みなさんこんにちは!
今回はよく聞かれるのでPremiere Proの推奨システムがどのくらいなのか?をお話ししたいと思います。パソコン選びのきっかけになると嬉しいです^^
Premiere Pro と メモリ
よく作業する机の広さに例えられるメモリです。
- 最小構成が8GB
- HDの推奨が16GB以上
- 4Kだと32GB以上
と言われています。ただこの最小構成の8GBはM1Macのユニファイドメモリは対象外という認識です。
Premiere Pro と CPU
CPUはたくさんの計算処理をしてくれる頭脳ですよね。最低でもIntel第6世代以上となってますが、現在(2021年5月)は第12世代まで進んでいるので最近購入された方はあまり気にしなくても要件は満たしていると思います。CPUは動画の再生などにも大きく影響してくるのでいいもの欲しいところです。。。
- Intel第6世代 = イメージとして6000番台以上のもの
Premiere Pro と GPU
グラフィックカードのこと。
GPUはAdobeのビデオ製品に欠かせないMercury Playback Engineと深く関わりがあります。この機能は簡単にいうと動画編集の中で一部の処理をGPUに任せることによって作業を高速化させるというものです。
WindowsにはCUDAがある
WindowsであればNVIDIAのCUDAテクノロジーなんかも使えます(MacだとMetalテクノロジー)。そのGPUの作業領域がVRAMで最低でも2GB、推奨は4GBになっています。ただ、VR編集する場合もっと多くのVRAMが必要なのでVR関連の編集をする方は注意しましょう。
GPUは処理いっぱいに使わない場合も
GPUは高性能になればなるほど恩恵があると思われがちですがそうでもありません。ある程度いくとあまり体感で早くなったと感じなくなることがあります。これはGPUの使用量が一定数のためです。もちろん複数同時に処理できる数が増えるのですがDaVinciResolveの世に費用対効果は良くないかもしれません。コストと相談しながら選んでいきましょう。
Premiere Pro とストレージ
アプリケーションや素材を保存する場所。
大体インストールに8GBほど必要ですが(インストール用の作業領域も必要)、そのストレージやドライブの空き容量が少ないと動作が不安定になる場合があります。個人的にはOS + アプリケーション類全てインストールしても300GB以上は残っていると安心だなと感じます。
ストレージは分けて
また、素材やキャッシュは別の専用ストレージをストレージを用意しましょう。ドライブ内に論理的にパーティション分けしても結局読み書きの帯域を食い合うのでお勧めしません。物理的に別れたドライブかストレージに高速に接続するのがお勧めです。SSDで200MB/sくらい出れば正直問題ないかなというのが印象です。
システムをアップグレードする時の優先は?
システムを買い換えるのではなくアップグレードする時の効率良い順番はこのようになります。
1. メモリ
1. GPU
1. ストレージ
1. CPU
の順番です。特にメモリが少ない方はメモリを増設するだけでも効果が出てきたりもするので検討してみましょう。また、余力があれば128GBまで上げるといいよと現在(2021年5月)の時点ではアドビさんも言っています。笑
メモリとコアの関係
CPUにはコア数という単位があります。このコアが存分にそれぞれ働くには作業領域であるメモリが用意されている必要があります。1コアあたり4GBほどのメモリが必要と言われているので8コアであれば32GBほど必要になってきます。この辺りも踏まえてCPUなどの選定を行いましょう。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回はPremiere Proのシステム要件のお話でした。皆さんの参考になれば幸いです。Vookさんのこちらの企画にも参加させていただきましたので気になる方はこちらも是非。
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ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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