【Premiere Pro CC 2017.1】新機能エッセンシャルサウンドは使わない方が良い理由とトラブルシューティング

こんにちは。
みなさんは2017年4月から実装されたpremiere Pro の新機能
「エッセンシャルサウンド」を利用したことはありますか?

簡単に説明すると、
オーディオのミキシング・修復を行うオールインワンパネルです。

先日、「どんなものだろう」と使用して

痛い目にあいました。。

起こった問題・トラブルシューティングの全貌を共有するとともに、
みなさんは同じ苦しみを味わないよう、
ぜひこの機能を封印していただきたく思います。

クラッシュは突然やってくる

とある映像を編集しているときのことです。
ふと目にとまった「エッセンシャルサウンド」のウィンドウ。

「この機能で、どんなことができるんだろう」

何気なく、オーディオクリップに適用してみました。

効果が実感できる点もありましたが、
まだ実用性があるかは判断きませんでした。
私は、「エフェクトを削除」から
エッセンシャルサウンドを削除して作業に戻りました。

そこからじわじわと地獄が始まりました。。

  • アプリがすぐに落ちてしまう
  • 映像が正しく書き出されない(リンクファイルが表示されない、フェードが適用されない)
  • Lumetriがリセットされている。。。
  • オーディオクリップから音が再生されない。

2つの案件で同様の問題が発生しました。
つまり、こういうことです。

エッセンシャルサウンドを適用した時点で
プロジェクトファイルはクラッシュする。

こわすぎる、、!

トラブルシューティングの全貌

まず、下記3つの問題について。

  • アプリがすぐに落ちてしまう
  • 映像が正しく書き出されない
  • Lumetriがリセットされている

こちらはどうにもできませんでした。
エッセンシャルサウンドを適用する前の、
前日のバックアップファイルから編集しなおす羽目になりました。
辛いですねえ。

そして、

  • オーディオクリップから音が再生されない。

こちらについて、
Adobe カスタマーサポートのチャットサービスで問い合わせをしたところ、
このような回答をいただきました。

事例などを確認のところ、
エッセンシャルサウンドパネルからの適用にて
動作が不安定になってしまう現象につきまして、
弊社の環境でも類似の現象が起こることがございました。
恐れ入りますが、
実装されたばかりの機能のため、
動作が全体に不安定である可能性が高くございます。

お手数をおかけし申し訳ございません。

なるほど。
バグが起きやすいけど新しい機能だからごめんっ!
ということですね!

(;;)

Adobeから提案された対処方法

その後、担当者の方に送っていただいた対処法を共有します。

●環境設定ファイルを再生成
Premiere Proの起動時に参照する、
環境設定ファイルが破損等している可能性がある。
一度Premiereを終了し、以下の場所にあるPrefsファイルを削除。
Mac:HD/Users/<ユーザ名>/書類/Adobe/Premiere Pro/11.0/Profile-<ユーザ名>/Adobe Premiere Pro Prefs
●メディアキャッシュファイルの削除
次の場所にある「Media Cache」と「Media Cache Files」の"中身のファイル"をすべて削除。
さらに、中に「Anywhere Cache」というフォルダがある場合、名前を変更。(例:Anywhere Cache→Anywhere Cache.oldなど)
Mac:HD/Users/<ユーザ名>/Library/ApplicationSupport/Adobe/Common/ の中
「Library」フォルダへの移動方法は以下文書を参考。
http://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/global/cpsid_91195.html
●<シーケンス→オーディオをレンダリング>でレンダリング後に確認
●シーケンスの内容を新規シーケンスにコピーアンドペースト
<操作方法>
1.編集しているタイムライン上のクリップをドラッグなどですべて選択します
2.画面左上のメニューから<編集→コピー>を選択します
3.プロジェクトパネルの中から、編集していたシーケンスを右クリックし、「クリップに最適な新規シーケンス」を選択します
4.新しくシーケンスが出来上がり、3で選択したシーケンスの中身が緑色のクリップで入っている状態になりますので、そのクリップを削除します
5.<編集→ペースト>を選択します。
●新規プロジェクトから該当のプロジェクトを読み込む
<操作方法>
1.編集画面左上<ファイル→新規→プロジェクト>と選択いただき、新規プロジェクトを作成します。
2.新規プロジェクトの編集画面から<ファイル→読み込み>を選択し、今まで編集していたプロジェクトを読み込みます。
3.「プロジェクトの読み込みタイプ」から「プロジェクト全体を読み込み」を選択し、OKをクリックします
すると、新規のプロジェクトに編集していたプロジェクト内に含まれる、シーケンス・アセットが読み込まれます。
複製したシーケンスから動作をご確認ください。
●GPU処理→ソフトウェア処理へ切り替え
Prの編集画面から、<ファイル→プロジェクト設定→一般>と選択、「レンダラー」の項目をソフトウェア処理へ切り替えての使用なお、変更時の警告については「プレビューを削除」を選択。

上記を全て行った結果、
「オーディオをレンダリング」で約半数のクリップのオーディオが復活しました。
残りのクリップについては、下記方法を試しました。

●プロジェクトウィンドウからリンクを再配置
結果:アプリケーションが落ちました・・・。

●そこで、該当のクリップを複製してから、リンクを再配置することに。

  1. タイムラインから問題のクリップを選択→Finderで表示
  2. 該当のファイルをコピー
  3. 別のフォルダを作りペースト
  4. 問題のクリップを、ペーストしたデータに再配置

これで全てのクリップが復活しました。
しかし、クリップの数が多い場合はとても対処しきれませんね。

結論

やはり、実装されたばかりの機能はむやみに使わないほうがいいですね。
一度適用しただけでプロジェクトごとクラッシュする可能性があるので、
試す場合は新規プロジェクトに。

2クリップする
クリップしておくと
あとからいつでも
見返したりできます。

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