はじめに

前回はAutopano Video Proのオススメ設定についてお話しました。今回はAutopano Gigaを使った、アドバンスレベルのスティッチの仕方を2回に分けて簡単にまとめたので是非読んでみてください。


参照:You-Tube Arnaud Frich

説明する内容は以下の通りです。今回は以下の3点を説明します。

  • 1つ1つのGo Proカメラの位置を調整する
  • コントロールポイントの検出
  • マーカーを打って、マスクを作成

次回の制作ノートでは以下についてを説明します。

  • カラーアンカーの設定
  • FUSIONの設定
  • ブレンドモードの設定

ステップ1: 各カメラ位置を調整する

Autopano Video Proを使ってスティッチした動画にグリッチ(映像のズレ)が見られるとします。このグリッチはカメラに近い被写体に対して起こる場合が多いです。これはソフトウェアが基本的に遠方にある風景からスティッチするためのコントロールポイントを優先的に見つけるようにプログラムされているからですが、これでは手前に見えているもの(VR体験中)がズレてしまいます。

こういった場合、背景に影響のあまり無い程度でなら、6つあるカメラ(Go Pro OMNIの場合)の中から、調整したいカメラを選び、スティッチし直すことが出来ます。メニューバーからMove Image Modeを選択し、Move設定からぱPictureを選択します。

Panoを選ぶと、Autopano Video Proと同じようにスティッチされた全体のイメージを動かすため、水平をとったり、正面を変更するのに使います。PictureをMove設定で選択すると、ビュアー上に、カメラ番号が現れます。この中から位置を変更したいカメラ番号をクリック&ドラッグするだけです。

ステップ2: スティッチポイントを検出し直す

二つ以上のカメラをスティッチする際、それぞれのカメラの重なり合う連結ポイントを見つける必要があります。この連結するためのジョイントポイントのことを、Autopano Gigaではコントロールポイントと言います。次にGo Pro OMNI Importerが自動で検出したスティッチのコントロールポイントとは違う箇所でコントロールポイントを検出したい場合、これをマニュアルですることが出来ます。メニューバーからコントロールポイントの検出・編集を選択します。

新しいポップアップが開きます。このポップアップメニュー上で、スティッチのコントロールポイントを検出したい二つのカメラを選択すると、その二つのカメラの映像がビュアーに表示されます。表示されたポップアップのメニューバーを見てみると以下のようになっています。

コントロールポイントがうまく検出されると緑に、検出されたコントロールポイントの精度が低い場合は、オレンジから赤に代わっていきます。うまく検出されると以下のようにオールグリーンになります。

ビュアーそれぞれの下にはカメラを右回り・左回りに回転させることが出来るアイコンがあります。これを使うと首を捻らなくても、コントロールポイントの検出が出来るようになります。

ステップ3: マーカーを使って優先するカメラを選択

次に紹介するツールはMarker for keeping/removing objectツールというものなのですが、これがかなり使えます。これは頻繁に使うのでマスターすると良いと思います。

まず最初にすることは、ビュアーの画面左下にある可愛らしいプレビューアイコンをクリックし、プレビューをオンにすることです。このボタンがオンになっていると、マーカーの効果がリアルタイムで見ることが出来るので、非常に効率的です。

ちなみにプレビューモードで見ると、以下のようにどの場所でスティッチされているかが一目瞭然です。

ここまで準備出来ると、次にマーカーを打っていきます。マーカーには緑のマーカーと赤いマーカーがあり、同じ色のマーカーにもシングルマーカーとスタックアップマーカーの2タイプがあります。シングルもスタックアップも使った印象はほぼ同じですが、基本的にはシングルマーカーを使えば問題ありません。

緑のマーカー(シングル):マーカーを入力した箇所が優先的にスティッチされた映像に残るように出来る

赤のマーカー(シングル):マーカーを入力した箇所を優先的にスティッチされた映像から取り除くことが出来る

これは実際にやってみるのが理解する上で一番早いです。と言っても説明した方が良いかと思うので、読んでみてください。

スティッチをしていると、どうしても上手くスティッチ出来ない箇所が出てきます。そういった場合、コントロールポイントの精度は低いですが、うまくスティッチされているように見せる必要が出てきます。こういった場合のスティッチラインを、緑と赤のマーカーを入力することで上手く誘導することが出来ます。つまり、繋がりがあまり良くない箇所に緑と赤のマーカーを使って、PCに「どちらのカメラの映像を優先的に使え」と指示することが出来るということです。これは非常に便利で、スティッチラインの両サイドどちらかのカメラの映像の方がパースペクティブ的に確実に良い場合があり、そういった場合に緑のマークを打つことで、「ここまではこちらのカメラの映像を優先的に使って、スティッチラインはこの緑の外側にすること」とPCに記憶させておくことが出来ます。

以上、Autopano Gigaについてのコツの最初の3つについて書きました。残りの3つについては次の制作ノートで説明します。

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