はじめてのFusion(6)/コントロールパネルとアニメーション

前回はFusionのディスプレイビューとタイムルーラーについてご案内しました。今回はコントロールパネルをご紹介します。Fusionのインターフェースの紹介はこれでおしまいです。それに続き、コントロールパネルを使用したアニメーションの設定方法もご説明します。

コントロールパネル

Fusion のすべてのツールにはそれぞれ細かな設定項目が搭載されており、そのツールがどのように振る舞うかを規定します。ツールがフローエディターで選択されると、画面右のコントロールエリアにコントロールパネルが表示されます。一度に複数のツールのコントロールパネルを表示することも可能です。

すべてのコントロールパネルにはヘッダーがついており、ツールの名前が表示されています。ここを右クリックするとコンテクストメニューが表示されます。

コントロールパネルには Modifier と呼ばれるタブもついています。ここにはエクスプレッション、トラッカー、パスなどの機能が含まれます。Modifier がツール内のある機能に接続されていれば、その設定が現れます。

Controlsタブ

Controls タブの内容はツールによって異なります。

Common Controlsタブ

ツールの多くには下図のような Common Controls タブがついています。設定項目はほぼすべて のツールにおいて共通しています。

  • Blend → ツールの影響力を決定します。値が 0 にされるとそのツールはまったく出力に影響を与えません。
  • Color Channels(RGBA) → チャンネルによるフィルターをかけることができます。例えば Red のチェックボックスを外すと、レッドのチャンネルのみ効果が無効になります。
  • Apply Mask Inverted → マスクチャンネルを反転させます。
  • Multiply by Mask → マスクチャンネルの値によって RGB の値が倍加されます。

  • Motion Blur → チェックボックスをオンにするとモーションブラーが有効になります。
  • Quality → モーションブラーを生成する時に使われるサンプルの数を決めます。値が 2 だと Fusion は 2 つのサンプルを使用してモーションブラーをかけます。値が大きければ大きいほどモーションブラーの品質は上がりますが、マシンにかかる負担は大きくなります。
  • Shutter Angle → モーションブラーを生成する時に使われるシャッターアングルの値を設定します。値が大きければ大きいほどモーションブラーは強くなりますが、マシンにかかる負担は大きくなります。値が 360 だとシャッターが常に露出している状態になります。360 よりも大きな数値を入れることもできますが、場合によっては変わった効果になることもあります。
  • Center Bias → モーションブラーの中心点の位置を変更します。いわゆるモーション軌跡を生成できます。
  • Sample Spread → サンプルのウェイトを変更します。サンプルの明るさに影響し ます。

Scriptingタブ

Scripting タブは歯車のマークで表され、Fusion のすべてのツールに含まれています。ここではスクリプトを自由に追加することができます。

Commentsタブ

Comments タブもすべてのツールに搭載されています。ここでは自由にコメントを付け加えることができます。コメントが入力されるとコントロールパネルのヘッダーの右側に同じアイコンが表示されます。

アニメーション

実質上すべてのツールがキーフレームによるアニメーションに対応しています。アニメーションはコントロール内で有効にしたり調整したりすることができます。ディスプレイビュー下のタブよりスプラインエディターを開くことにより、さらに細かな変更を加えることも可能です。

アニメーションを有効にする

アニメーションを有効にするには、任意のパラメーターを右クリックし、Animate を選択します。そうすると現在の設定、現在のフレームにキーフレームが打たれます。

キーフレームを打つ

アニメーションが有効になると、設定に色付けがされます。アニメーションが有効になっている限り、設定が変更されるたびにキーフレームが打たれます。青はアニメーションが有効になっていることを示し、緑は現在のフレームにキーフレームが存在することを示します。

アニメーションを無効にする

アニメーションを無効にするには、該当の設定を右クリックしてコンテクストメニューから Remove を選択します。

既存のアニメーションに接続する

コンテクストメニューから、Connect To よりすでに存在するアニメーションを選択すれば、そのアニメーションを流用することができます。同じコンポジションであればほかのツールのアニメーションを使用することもできます。

連動させる

エクスプレッションを使用して設定内容やアニメーションを連動させることもできます。コンテクストメニューから Expression を選択するとエクスプレッションを使用できます。プラスのマークをドラッグ&ドロップすること視覚的にべつのパラメーターに接続することができます。

これでインターフェースの説明は終わりです。次回はツールの基礎と追加方法を見ていきます。

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