Macユーザーも気になる、マウスコンピューターのプロフェッショナルPCという選択肢 「DAIV X10-A5」

Sponsored by 株式会社マウスコンピューター
2021.07.30 (最終更新日: 2022.08.31)

プロの映像クリエイターのインタビューをもとに、そのナレッジやノウハウを紹介していく「Cutters Point」。

第8回目は特別編として、NVIDIAの新しいグラフィックスカードNVIDIA RTX A5000を搭載したDAIVのハイエンドデスクトップ 「DAIV X10-A5」を、映像クリエイターのタカザワカズヒト氏にすみずみまでレビューしていただきました!

Macユーザーのタカザワ氏をうならせたDAIV渾身のプロフェッショナルPCの性能とはいかほどか。Mac との比較にも注目です!

レビュアー:タカザワカズヒト
https://photoslack.com

東京写真学園プロカメラマンコース研修科卒業。出版社のインハウスフォトグラファーを経て独立。デジタルフィルムカメラを使用した映像制作を行なう。監督した短編ドキュメンタリー「おだやか家 ODAYAKA-YA」(2016)、「おぶせびと」(2017)が2年連続で海外の映画祭で複数のWINNERを獲得。ハリウッドとロサンゼルスのレッドカーペットに正式招待された。シブヤ大学講師。

Windowsマシンがやって来た

人生で初めて手に入れたPCは今から25年ほど前のPower Macintosh 7500というモデルで、それ以来グラフィックデザインから写真、映像制作とクリエイティブ畑を歩いてきたこともあって、洗練されたデザインや直感的な操作が好きでずっとMacを使ってきました。

基本的にWindowsマシンという選択肢が自分の中にはなく、買い換え時も迷うことなく、その時のMacの最新モデルを選んできました。

そんな僕のところにマウスコンピューターのプロフェッショナルPC「DAIV X10-A5」がレビューのためにやってきました。こんな機会でもなければ試すことはなかったであろうWindowsマシンです。

DAIV X10-A5製品情報

DAIV X10-A5のデザイン

機材オタクとしては見た目も気になってしまいますので、デザインからチェックしていきたいと思います。iMacのシルバーの筐体を見慣れているユーザーとしては新鮮なブラックの筐体です。

▼外観

前面パネルのカバーは外すことができ、各種ドライブ、カードリーダー等の拡張が可能です。

▼前面パネルを外した状態

側面には「DAIV DYNAMIC APPROACH IMAGERY OF VISUAL」という文字がさり気なく浮かびます。

▼側面のロゴ

前面パネルの上部には、

  • マイク端子
  • ヘッドホン端子
  • USB3.0 Type-A(常時給電)x 2
  • 電源ボタン

が並びます。電源ボタンはオーディオ機器に見られるようなデザインでカチッと音がするまで時計方向に回します。節度感のあるタッチで起動時の気分も上がります。iMacのUSB端子などはすべて背面なので、やはりUSB端子が前面にあると撮影データのコピー時などは便利です。

▼前面パネルの端子

本体背面上段には

  • キーボード/マウス端子(Mini DIN 6ピン)
  • USB2.0 Type-A x 4
  • USB3.0 Type-A x 4
  • USB3.1 Type-C x 1
  • USB3.1 Type-A x 1
  • ネットワーク端子
  • マイク入力 x 1
  • ライン入力 x 1
  • ライン出力 x 1
  • リアスピーカー x 1
  • センター・サブウーファー x 1
  • S/PDIF端子

が並びます。

▼背面上段のインタフェース

本体背面中段には、

  • DisplayPort × 4
  • Thunderbolt 3 Type-C x 2

が並びます。

▼背面中段のインタフェース

これだけの種類と数のインターフェースがあれば困ることはないと思います。あと、地味に良いな、と思ったのは本体背面側の脚にあるキャスターです。普段は動きませんが、前面のグリップを持ち上げた時にだけ可動するギミックになっていて、約11.5kgの重量があるPCをスムーズに移動することができます。

▼キャスター

余談になりますが、僕は車を趣味にしていまして、エンジンと同様の冷却システムである水冷式というのも上がるポイントです。PC内部は高温になり通風孔からは熱風が出てくるのが普通ですが、水冷式「DAIV X10-A5」の通風孔からはヒンヤリとした風が出てきます。水冷式PC、一気に興味が湧いてきました。

DAIV X10-A5のスペックと価格

現在使用しているiMac 27インチと比較しながら「DAIV X10-A5」の主なスペックをご紹介します。

比較対象のiMacが2017年モデルで若干古いのですが、特筆すべきなのは「DAIV X10-A5」のグラフィックス性能です。「NVIDIA RTX A5000」というグラフィックスカードを搭載していて、VRAMが24GBと大容量です。iMacと比較して3倍の容量を誇ります。どれだけ速いのか興味津々です。

「NVIDIA RTX A5000」は、GPUアーキテクチャを「Turing」から「Ampere」に移行し、デスクトップで複雑な3Dのコンピューター支援設計とコンピューター支援エンジニアリングなどに必要とされる演算性能、リアルタイムレイトレーシング処理性能、機械学習の処理速度が向上しているそうです。

NVIDIA RTX A5000製品情報

次に、現行のMac Proを「DAIV X10-A5」と同等のスペックになるようにカスタマイズした場合の金額を比べてみました。厳密に全く同じスペックにはならなかったので参考程度にご覧ください。数値的には「DAIV X10-A5」のほうがすべての項目で上回っていますが、価格はだいぶ割安感があります。

ここまで価格差があるとちょっと考えてしまいます。差額で結構いいレンズが、あるいはリファレンスモニターが買えます。

DaVinci Resolve Studio 17での検証

それではDaVinci Resolve Studio 17を実際に使用して検証してみたいと思います。本来なら現行Mac Proとの比較でないと釣り合わないほどのハイスペックですが、今回は「iMac (Retina 5K, 27-inch, 2017)」との比較になります。

ちょうどポートフォリオの制作中でBMPCC4KのBRAWで撮影した4Kデータのグレーディングと編集をしているので、60秒のトレーラーを使って検証してみます。

▼トレーラーの1シーン

検証に際し2台のマシンの条件を合わせるためにMac/Win互換のexFAT形式でフォーマットした「サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD」にクリップや音源を格納し、USB3.1で接続してグレーディングやタイムラインの再生とエンコードをしてみます。

▼サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD

タイムラインの尺は60秒でクリップによっては、

  • スタビライザー
  • OpenFX
  • 空間的ノイズ除去

のを設定しているので、Micro Panelのノブを回して、輝度やコントラストのパラメータを調整しようにもリニアには反応せずタイムラグがあります。
対処法としてはOpenFXのノードなどを一時的にDISABLE(無効)にしていますが、「NVIDIA RTX A5000」を搭載し24GBのVRAMを誇る「DAIV X10-A5」ならリニアに反応してくれるのでしょうか。

▼カラーページ

検証ではエフェクト追加時のパラメータの反応のリニアさの他に、

  • エディットページのデコード再生時のコマ落ちの有無
  • デリバーページのエンコード時間

も比較してみたいと思います。

[デコード時の条件]

  • タイムライン解像度:3840 x 2160
  • デコード品質:フル解像度、1/2解像度
  • 最適化/プロキシメディアは使用しない

[エンコード時の条件]

  • フォーマット:MP4
  • コーデック:H.264
  • 解像度:3840 x 2160
  • 最高品質でディベイヤー
  • オーディオコーデック:AAC
  • ビットレート:320Kb/s固定
  • サンプルレート:48kHz
  • ビット深度:24bit

▼エディットページ

▼デリバーページ

それでは始めてみたいと思います。DaVinci Resolve Sutido 17以外のアプリケーションは終了してテストしました。

まず空間的ノイズ除去を適用しているクリップに対してMicro Panelのコントロールノブを回してリフト・ガンマ・ゲインのYチャンネルの調整をしてみました。

結果、24GBのVRAMを搭載した「DAIV X10-A5」をもってしても空間的ノイズ除去は負荷が大きいようで、残念ながらノブの操作に対してプレビュー結果はリニアに表示されず、iMacよりは少ないながらもタイムラグがありました。これはデコード品質を1/2解像度にしても変化はありませんでした。

▼MIcro Panelのコントロールノブ

次に、エディットページでのタイムラインのデコード再生です。空間的ノイズ除去を適用したクリップに差し掛かった瞬間に、iMacではフル解像度は当然のこと、1/2解像度でもコマ落ちが激しく、BGMも途切れ途切れになってしまい、まともに再生できません。

「DAIV X10-A5」ではフル解像度ではさすがにコマ落ちが発生しましたが、BGMの途切れはなく、驚くことに1/2解像度ではコマ落ちもなくスムーズに再生できました。3倍のVRAM容量の実力を実感しました。

最後にエンコードをしてみました。UHD、24fps、60秒のタイムラインをMP4に書き出します。驚愕のスピードを計測できました。タイムラインの尺の約半分の36秒でエンコードできました。iMacの約1/3の時間です。VRAMの容量が3倍なのでエンコード速度もほぼ3倍になりました。

検証結果をまとめた表が以下になります。

「DAIV X10-A5」という選択肢

DaVinci Resolve Stuido 17を実際に使用して「DAIV X10-A5」の実力を検証してみました。正直ここまで差が出るとは思っていなかったので驚きました。グレーディングや映像編集のPCとして、これからはWindowsマシンという選択肢もありかも、という感想です。

特にMac/Winのこだわりがなく、とにかく高性能でコストパフォーマンスの良いマシンを探している方は、マウスコンピューターの「DAIV」ブランドのPCを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

購入時はCPUやメモリなどのカスタマイズも可能で、例えば今回検証した「DAIV X10-A5」では、最大128GBのメモリや最大8TBのセカンドストレージも追加可能です。自分の予算や用途に合った1台に仕上げる楽しさも、BTOの魅力です。

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