの機能を紹介した記事はたくさんありますが、あまりそういうところで見かけない、ヘビーユーザー向けのテクニックをご紹介します。毎日使えるような凄技!まではいかないかもしれませんが、すでにある機能を応用したちょっとした小技のようなものだと思ってください。

他のトラックのMIDIノートを見ながら録音する

すでに録音してあるピアノのコード進行を見ながらメロディを録音したい、と思うことってありませんか?こういう場合に、Logicではすでにある音を表示させながら別トラックに新たに録音することは残念ながらできません。これを簡単に解決する方法が、「録音として取り込む」機能を使った方法です。

「録音として取り込む」機能とは:直前まで入力されていたMIDIデータを録音していなくても取り込むことができる機能。演奏したのに録音ボタンを押し忘れていた時などに便利。ショートカットは shift + R。

まずトラック1に録音してあるピアノの音をピアノロールやスコアで表示しておきます。そして「録音ボタン」を押さずにそのまま再生、メロディーを入れたいトラック2で演奏します。

上のスクリーンショットではわかりづらいかもしれませんが、トラック1のピアノの音を再生しながら2番目のトラックでメロディーを弾いています。終わったら再生をとめてshift+Rを押せば・・・

今弾いた音がトラック2に取り込まれました。普通に録音したのと何ら変わりはありませんが、好きなトラックを表示させながら録音できる点でとても便利です。

トラックの名前を連番で一括変更

これはマニュアルに載っていないテクニックなのですが、ミキサー・ウィンドウでトラックを複数選択し、選択した先頭のトラックの名前を数字で終わるように変更すると、選択したすべてのトラックが連番で変更されるようになっています。

たとえば、下のようにオグジュアリー・トラックにディレイを5つ挿していたとしますよね。一つ一つにディレイ1、ディレイ2・・・というふうに名前をつけるのは少し面倒です。

そこで、まず名前を変更したい全てのトラックを選択し、先頭のトラックに「ディレイ1」と入れます。(※このとき数字は半角にしてください。全角数字にはこの機能は対応していないようです。)

エンターを押すと・・・

一発で名前が連番に!数字の前の文字は何でもよいので、トラックの用途に合わせて色々と応用が利きます。

ファイルブラウザのデフォルトフォルダを変更する

別のLogicファイルからトラックをインポートしたりするのに便利な「ファイルブラウザ」の「すべてのファイル」タブ、デフォルトでは「ミュージック」フォルダ内にある「Logic」フォルダの中身を表示しているのですが、これを普段自分が使用しているフォルダに変更し、よく使うファイルにアクセスしやすくできます。

やり方はシンプルで、要するにこの「Logic」フォルダを自分の好きなフォルダに置き換えてしまえばいいわけです。ただ外付けドライブにファイルを保存しているなどはそう簡単にいきませんので、それを解決するためにエイリアスを使います。

まず表示させたいフォルダのエイリアスを作りましょう。今回は外付けドライブに保存されているフォルダを使います。

エイリアスを作成したら、名前を「Logic」に変更します。

「ミュージック」フォルダに行き、元からある「Logic」フォルダを別の場所に移す、もしくは削除し(中身のバックアップをお忘れ無く)代わりに先ほど作ったエイリアスを「Music」フォルダに移せば完了です。

Logicからファイルブラウザーをひらけば今新しく移したフォルダーの中身が表示されるようになっています。

フォルダではなくドライブのエイリアスを作る場合:ファインダーから command + shift + C で全てのドライブを表示させ、command + option を押しながらドライブを別の場所にドラッグすればそのドライブのエイリアスが作成されます。

エンバイロメントを使って自分だけのミキサーを作る

Logicデフォルトのミキサーでは、トラックの順番を入れ替えたり好きなトラックだけを表示させたりすることはできませんが、エンバイロメントのレイヤーをつかえばその問題も簡単に解決できます。

例えば私の場合、作曲しながら映画など映像にもともと入っている音声(セリフ)をいつでもミュート・ミュート解除して音楽とのバランスを見られるように、下のようにそのトラックのミキサーだけを常に表示させるようにしています。

やり方は、まず「ウィンドウ」メニューから「MIDIエンバイロメントを開く」を選びます。左上のレイヤーメニューから「レイヤーを作成」を選び新たにレイヤーを追加し、

「レイヤーの名前を変更」で好きな名前をつけます。

あとは、このレイヤーに既存の「ミキサー」レイヤーから好きなトラックを追加して行くだけです。「ミキサー」レイヤーに行き、新しいレイヤーに表示させたいトラックの名前の部分をクリックし選択します。トラックが白くハイライトされた状態でオプションキーを押しながら先ほどの新しいレイヤーに行けば・・・

選択したトラックが追加されました。このやり方で好きなトラックをいくらでも追加できます。

最後に、もしこのウィンドウを常に手前に表示させていつでもアクセスできるようにする場合、エンバイロメントウィンドウの「表示」メニューから「フレームなしのフローティングウィンドウ」を選べば、いらない情報が消えトラックだけが表示されます。サイズも好きに変更できるので余計な場所をとらずに済みます。

まとめ

いかがでしょうか。改めてみると非常にマニアックなテクニックばかりになってしまいましたが・・・毎日Logic Proを使って作業をしている方にはもしかしたら役に立つ情報があるかもしれません。何かご指摘等があればコメントもお待ちしています。エンバイロンメントは私もまだ使い始めたばかりなので今後新たな使い道が出てきたときにはまたご紹介したいと思います。

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    コメント

    • Hiroki Kamada
      こういう小技がわかると楽曲作りのソフトを学ぶモチベーションがガンっとあがるねー!良記事でした^^