メリークリスマス!!
どうもーーーーーー!ダストマンでーーーーーす!
田舎暮らしをしながら色んな映像の作り方を解説するYouTubeチャンネル、ダストマンTipsをやっています。
お仕事ではTV・WebCMをメインに、その中で使用するアニメーションや、モーショングラフィックス、VFX等、必要なものを案件に応じて制作するスタイルでやっています。
撮影以外の工程は、ほとんど自分で作りたい派で、1つの案件に様々なソフトを使用します。
メインはAfter Effectsなので、普段からゴリゴリと3DCGを扱っているわけではありませんが、今回はCinema4Dをカメラ解析だけに使うやり方を紹介できればなと思います。
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Cinema4Dはカメラトラッキングが優秀
でもあれらしいです。Blenderはもっと優秀らしいです…。
とはいえCinema4Dを使い慣れてる方!
サブスク費用を払ってるけど、CG制作まで踏み切れてない方!
そんな方にカメラ解析だけ使って、After Effectsにもっていっちゃおう!という使い方を提案します。
僕自身、CGやるぞ!!と6年前にCinema4Dを購入して2年間カメラ解析だけにしか使っていなかった経緯があったので、そんな今はやる気の熟成期間マンの救いになれば幸いです。
After Effectsにも3Dカメラトラッカーはあるのですが、前に進んだりするようなドリーショットや、ジンバルを使ったショットはまともにトラッキングできた経験がありません。そこでCinema4Dを使います。
ちょうど僕のYouTubeでCinema4Dを使ってトラッキングした案件があったのでこちらの動画を題材に解説します。
ステップ1:解析したい素材を準備する。
今回はこちらの素材をカメラ解析をして、カメラの動きに合わせてテキストを配置していきます。
Cinema4Dを開いて、トラッカーの欄からフル3Dカメラ解析をポチッと押します。
解析したい動画を選択します。
すると何も起きてないように見えますが、左下を見るとCinema4Dくんが頑張っている様子が拝見できます。がんばれ!
ちなみにトラッキング作業をするときは画面レイアウトをMotion Trackerにすると色々やりやすいです。
無事終わると、こんな感じ
カメラの解析も無事終わり、トラッキングポイントが大量に作成されています。この動画だと1000個くらいポイントできてた。
ステップ2:合成したい場所に近いヌルを厳選する。
1000個もポイントがあると邪魔なので、必要な部分だけヌルオブジェクトを残して他は削除します。するとこんな感じ。
Z軸に対してバランスよく8個くらい残した。
あ、ちなみに解析済みカメラはそのままAeに持っていくので残しておいてね
全てのヌルオブジェクトにAfter Effectsにもっていくために外部コンポジットタグを埋め込んでおきます。
カメラには必要ないです!
よし!準備完了!
ステップ3:After Effectsにもっていく。
After EffectsにCinema4Dのプロジェクトファイルをそのまま読み込んで、該当カットのタイムラインに入れちゃいます。
それを選択するとエフェクトコントロール画面がこんな感じに。
【Extract】ボタンを元気よくクリックします。
ヌルとカメラがキターーーーー。
ちなみにヌルに外部コンポジットタグを埋め込んでないと、Extractボタンを押しても読み込まれません。
ステップ4:あとは簡単合成。
合成したい素材とちょうどいい位置にあるヌルを親子付けして、一旦素材の位置[0,0,0]にします。
そこを基準点に理想のポジションとサイズに調整します。
あとはこの作業を繰り返して完了です。
補足ですが、被写界深度はAfter Effectsのブラーで手動でつけています。
Cinema4Dトラッキングのオススメチュートリアル
今回は簡単にカメラ解析をする方法を紹介しましたが、時間はかかりますが自分でポイントを厳選してやる方法もあります。
日本語でめちゃくちゃわかりやすく解説してくださっているので僕からのクリスマスプレゼントです。
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Dustman@Dustman
フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。
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