DaVinci Resolve 14でのサウンドデザインのすすめ(2)

前回の記事では、制作において映像と音声の別収録が良いことと、その結果ポストプロダクションで必要になる映像と音声のシンク作業について、DaVinci Resolve 14が他のソフトウェアよりも効率的でシンプルなソリューションを提供していることについてまとめました。

今回は映像の編集作業の中の一つである、サウンドデザインについて考えます。この作業についてもDaVinci Resolve 14は、他のソフトウェアよりも制作スタッフの望む機能を搭載していると思います。

まずサウンドデザインのステップですが、基本的には以下のようになると思います。

  1. 編集された映像を見て、サウンドエフェクトが欲しい部分を探す
  2. その部分に合ったサウンドエフェクトを探す
  3. サウンドエフェクトを編集ソフトに取り込む
  4. 取り込んだ素材を整理する
  5. 編集に組み込む

今回の記事はステップ(2)と(4)についてです。(5)の編集に組み込む、については次回の記事でまとめます。

サウンドエフェクトを効率的に探す

編集に使いたい効果音を探したいとき、皆さんはどうされていますか?編集を生業にされている方は、地道に自分のサウンドエフェクトのライブラリHDDを作っているかもしれません。知人のサウンドエディターは、サウンドエフェクトだけで4TBのハードドライブを使っていました。膨大なサウンドエフェクトの量です。ここまでくると、サウンドエフェクトのライブラリHDDをメタデータでサーチするための管理ソフトウェアが必要になります。

他にも、例えばSoundlyやProSoundEffectsなどのサービスは、本格的にサウンドデザインを仕事にされる方には絶対必要なサービスだと思います。ほかにも似たソフトはありますが、この二つは最近スタートアップとして成長している良い会社だと思います。


参照:ProSoundEffect


参照:Soundly

とはいえサウンドデザインを頻繁にされない場合は、自分のサウンドエフェクトのライブラリを持っていたとしても4TBサイズの膨大なサウンドエフェクトは無いはずです。そういう方にはDaVinci Resolve 14のメディアストレージ機能は非常に便利です。

取り込んでいないSFXも、DaVinci Resolve上で聴くことが出来る。

実際にMACでもWINDOWSでも、サウンドエフェクトを探すときにはFINDERやFILE EXPLORERを使って、欲しいサウンドエフェクトを探す人が多いかと思います。でもこの探し方は非常に非効率的で、時間もかかるし、イチイチ編集ソフトから離れての作業になるので比較的に面倒です。

DaVinci Resolveのメディアページ左上には、メディアストレージというタブがあります。DaVinciに搭載されたMACのFINDERの様な感じです。DaVinci Resolveのメディアストレージ上でサウンドエフェクトが入ったフォルダーを開き、その場で簡単にプレビュー出来るのです。 これはファイルを実際に取り込む以前にプレビュー出来るので非常に便利です。

右隣のビュアーで再生されているオーディオのウェーブフォームを見ることが出来ます。音楽ファイルなども再生出来るように、一番上には常にオーディオファイル全体が表示されていて、マウスを使ってタイムラインバーを移動させることが出来ます。

そしてメディアストレージには、サーチ機能がついています。 指定したフォルダの中だけをサーチすることが出来る上に、サーチする項目を「名前(ファイル名)」「解像度」「変更日」「フィルムクリップ」で変更することが出来ます。サウンドエフェクトをサーチする際に、ファイル名を効果音の種類別に分けておくと、簡単に必要な効果音だけを見つけることが出来ます。

メディアストレージ上で見つけた必要な効果音だけを、そのままクリック&ドラッグでマスタービンに取り込むことが出来るのです。 これはソフトウェアを一切離れること無く、必要なすべてのポストプロダクションの作業を行うことが出来るDaVinci Resolveらしい機能だと思います。

サウンドエフェクトを全てまとめて一か所に保管し続けていくことで使いこなれた自分専用のサウンドエフェクトライブラリを作ることが出来ます。毎回同じストレージに保管されたサウンドエフェクトをメディアストレージを使って使用し続けることで、DaVinci上での音声編集作業が各段に早くなると思います。非常に便利なので是非使ってみてください。

取り込んだサウンドエフェクトを整理する

次にメディアストレージで見つけたサウンドエフェクトを、マスタービンに取り込んだ後の整理について考えます。スマートビンという機能がDaVinci Resolveには搭載されていて、非常に便利です。

ビンリストのスマートビン枠内で右クリックして「スマートビンを追加」を選択すると上の様なポップアップメニューが表示されます。例えばスマートビンの設定を「FormatにWavを含む」などにすると、自動的にオーディオファイルだけのフォルダを作成することが出来ます。他にもファイル名に撮影した日にちを入れておいて、追加で「ファイル名に撮影日(実際の日にち)を含む」などを加えると、撮影日に限定されたオーディオファイルだけをまとめたビンをマスタービンとは別で作っておくことが出来ます。

例えばサウンドエフェクトを大量に取り込んでの作業の場合、いくつものフォルダーをマスタービンの中に作成すると何度もクリックしてファイルを探さないといけません。では無く、オーディオファイルのスマートビンを作っておいて、探したいサウンドエフェクトのファイル名をスマートビンの検索絞り込みでサーチバーの様に使うことで簡単に見つけることが出来ます。これはマスタービンには一切影響を与えないので、必要以上にフォルダーを作らないで済み、非常に便利だと思います。効果音はまとめて一つのフォルダに入れておくとマスタービンはすっきりします。

これはファイル数が多くなればなるほど、便利なツールなので慣れておくと大きなプロジェクトを引き受けた際にも、簡単にファイルの整理をすることが出来ます。

最後に

一通り読むとお分かりいただけるかと思いますが、DaVinciResolveを使ってサウンドデザインする際もそうでない場合も、サウンドエフェクトのファイル名自体を出来る限り具体的にしておくことが、全体的な作業を楽にするコツです。

実際にサウンドエフェクトはパッケージで売られているものがいくつもあります。それらは一度購入すると無制限に使用することが可能だし、たいていの場合はファイル名がキチンとつけられているので、自分のサウンドエフェクトマスターHDD(もしくはSSD)を作る際にはとても役にたつと思いますよ!

以下いくつか紹介しておきます。

SoundBits (リンク)


参照:SoundBits

WAVE BRIGADE (リンク)


参照:WAVE BRIGADE

ROYALTY FREE SOUND EFFECT 3000 (リンク)


参照:ROYALTY FREE SOUND EFFECT 3000 (リンク)

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