映画のプレミアってなに?

映画祭への出品方法は以前書きました。ここでは、映画のプレミアについて考えたいと思います。

映画のプレミアとは、映画祭や映画館で、はじめて上映されることです。プレミアが重要、とよく聞きます。でも、なぜ重要なのでしょうか? それをちょっとだけ知る機会がありましたので、書きたいと思います。

異論があるかもしれませんが、わたしは映画はショウビジネス(見せるためのもの)と思っています。映画史が、シネマカメラの発明よりも、その多くが一般の人々に映像を見せたとき、つまり、「上映」や「興行」からはじまっているからです。とはいえ、シネマカメラは映画の博物館に飾ってありますが…(映画の起源をかんがえると、いろいろ厄介なことになってきそうなので、先へすすみます。ちなみにシネマカメラからはじまる本もありますね)。話がそれそうです。プレミアについて、書きます。

いろんなプレミアがある

ニッポンコネクションというドイツ・フランクフルトで毎年行われている映画祭に、映画を出品する機会がありました。2016年のことです。そこで、アダム・トレルさんからレクチャーを受けてきました。

プレミアにはいろんな種類があることを。そして、せっかくのプレミアを、最大限に活かさなければいけないことを知りました。ちなみにどんなプレミアがあるのかというと…。

1、ワールドプレミア
2、インターナショナルプレミア
3、アジアプレミア
4、北米プレミア
5、(それぞれの国名の)プレミア

トレルさんによれば、1と2が、もっとも重要だそうです。1が初めての上映、2が制作国以外での上映です。映画祭は、1、2のプレミアを欲しがるそうです。「どんな映画祭に出すのか、よく戦略を練って出さなければいけない」。と、トレルさんはおっしゃっていました。1、2のターゲットを、大きな映画祭にすると、その後の展開もしやすいからではないでしょうか。

もっとも、なぜ大きな映画祭を目指す必要があるのか? を考えなければいけないのですが…。それは、またの機会に書きましょう。その後の展開、つまり国内興行につながるからでしょうか? 映画は興行なので「こける」可能性が必ずあります。では、富や名声のためでしょうか? わたしは、映画をつくって儲かっている方を、あまり知りません。というか、黒澤明監督ですら年収は数百万円ていどだったという話を聞いたことがあるくらいです(そうすると、トップクラスのビデオグラファーの方たちのほうが稼いでいる。という話になります)。

とはいえなぜ大きな映画祭を目指すのか。答えは、100人いれば100とおりの答えがかえってきそうです。たぶん、人それぞれだとおもいます。大きな海外映画祭に出品しても、結果的には興行につながらなかった。というのは、よくある話ではないでしょうか(マイナスばかりを言いたてるつもりはないのですが)。「1から10まで、慎重につくらないといけない」。身を引きしめて映画を制作しなければ、とわたしはかんがえました。

映画祭に応募するなら、プレミアを考えて出品した方が良いかと

結論は上記でした。映画祭への出品方法と合わせてご一読いただければ。

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