これからの時代はモーショングラフィックス!映像制作市場の今と未来を徹底解説

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Sponsored by 株式会社マウスコンピューター
2021.08.30 (最終更新日: 2023.03.20)


プロの映像クリエイターのインタビューをもとに、そのナレッジやノウハウを紹介していく「Cutters Point」。第10回目は特別企画として、Vook・岡本俊太郎とマウスコンピューターマウスコンピューター DAIVマーケティング担当(以下マウス)による対談の模様をお届けします。

対談テーマは、「映像制作市場の今と未来」。

映像クリエイターの成長を支援するVookと、クリエイターのためのPC「DAIV」を展開するマウスコンピューター、それぞれの立場から映像制作市場の現在やトレンドについて語りました。

株式会社Vook 代表取締役 CEO 岡本俊太郎
1988年生まれ。上智大学経済学部卒業。大学在学時代、学生団体『adoir(アドワール)』を立ち上げ、映像コンテスト『学生CM甲子園』を主宰。2016年に映像Tipsサイト『Vook』(ヴック)を立ち上げる。

映像クリエイターの裾野が広がり、PCの必要性が高まる

マウス:今回、岡本さんとお話しするテーマは「映像制作市場の今と未来」ですが、まずは現在の市場についてどのように見ているのか、お聞きしたいと思います。

岡本:2015年頃が「動画元年」と言われていますが、それ以来、市場規模はものすごい勢いで伸びていますね。オンライン動画広告はもちろん、企業紹介やリクルーティング関連の動画制作も増えていますし、YouTubeに関わる企業も多くなりました。

一方、映像制作者に関しては、VloggerやYouTuberなど趣味層の裾野が広がっていると感じています。加えて、AfterEffectなどを駆使するモーショングラフィクスの領域も伸びてきていますね。

Vookでは今年の6月に「モーションモンスター」というモーショングラフィックスのオンラインイベントを開催したのですが、4万人規模のイベントとなりました。また、CGについても、BlenderやCinema4Dが出てきて、このあたりが次は伸びていくと予想しています。

マウス:以前はPCのスペックが足りず、簡単な作業しか出来なかったのですが、徐々にスペックが追いついてきた印象がありますよね。最近になってようやく、PCが「やりたいことを実現できるツール」になったかなと感じています。

クリエイターという垣根を越えて、自由に3DCGや8K、12Kクラスの映像編集をする人が増えたのも嬉しいです。SNSが火付け役になった部分がありますし、ネット環境が整備されたのも大きな要因ですね。

岡本:デバイスが手元に1台あるのも大きいですね。ガラケーに比べ、スマホの画質は圧倒的に良いですし、データの通信制限もなくなってきました。思う存分、YouTubeを観ることができ、大きな時代の変化を感じています。

マウス:スマホで撮影した動画を格好よく、綺麗に見せたいというニーズが急激に増えてきて、「次はPCが必要だよね」っていう段階にきていると感じます。

岡本:そうですね。最近では、子供が生まれたタイミングで新しくカメラを買って、家族のために映像を作ってみたい方だとか、一般の人でも本格的に動画制作を始める人が増えています。

それに、働き方の変化も影響していると思います。PCのGPU・CPUが上がることで、個人でできることがかなり広がりますし、実際にフリーランスの映像クリエイターがとても増えていますね。

PCにしろ、カメラにしろ、スペックが良くなっていくとプロへのエントリーが増えていくので、映像を生業にする人が結果的に増えていますね。

重要性を増していく、モーショングラフィックス

マウス最近注目のコンテンツだと、やはりモーショングラフィックス関連ですか?

岡本:そうですね。モーショングラフィックスは実は幅が広くて、映画の中にもあるし、広告の中にもあるんです。使うことで映像がリッチになるし、モーショングラフィックス単体でも色々成り立つ時代なので、注目しています。

例えば、CIのロゴ。今までのロゴは静止画で、動くものではありませんでした。でも、ある企業ではモーショングラフィックスを取り入れて、動く前提でロゴを制作している事例もあります。

これからの時代はモーショングラフィックスをベースにデザインを考えていくことが大切になると思います。モーショングラフィックスの中に企業のストーリーを入れていくような表現も増えていくのではないでしょうか。

マウスモーショングラフィックスって見る者を惹き付ける、ワクワクする映像技法ですよね。

岡本:そうなんですよね。モーショングラフィックスは使う場所がどんどん増えていくと思いますし、説明動画などにも相性が良いです。平面のモーショングラフィックスと立体のCGを組み合わせた映像は、今後トレンドになるかなと思っています。

シリーズ最軽量で拡張性の高い「DAIV 4P」

マウス:DAIVについて率直な印象ってどうでしょう?

岡本:マウスコンピューターさんが展開する「DAIV」は、クリエイター目線で製品を立ち上げたブランドですよね。今、ちょうど私の手元にあるのが「DAIV 4P」という最新モデルですけど、メモリが64 GBまでとOKという拡張性がありつつ軽さを維持しているのが特徴ということですが……、お、持ってみたらほんとに軽いんですね!

SDカード入ったり、HDMI、USB、TypeCと、絶対必要になってくるだろうなみたいなものが全部ちゃんと付いてきて、これはかなり便利ですね!

マウスクリエイター向けのDAIVブランドの中で最軽量で、重さは1㎏を切りました。それでもしっかり液晶パネルも色域や色の再現性にこだわっていますし、ストレージの速さも注目で、高精細・高画質な映像データ保存もとても速いんです。

岡本グラフィックスに必要なメモリを自動で割り当ててくれて、最大で搭載メモリの半分なんですよね。だから32GBまで使えるメモリがあれば、16GB程度のグラフィックスメモリが使えて、64GBまで搭載すれば32GB分になるってことで、その時に合わせて柔軟に使い分けてくれるのが心強いですね。ちゃんとメモリを増設した状態であれば、DaVinciも全然大丈夫そうですね。

「Cutters Point」への想い

岡本映像クリエイターにとって、動画編集はみんなが通る道かなと思っていて。編集は困ることがたくさんありますし、PCの選び方でも迷う部分があるなと。

だから、この 「Cutters Point」というメディアを、そうしたことを考える場にしたかったんです。編集論みたいな話もそうですし、たくさんあるPCの中からどうやって自分にあったものを選べばいいのかもちゃんと伝えていきたいですね。

動画編集に特化したメディアがあまりなくて、プロの編集ノウハウはなかなか表に出ないんです。「Cutters Point」は、それを取り上げていること自体に、意義があるかなと個人的には考えています。

マウス:確かに裏側の話があるといいですね。

岡本:映像クリエイターがどういう風に編集しているかを知りたいというニーズはとてもあります。映像の中核はやっぱり編集だなと感じていますね。

マウス:「Cutters Point」を通してクリエイターのためになる、映像編集のためになる情報をどんどん発信していきたいですね。

岡本:PCを選ぶ時もそうですが、自分がどうなりたいかという観点で、みんな考えることが多いと思います。だからこそ、良い仕事をする、できることを増やすためには、「こういったキャリアを積むべき」、「PCはこれくらいのスペックを使うべき」といった部分を明確にすることは大切ですよね。

Vookの活動に協力いただいているクリエイターも、そういう意味で目標になる方ばかりです。彼らの力を借りつつ、みんなが編集などで迷っているポイントを解決できたらなと考えているんです。

マウス:これから取り組んでいきたいこととして、「DAIV」シリーズのこだわりについて、実際にクリエイターの方々がどう見ているかインタビューしていきたいですね。また、最新機材のレビューもできたらなと。

仕様書を見ても伝わりにくいというか、PCは手に取ってみないと分からない部分が非常に多くあります。実際にどう使うのかを含めて、DAIVシリーズを通して、「こういう所は良かった」、「こういう所がイマイチだった」みたいな意見を遠慮なくフィードバックいただけたらと思っています。

岡本:そういう情報をどんどん増やしたいですね。最強のPCを作るみたいな企画で、僕はクリエイターと一緒にPCを自作したいです。

マウス:実は当社のゲーミングPCブランドである「G-Tune」は、プロゲーマーにヒアリングしてケースを起こすといったことをやっているので、それのクリエイター版ですね。

岡本:いいですね!PCに関してメーカーがこだわっているというのは、とても分かるのですが、クリエイター目線で考えるのも大切だなと。どんな部分が気になるのか聞くだけでも、クリエイターの方を向いていると感じてもらえます。「クリエイターみんなで作ろう!」みたいな企画はアリですね。

マウス:それはぜひ、実現したいです。3DCGやBlenderで、筐体のイメージを起こしてくれる方がいるかもしれないですよね。クリエイターといっても非常に幅が広いので、誰にフォーカスして意見を聞いた方がいいのかも重要です。

端子ひとつ取り上げても、前にあるべきなのか、横にあるべきなのか、後ろにあるべきなのか。それをどの端子にするのかといった細部も非常に迷う部分ですので、ぜひやってみたいです。

岡本:そうですね。最終的には総選挙的なことをして、企画を盛り上げていきたいです!

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