[インハウス動画制作にもおすすめ]HP ZBook Firefly 14 inch G8 Mobile WorkstationでAfter Effectsやってみた

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Sponsored by 株式会社 日本HP・インテル 株式会社
2021.07.30 (最終更新日: 2021.08.04)

はじめに

スマートフォンの普及やYouTubeユーザーの急増などをはじめ「動画」はかなり身近なものになりました。
動画の視聴媒体がテレビだけではなくなった今日、情報発信の手段の1つとしてビジネスにも「動画」はかかせない存在に。

そのため予算をかけたプロモーション映像とは別に動画コンテンツをスピーディーに発信していく必要が生まれ、動画制作を内製化、つまるところインハウス動画制作をされる方は増えてきている&動画制作ができる人の需要が増えていると感じます。

今回検証に使ったAfter Effects(正式名称を”Adobe After Effects”といいます)含め、アドビのソフトというと一部の人にはプロ向けと思われる方もいるかもしれませんが、動画編集を生業としない方々でも手軽に動画編集が可能なソフトとして多くの方が使われているものだということも予めお伝えさせていただきます!

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今はノートパソコン時代

最近のパソコンはデスクトップタイプでなくノートパソコンも多く選ばれるようになってきています。理由としてはスペックの向上があると思いますが、そういう私自身、ずっとMacBook Proしか使ってきませんでした。

正直Windows PCの使い勝手については未知の領域なのですが、今回はHPさんから実機をお借りすることができたので最近のノートパソコンの実力をレビューしてみたいと思います。

最新のインテルCPUを搭載したモバイルワークステーションの実力は?


今回お借りしたのはノートブック PC 向け第 11 世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載したHP ZBook Firefly 14 inch G8 Mobile Workstation。14inchのモバイルに属するマシンかと思っていたんですがワークステーションなんですね。
非常に驚きの結果になり驚いています。皆さんの参考になれば嬉しいです。

まずは、結論からお伝えすると、特に感じたのは以下3点です。

  • 4K編集やCGを使わない編集作業やアニメーション・モーショングラフィックス制作にもおすすめ
  • 軽さやインターフェイス含め、ハードウェアとしても優秀
  • 最新の第 11 世代インテル® Core™ i7 プロセッサーを搭載しているのにコスパがとても良い!

「これから映像を始めたい」「始めなければならない」方で、動画制作用のパソコンを探している方に特におすすめしたいです。詳しくお話していきます。
まずは、どんな用途で使うのがおすすめなのか、実際に検証と合わせてお伝えします。

4K編集やCGを使わない編集作業、アニメーション・モーショングラフィックス制作におすすめ!

お借りしてみて、カット編集など通常の編集作業やアニメーション、モーショングラフィックス(※)の制作について、全くストレスなくできそうな印象でした。
今回は、デジタル合成やモーショングラフィックス、タイトル制作などができるソフトとしてメジャーなソフトの1つ、After Effectsを使って検証していきます。

※モーショングラフィックスとは、ロゴ、テキスト、イラストなどに動きや音を加えた動画のこと。

実際に作業に耐えうるのか検証

After Effectsは、モーショングラフィックなどの制作には欠かせないものになっていますが、まずは、この実機がAfter Effects作業などに耐えうるのかを検証していきたいと思います。

<検証目的>
* 日常仕様に適しているか?
* 処理動作はどうか?

それでは検証していきます。

検証素材


今回はこのようなモーショングラフィックスを作ってみました。
素材はIllustratorで作成。モーションはAfter Effectsです。
実際にデザイン周りをIllustratorで行うことも多いのでAiファイルをAfter Effectsに読み込んで作業しています。

Illustrator作業


各オブジェクトを作成してAfter Effectsでモーションを動かすようにレイヤー分けしました。こういったデザインを作るときに動作が重いとストレスが溜まるところです。
しかし、実際に触ってみてもオブジェクトが多くなっても動作は変わらず快適に作業ができました

複数のオブジェクトを対象にした作業


オブジェクトはどうしても多くなりがちですが、複数のパスを選択して作業をしてもストレスを感じることはなかったです。
パスが増えてくると重くなりがちなので覚悟をしていましたが、メモリ不足に陥ることもなく作業は終了しました。第11世代インテル® Core™ i7 プロセッサーのパワーはすごいの一言。

<気になった点>
今回はなぜかGPUパフォーマンスに切り替えられませんでした。出たばかりの世代なのも、あるのかもしれません。
ドライバー待ちといったところだと思います。

After Effects作業


処理が重いで有名なAfter Effects。今回はかなりエフェクトなども重ねたり、テクスチャも追加してみました。
また3D処理も若干行っているので、処理が重めな印象のAEP(※AfterEffectsプロジェクトデータのこと)になってしまいましたが、普段私が使っているMacBook Proと比較しつつ、実際はどうだったかまとめてみました。

キーフレーム


アニメーションに欠かせないキーフレーム作業。
ポチポチと大量のキーフレームを作っては調整が続くので、ここの作業もストレスなくやりたいものです。今回も大量にキーフレームは作成しましたが、間隔の調整、グラフエディターの操作など全く問題なく使用できました

テクスチャ


今回は質感を加えるためにテクスチャを使用しました。4Kサイズのものをエクスプレッションを使ってアニメーションさせ、質感調整のエフェクトを追加し描画モードを変更。
大きなサイズだとすぐにメモリが足りなくなりますが、今回はそういった状況も発生しませんでした
5秒くらいのコンポでしたが、重いときは重いのでキャッシュ時間は覚悟していましたが、正直これも杞憂に終わりました。

エフェクト


ドロップシャドウ、ラフエッジ、グリッドなどエフェクトを必要なレイヤーに追加しましたが、これも動作が極端に重くなることはありませんでした。エコーなどを追加すると流石に重くなりましたが、これは、MacBook Proも重いので普段使いと変わらない感じです。

3D環境での作業

今回は、パソコンのオブジェクトに立体感をつける必要があったので、Aiデータをシェイプに一部変換してCINEMA 4Dレンダラーに切り替えシェイプとして押し出しました。
After Effectsは3D作業をするとキャッシュ処理が極端に重くなります。今回はそれに加えテクスチャを加えているので、より重くなります。
しかし、普段MacBook Proで作業している感覚で実際に動かしてみると全くストレスありませんでした。これはCPUのクロック数(※)が影響していると感じます。

※クロック周波数とも呼ばれ、CPUが処理を行う際に発する信号を扱う速さでのこと。「Hz(ヘルツ)」という単位で表されます。この数値が高いと、同じ時間内により多くの処理を行うことが可能。

再生キャッシュ(※)


今回は普段使いのMacBook Proと比較してみました。
結果はMacBook Proよりも快適に動いてしまいました。。。

これはかなりの衝撃。

内部のストレージも高速なのかもしれません。体感で1.5倍ほどMacBook Proよりも早い結果が出ました。キャッシュ中は4GHz前後のクロックを保っていました。ここまで出ればまた問題ありません。After Effectsは特にクロック数が重要なので恩恵がありそうです。

※再生キャッシュとは、タイムラインを再生するときの方法の1つ。実際の速度に近い状態で再生可能。

レンダリング(※1)

最終的にコンポをアニメーションに書き出してみました。
ここは5秒のコンプが1分30秒程度。この辺りは許容範囲のレベル。コーヒータイムにもちょうど良い感じです(笑)

今回はレンダーキューから書き出しましたが、Media Encoderを使うとインテル® クイック・シンク・ビデオ(※2)が使用できるので高速になる可能性はあります。

※1After Effects以外でも再生できるムービーファイルを作成し、作品を公開するためのプロセスのこと。
※2専用メディア処理機能により、デコーディング / エンコーディングを高速化できるビデオエンコード・デコード技術のこと。

<文中に出てきた使用中のMacBook Proスペック>
MacBook Pro (16-inch, 2019)
-プロセッサー:2.40GHz 8コアインテル(R) Core(TM) i9 プロセッサー
-メモリ:64 GB 2667 MHz DDR4
-グラフィックス:AMD Radeon Pro 5500M 8 GB

軽さやインターフェイス含め、ハードウェアとしても優秀


<インターフェース>
* HDMI2.0 x 1
* USB Type-Cポート×2(Thunderbolt4)
* USB 3.1 Gen1ポート×1 、USB 3.1 Gen1ポート(チャージ機能付き)×1
* マイク入力/ヘッドフォン出力コンボポート ×1
* スマートカードリーダー×1(PC/SC対応、ISO7816準拠)


HDMI2.0が標準ポートとしてついているのは嬉しいです。外部ストレージも最近はType-cに移行してきているので2ポートあるのは助かると感じました。もちろん転送速度も大事な要素なのでTB4になると、よりAfter Effectsの場合ディスクキャッシュが高速になるのでプラスポイントです。

重量

このモデルの重量が1.4kg。サイズ的にも重量的にもどこにでも持ち運べるし、体に負担がかからなそうな雰囲気です。残念ながらこのリモートワークで移動は少ないですが、それでもいつでも持ち運べるメリットは大きいです。
省電力下のおかげでバッテリーも非常に小さく嬉しいポイント!

スピーカー品質

実際に使ってみてわかったのがスピーカーの性能が良いことです。かなりクリアに聴こえ、こもった感じが一切しません(個人の感想)。メインPCとして使って問題がないとも思う、というのが個人的な感想です。

ディスプレイ



14inchで持ち運びには最適。嬉しかったのが非光沢だったことです。光沢があるディスプレイはふっとした瞬間に歯を食いしばって仕事している自分が映り込むので、絶望することもしばしば。

という冗談は置いておいて長時間作業する場合、非光沢の方が目のストレスが緩和されるので助かるのです。自宅での作業はセカンドディスプレイにつなげて作業するのがおすすめです。

画面サイズが気になる方へ


コンパクトなので物理的なディスプレイサイズは流石に多少小さく感じますが、在宅リモートの場合ディスプレイに繋げて運用するので全く問題はありません。
端子もType-c接続とHDMIの選択肢もあるのでフレキシブルに使用できます。テレビなどに繋げる場合にHDMI to HDMIで接続できるのでこの部分も好印象です。

CPU

今回お借りしたモデルに搭載されているインテル® Core™ i7-1185G7 プロセッサーは最大クロック数が4.80GHzまで上がるのでHDはもちろんの事、4K作業もある程度はいける印象
また、アドビのソフトはクロック数の影響が大きいので、レンダリングパフォーマンスにも恩恵があると思いました!長すぎるコーヒータイムの可能性はなさそうです(笑)

メモリ

今回は32GBを使用。普段のMacBook Proは64GBで作業していますが全くストレスは感じませんでした。1コアごとに4GBほどのメモリが推奨されるAfter Effectsですが全く極端な遅延など発生しませんでした。

Webカメラ

このモデルはWebカメラを物理的に閉じるスライダーが付属しています。リモートのミーティングが一般化した現在、不慮の事故を守るためにも面白い機能だなと思いました。もう付箋で隠さなくて良い(笑)

コスパがとても良い!

今回お借りしたHP ZBook Firefly 14 inch G8 Mobile WorkstationのスタンダードPlusモデルは、最新の第 11 世代インテル® Core™ i7プロセッサーを搭載したうえで、22万円(税込)~とやさしいお値段設定に驚きました。普段私が使っているMacBook Proと比べても、お手頃に感じました!

価格帯からもインハウス系のオールインワンに最適かもですね。
デザイナーさんでこれから動画をやるって方にもおすすめかもです

使ってみたまとめ

今回、色々と検証をしてみましたが、全体的に満足するスペックと言っていいと思います。
しかもこれが持ち運び可能なノートパソコン。かなりのコスパではないかなと感じます。そして、MacBook Pro使いとしてはここまで性能が良いのかとびっくりしたというのが本音でした。

改めてですが、お借りしてみて感じたことはこの3点です。
1. 通常の編集作業やアニメーション・モーショングラフィックス制作に使える!
1. ハードウェアとしても優秀
1. かなりのコストパフォーマンス

これから動画を始められる方にはオールインワンのパソコンとして十分に使っていただけると思いました。

■HP ZBook Firefly 14 inch G8 Mobile Workstation の詳細はこちらから
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yamadai

ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai

映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...

ヤマダイ @ymrun_jpさんの
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