2021.11.17 (最終更新日: 2022.06.06)

Blender Debut! ステップ2:モデリング基礎編~オブジェクトと基本操作を理解しよう


こんにちは!
Youtubeを中心に活動をしているM designです。Blenderの初心者向け解説をしており、累計100本以上のモデリング解説動画を公開しています!

星子さんのステップ1に続き、Blenderのオブジェクトと基本操作の解説をしていきます。

Blender Debut!ステップ1:Blenderをはじめよう

Blender Debut! ステップ1:Blenderをはじめよう

はじめに どうもこんにちは!星子旋風脚です。アニメーション、モーショングラフィックス制作の仕事をする中で、Blenderの力をたくさん借りてきました。今はその恩返しとして普及・促進活動に勤しんで...

オブジェクトを作成してみる

モデリングは、土台となる基本図形を作成することから始まります。新規オブジェクトの作成方法と、よく使用するオブジェクトの種類をご紹介します。

新規オブジェクトの作成

メニューのファイル→新規→全般で、新規ファイルを作成した状態を見てみましょう。

このように空間の真ん中に立方体が配置されています。これがオブジェクトです。

新しいオブジェクトを空間に配置する方法は2つあります。

  1. メニューの追加から追加する
  2. ショートカット(Shift+A)を利用する

オブジェクトの種類

Blenderのオブジェクトの種類は、下記の17種類。
その中でも、モデリングでは、メッシュカーブを主に使用します。

メッシュでよく使うのは平面・立方体・円・UV球・円柱です。

配置してみるとこんな感じです。

これらを基本形として、形を作り込んでいく土台にします。
オブジェクトは、新規作成した後に3Dビューの中、左下にメニューが現れます。メニューを開くと、下図の様に図形のプロファイルを編集する画面が現れます。このメニューは、新規作成した直後にしか現れないので注意が必要です。

短期集中でプロを目指す、モーショングラフィックスのオンラインスクール、開校!入学生募集中。

PR:Vook School

オブジェクト、メッシュって何?

オブジェクトは、①位置・角度・大きさといった基本的な情報と、②そのオブジェクトの種類によって異なるさまざまな付加情報(=オブジェクトデータ) から成ります。

画面右上のアウトライナーと呼ばれる、レイヤー一覧のような場所を見てみると、Cube(立方体)のオブジェクト配下にそれぞれ配置されていることが分かります。

形状(メッシュと呼びます)は、頂点、線、面の集合体です。
3Dの世界では、面の集合体をポリゴンと呼びます。

イラストレーターのパスに相当する「カーブ」

Blenderでは、イラストレーターのようなベジェ曲線(カーブ) もオブジェクトとして用意されています。

ヘッダー(左上)のモードを「編集モード」にすると、アンカーポイント・セグメント・方向線が現れます。
イラストレーターのベジェ曲線と同じ考え方で編集できます。移動など操作については後述します。

どうやって使うのか?

カーブはメッシュ(頂点・線・面の集合体)ではないので、モデリングの土台としては使用できません。
モデリングへの主な活用方法は2点。

1つ目は、カーブのまま、ジオメトリというメニューを使用して、チューブとして使う(画面左)。
2つ目は、カーブをメッシュ(頂点と線の集合体)に変換し、回転体にするなど、モデリングの土台として使う(画面右)。

その他、形状を規則的に並べる際に、このカーブをガイドとして使うこともあります。

編集の考え方

移動・回転などの具体的な操作を学ぶ前に、編集時のモードの考え方を理解しておくと、自由自在に形状を編集できるようになります。

オブジェクトモードと編集モード

Blenderには、様々なモードがあります。
形状編集は、オブジェクトモード編集モードを主に使用し、ヘッダー左上のプルダウンメニュー、またはショートカット(Tabキー)で切り替えを行います。

オブジェクトモードは、形状を丸ごと編集するモードです。
イラストレーターのバウンディングボックスに当たり、移動、変形、回転、拡大・縮小を行います。

拡大縮小の例

編集モードメッシュの頂点・線・面を編集します。
イラストレーターのダイレクト選択ツールで、アンカーポイントを直接触る感覚に似ています。

編集モードで頂点を動かしてみる

頂点・辺・面のどれを選択するか?はヘッダーのアイコン、もしくはキーボードの1、2、3のキーを使って切り替えます。*テンキーの1、2、3キーではないので注意が必要です。

ピボットポイント(中心の概念)

Blenderでは、中心の概念として、3Dカーソルと、原点の2種があります。
赤と白の点線で表示されるのが3Dカーソル、オブジェクトを選択したときに表示されるオレンジ色のドットが原点です。

3Dカーソルは、新規オブジェクトを配置する際の中心となります。
デフォルトではXYZ=0の原点に設置されています。
3Dカーソルを動かす場合は、Shift+Sキーでカーソル→選択物、として選択物の中心に移動します。

ツールバーのカーソルを選択しておき、任意の場所に3Dカーソルを動かすこともできます。また、Shift+右クリックで任意の場所に配置することもできます。

また、ピボットポイントのメニュー(ショートカットは.キー)から3Dカーソル選択することにより、回転や拡大縮小を行う際に3Dカーソルを中心にすることが可能です。*テンキーの.キーではないのでご注意ください。

デフォルトの状態では、原点が回転や拡大縮小の中心となります。

まずは、3Dカーソルと、原点(オレンジ色のドット)は別の概念であること理解頂き、使用しながら徐々に活用方法を体感頂ければと思います。

これだけ覚えればカンタン!基本編集

オブジェクトの新規作成方法/種類と、オブジェクトモード/編集モード、3Dカーソル/原点の基本概念が理解できたら、いよいよ編集をしていきます。
基本操作のショートカットを活用しながら、実際に動かしてみましょう!

オブジェクトモード/編集モードに共通する操作

移動、拡大・縮小、回転、コピーは、ショートカットの後にX・Y・Zキーを入力すると、その座標方向に作用します。

G=移動
この動画ではGの後にYキー(緑色のライン=左右)を入力しています。

S=拡大・縮小

R=回転
この動画ではRの後にZキー(青色のライン=上下)を入力しています。Zを軸に回転します。

Shift+D=複製

X=削除

編集モードのみ行う操作

E=押し出し

I=インセット

F=面はり

Ctrl+R=線挿入(ループカット)
編集点を多くすることにより、より複雑な形状を作り込みます。
この動画では、辺ループを挿入した後、Sキーで拡大しています。

Ctrl+Rを入力した後、数字を入力、又はスクロールホイールで操作することで、挿入する辺ループの数を増減させることができます。例えば、Ctrl+Rの後に3と入力すると、下記のように3つの辺ループを挿入することができます。

挿入直後は辺ループが自在に動かせる状態です。エスケープキーで、位置を動かす前(デフォルト)の場所に設定・確定することができます。

Ctrl+B=面取り(ベベル)
面と面の角を取る場合はCtrl+Bですが、線と線の角を取る場合はCtrl+Bの後にVキーを入力する必要があり、注意が必要です。

こちらに、ショートカットを一覧化しておきます。ぜひダウンロードして活用してみてください。

その他、覚えておくと便利なもの

スムーズシェードとフラットシェード
頂点・線・面でできているメッシュを簡易的にスムージングをかけて表示してくれる機能です。

オブジェクトが作成できて、オブジェクト&編集モードで動かすことができれば、ほとんどのプリミティブな形状は作成できるようになります。まずは操作に慣れて、組み合わせながら色んな形状を作成してみてください!

まずは解説を聞きながら「何か作ってみたい」という方、Youtubeチャンネルで、解説しながら一緒にマグカップを作りませんか?


▶Blender Debut!ステップ3に進んでみよう!

Blender Debut! ステップ3:モデリング基礎編~カンタンな形状を作成してみよう

こんにちは!M designです。 前回のステップ2に引き続き、宜しくお願いします。 Step2:モデリング基礎編~オブジェクトと基本操作を理解しよう https://vook.vc/n/374...

▶BlenderDebutFestivalのコンテンツはこちらからご覧いただけます
https://vook.vc/p/blender

▶モデリングの基本をチュートリアルで学ぼう!

ゼロから始めるBlender -モデリングの基本-

※Blender Debut Festival と連動した特別チュートリアルです。2022年1...

37記事を保存
記事を保存しておくと、
あとから見返すことができます。

コメントする

  • まだコメントはありません
記事特集一覧をみる