こんにちは!DaVinci Resolve 認定トレーナーの小町です。最近は多くの方が動画撮影/編集を行っているのを見かけ、映像の裾野が広がっているなぁと感じています。特にコロナ禍においては様々な企業が映像を活用してウェビナーの開催や解説動画を公開する機会が増えたと思います。映像制作にチャレンジする中で「一度はグリーンバック合成したい」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか?ということで、今回はユーザーが増えつつあるDaVinci Resolveでクロマキー合成を行う方法を紹介いたします!
まずは作例兼イントロダクション動画をどうぞ!
小町の自己紹介
DaVinci Resolve認定トレーナー:小町 直(Omachi Nao)。東京都狛江市出身。大学ではアニメーションを学びつつ、カメラやPCなどデジタル機材への造詣も深める。普段はアニメーション業界でPCやデジタル機材のヘルプデスク業務を行う。2019年にDaVinci Resolve 認定トレーナーとなり、業界に広めるべくレクチャーやトレーニングを随時開催中。YouTube(https://www.youtube.com/channel/UCmRflJiL-k8WomxAEB72goQ)でも不定期でチュートリアル動画を更新中。
コマチじゃないよ、オマチだよ。
そもそも「クロマキー合成」とはどんな意味?
そもそもクロマキーとはなにかご存じでしょうか? 映像の合成においては、様々な要素を利用して「キーイング(抽出)」を行うことが多々あります。青や緑など「クロマ(色)」を利用した「キーイング」がクロマキーです。抽出できれば色はなんでも良いのですが、被写体と色が被らない青や緑を使用をするのが一般的です。
クロマキー合成はほとんどの映像編集アプリで行えますが、もちろんDaVinci Resolveでも様々な方法でクロマキー合成を行うことができます。
3ステップで簡単クロマキー合成(EDIT)
DaVinci ResolveはVersion 17からEDITページでもクロマキー合成ができるようになりました。それもたった3ステップです!
ステップ1: Resolve FX [3D Keyer]を適用
まずはタイムラインに配置された動画に、[エフェクト]>[OpenFX]>[ResolveFX キー]>[3D Keyer]をドラッグ&ドロップして適用します。
[インスペクタ]>[エフェクト]を見ると、[3D Keyer]が追加されていることが確認できます。
ステップ2: [OpenFXオーバーレイ]に切り替え
ビューワーの左下の下向き矢尻をクリックし、[OpenFXオーバーレイ]をクリックします。こうすることで、ビューワー上でエフェクトの操作が可能となります。このステップ2を飛ばすとキーイング操作が一切できないので注意してください。僕も初めて行った時は戸惑いました。
ステップ3: 消したい色をドラッグ
最後にビューワー上で消したい色をドラッグしてなぞります。緑が消えました!なぞり始めると映像が白黒になりますが、驚かずに緑だった部分が黒になるまでなぞりましょう!この白黒映像は、黒が消える/白が消えないという意味です。
ふちに緑が残っているときは、[インスペクタ]>[3D Keyer]>[Behaviour Options]>[Despill]の数値を調整すると緑成分が減ります。
あとは下のトラックに背景のクリップを置けばクロマキー合成の完成です!カンタン!
色が合わないなぁという場合はカラーページで調整しましょう。余談ですが、カラーページにも[3D Keyer]があるのでこちらでも同じことができます(元々カラーページにしかない機能でした)。
より高精度なクロマキー合成(Fushion)
コンポジットのできるFusionページであれば、より高精度なキーイングや背景との馴染ませ作業が可能です。今回は、Fusionページでのクロマキーと背景からの光の回り込み[ライトラップ]の方法を紹介します。Fusionに興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
ステップ1: Fusionページへ移動して[Delta Keyer]に繋ぐ
グリーンバック素材の上に再生ヘッドがある状態で、画面下部の[Fusion]をクリックしてFusionページに移動します。Fusionが怖いという人も、勇気を出してクリックしてみましょう!
Fusionの詳しい説明は今回は割愛しますが、簡単に説明すると [ノード]という箱を線で繋いで様々な映像効果を作成できるページです。初期状態では[MediaIn]と[MediaOut]というノードが線で繋がっています。[MediaIn]がタイムラインから持ってきた映像、[MediaOut]がタイムラインに戻す映像です。この二つの間に、クロマキーやライトラップのためのノードを差し込んでいくことになります。
Fusionページに移動したら [Shift + スペース]キーを押してツールを検索できるSelect Toolを呼び出しましょう。[Delta]と入力すると[Delta Keyer]が選ばれるので、[Enter]キーで確定してノードを作成します。
注: ノード作成の際にノードが選択されていると、そのノードが接続された状態で[Delta Keyer]が作成されてしまいます。その時は[Shift]キーを押しながら[Delta Keyer]をドラッグして接続を解除しましょう。ノードの選択は、ノードエディターの空いている部分をクリックして解除できます。
[Delta Keyer]はブルー/グリーンバックに特化したクロマキー合成ツールです。[MediaIn]ノードの出力(四角)をドラッグ、[Delta Keyer]の上でドロップしてBackground Inに接続します。[Delta Keyer]を上のビューワーにドラッグ&ドロップするか、キーボードの[1]or[2]を押してビューワーに映しましょう。
ノードの接続をやってみてなんとなくわかったかと思いますが、ノードのフチにある四角が出力 / 黄色い三角が基本の入力です。Fusionの映像効果は、四角から三角に繋いで作成していきます。パズルゲームみたいなものと思って楽しみましょう!
ステップ2: [Delta Keyer]で緑成分を抽出
[Delta Keyer]を選択した状態で、[インスペクター]パネルのスポイトアイコンをビューワーのグリーンバック部分までドラッグ&ドロップして緑成分を抜きます。この時、被写体の近くから色を拾うと綺麗に抜けやすいです。
[Delta Keyer]を映しているビューワーの上部にある丸3つのアイコンをクリックし、表示モードを白黒のアルファモードに切り替えます。
こちらのアイコンはクリックするたびにカラー/アルファモードを切り替えることができます。カラー表示に戻したい場合はもう一度クリックしましょう。EDITページのとき同様、アルファモードでは白=映る/黒=透明といった具合に表示されます。グレーは半透明な状態です。
この状態で映像をよく見てみると、抜けていない部分、逆に意図せず抜けてしまっている部分があると思います。インスペクタパネルから緑の抜き具合を調整しましょう。
[Threshold]スライダーのそれぞれ[Low]と[High]を左右から中央に向けてドラッグすると、白黒(キーイング)の範囲を調整できます。極端につめてしまうと被写体のエッジがガビガビになってしまうので、ちょうど良い具合の数値になるよう調整しましょう。
ステップ3: Solidマットで余計なキーイングを防ぐ
今回の映像では服の文字も抜けてしまっているので、[SolidMatte]を追加して服の透過を防ぎます。
画面中央の[Ellipse]のアイコンをクリックして[Ellipse]ノードを追加します。[Ellipse]ノードは円形のマスクツールです。
[Ellipse]ノードを選択していると、ビューワーに緑の円が表示されます。この円をドラッグしてサイズを調整することができるので、服の文字部分に重なるように調整します。[DeltaKyer]をビューワーに映して[Ellipse]を選択すると、画像のように[DeltaKeyer]を見ながら調整ができます。
[Ellipse]の出力(四角)から[Delta Keyer]の上にドラッグし、[Alt]キーを押しながらドロップします。すると入力を選ぶことができるので [SolidMatte]をクリック しましょう。[SolidMatte]は抜きたくない部分を指定できる機能です。
これで余計なキーイングを防ぐことができました。本来はここから動きに合わせてマスクをトラッキングする必要があるのですが、長くなってしまうので割愛します。ビューワー上部の丸アイコンをクリックして、アルファモードからカラーモードに戻しておきましょう。
ステップ4: 背景画像とマージ
[メディアプール]ボタンをクリックするとEDITページ同様メディア一覧を表示できるので、使いたい画像を画面下部のノードエディターにドラッグ&ドロップして追加します。
[Delta Keyer]の出力(四角)から、追加した背景のノードの出力にドラッグ&ドロップしてマージします。マージとは「二つの画像を一つに合成する」という意味です。Fusionでは[Merge]ノードを使ってマージします。[Shift + スペース]でSelect Toolから[Merge]を呼び出しても良いのですが、前景にしたいノードの出力から後景にしたいノードの出力にドラッグ&ドロップすると、接続された状態の[Merge]が作成されて楽ができます。
今回使った背景の写真はピクセル数が60004000と大きすぎるので、背景のノードを選択した状態で[Shift + スペース]でSelect Toolを呼び出し、[Resize]と入力して[Resize]ノードを追加します。 *[Resize]は画像を指定したサイズに変更するツール** です。
インスペクターパネルの [Width]と[Height]を調整して前景と同じピクセル数にします 。[Keep Frame Aspect]にチェックが入っていると、元の縦横比を維持したまま目的のピクセル数にすることもできます。
Fusionでは、一番後ろ(下)にある画像のピクセル数が最終的なピクセル数となります。今回はグリーンバック素材が4Kだったので、背景画像もそれに合わせて4Kにリサイズしました。最終的にFHDにしたい場合は、Media Outの手前にも[Resize]を置いて縮小してください。
ステップ5: [Color Corrector]で色調整
[Delta Keyer]を選択し、[Shift + スペース]でSelect Toolを呼び出して[CC]と入力し[Color Corrector]ノードを作成します。[Color Corrector]はカラーページと似たUIで色調整ができるツールです。
ここでは背景に合わせてコントラストを強め、被写体の緑被りを解消するためにややマゼンタに色調整を行いました。
また、[Option]>[Pre-Devide / Post-Multiply]のチェックをいれてアルファ部分への影響を切ります。このチェックが外れていると、アルファチャンネルにも色調整結果が反映されてしまうので注意しましょう。
ステップ6: ライトラップ効果を作る
あともうちょっとです!がんばりましょう!
「ライトラップ」は背景からの光の回り込みを再現する映像効果です。キーイングで抽出した画像にライトラップを適用することで、より自然な合成結果を得ることができます。ちょっと難しいですがチャレンジしてみましょう!
まずは光の元となる背景素材を作っていきます。
ノードを選択していない状態で[Shift + スペース]でSelect Toolを呼び出し、[Blur]ノードを検索して作成します。[Blur]は画像をぼかすツールです。
[Resize]の出力(四角)を[Blur]の入力(黄色の三角)に接続します。[Blur]をビューワーに映してボケ具合を確認しつつ、インスペクターの[Blur Size]を大きくしていきます。だいたい30~50程度にぼかしておきましょう。
続いて[Blur]を選択したままSelect Toolを呼び出し、[luma]と検索して[Luma Keyer]を作成します。[Luma Keyer]は明るさに基づいてキーイングするツールです。今回は明るい部分を残すために使用します。
[Luma Keyer]をビューワーに映し、インスペクターの[Low]を右にスライドして画像の暗い部分を消していきます。光の強い部分が残るようにビューワーを見つつ、適宜調整しましょう。
ノードを選択していない状態でSelect Toolを呼び出し、[mat]と検索して[Matte Control]を作成します。[Matte Control]はマット(≒アルファ)を調整するためのツールです。
[Delta Keyer]の出力(四角)を[Matte Control]の入力(黄色い三角)に接続します。
続いて[Blur]ノードを作成し、[Delta Keyer]の出力(四角)を入力(黄色い三角)に接続します。Blur Sizeはひとまず20程度にしておきましょう。すでにお気づきの方もいるでしょうが、Fusionのノードの出力は複数生やすことが可能です。これはノードのメリットであり、今後役に立つ知識ですので、頭の片隅に置いておいてください。
[Matte Control]をビューワーに映すと、このように輪郭から内側に向けてボケた状態になっているかと思います。[GarbageMatte]はマスク入力(青い三角)に接続された画像を使用してマスクを作る機能で、今回は[DeltaKeyer]のアルファ値から[Blur]のもつアルファ値を引算するために使用しました(何を言っているか分からなくても、繰り返していくうちに慣れるので問題ないです!)。何はともあれ、これがライトラップのマスクになります。
ノードを選択していない状態でSelect Toolを呼び出し、[bmp]と検索して[Bitmap]ノードを作成します。[Bitmap]は画像の特定の要素(明るさやRGB/アルファチャンネルなど)からマスクを作成、調整ができるツールです。
[Matte Control]の出力(四角)を[Bitmap]の入力(黄色い三角)に接続します。
[Bitmap]をビューワーに映すと白黒のマスク状態になっていることが確認できます。それではこのマスクを使って被写体にライトラップをマージしてみます。
まずは [Luma Keyer]の出力(四角)を[Color Corrector]の出力にドラッグ&ドロップしてマージします。その後 [Bitmap]の出力を、作成された[Merge]ノードのマスク入力(青い三角)に接続 しましょう。これで被写体の輪郭に光の回り込み[ライトラップ]が追加されました!
最後に一番後ろの [Merge]ノードの出力(四角)を[MediaOut]の入力(黄色い三角)にドラッグ&ドロップして接続して完成です!お疲れ様でした!
使ったツールが多く、ノード画面もごちゃごちゃして見にくいかと思いますが、整理すると画像のようになります。
一つの効果を得るために複数のツールを組み合わせたりするので、一見難しそうに感じてしまいますが、こうして整理してみると「なるほどこうなっていたのか」と思える部分もあると思います。今後Fusionに触れていく中で参考にしてもらえれば嬉しいです。
上手にクロマキー合成する6つのコツ
「どうしてもうまくキーイングできない……泣」という人ももしかしたらいるかもしれませんが、そういう場合は大抵撮影時に問題があることが多いので、最後にクロマキー撮影時の注意点をいくつか紹介します!
◆グリーンバックにはなるべく均一に光を当てる
クロマキーを行ってみて気づいた方もいると思いますが、グリーンバックにムラがあればあるほどキーイングが難しくなります。また、グリーンバックが暗いと緑に映らない部分も増えてしまうので、被写体だけではなくグリーンバックにも必ず照明を当てましょう。
今回は左のライトでグリーンバックを、右のライトで被写体をライティングしました。グリーンバックの右上に影が出ていますが、人が被らない部分だったので、抜けない時はマスク処理ができるなということでコレで良しとしました。
◆グリーンバックにシワを作らない(背景布の場合)
一つ目の注意点と同じ話ではありますが、背景布を使う場合シワがあると均一に照明が当たりにくくなってしまうので、シワができないように背景布を垂らしましょう。スチームアイロンでシワを伸ばしたり、またクリップでスタンドから引っ張ることも効果的です。
◆グリーンバックと被写体の距離をなるべく離す
グリーンバックに被写体が近いと、光の反射で被写体にも緑成分が乗ってしまうことがあります。会議室など狭い場所で撮ることも多々あるかもしれませんが、せめて1m程度は離れることを意識すると良いでしょう。
◆ピントは必ず被写体に合わせる / 被写界深度は深く
簡易なクロマキーはボケたエッジを綺麗に処理することが難しいです。撮影時は絞り値を大きくして被写界深度を深めにして、必ずピントがあっていることを確認しましょう。参考までに、今回僕が撮影時に使用したカメラはPanasonic Lumix GH4、焦点距離は25mm前後、絞り値は5.6です。
◆シャッタースピードは気持ち速めに
通常ビデオ撮影では、フレームレートの倍程度(29.97fpsなら1/60)のシャッタースピードで撮ることが望ましいとされていますが、クロマキーはボケたエッジを処理することが難しいので、被写体ブレは少ない方が楽になります。映画を撮るわけではないのでしたら、1/100などいつもより気持ち速めのシャッタースピードで撮ると良いでしょう。
◆4Kで撮る
これは半分冗談みたいなものですが、タイムラインがFHDでも4Kで撮影して編集時にダウンコンバートをするとエッジが綺麗になることが多いです。クロマキーにおいては 「色情報が多く残っている」ことが好ましい結果を生む ので、4K→FHDダウンコンバートに限らず RAWや10bit 422などの情報量が多い記録形式で撮ることもオススメです。
Fushionの使い方はウェビナーで学べます
いかがでしたでしょうか?EDITページでは簡易にクロマキーができつつ、Fusionページではより複雑で高精度なクロマキーが行える、DaVinci Resolveの奥深さが垣間見えましたでしょうか?
以前は「DaVinci Resolveは他の映像編集アプリに比べて機能が少ない」という声を聞くこともありましたが、ここ数年は目まぐるしいアップデートで簡易にクロマキー合成まで行えるようになりました。今回使用した[3D Keyer]は無償版でも使えてしまうんですから恐ろしいですね。
もちろんFusionページで使用したツールも無償版で使うことができます。「Fusionはノードが難しい……」という方もいるかと思いますが、触っていくうちに慣れていくのでこれを機に様々なチュートリアルにチャレンジしてみてください。またVookプレミアム会員の方は、開催したFusion初心者ウェビナーのアーカイブで基本的な操作やノードの考え方などから学べますので、ぜひご覧ください。
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それではまたの機会にお会いしましょう!小町でした!
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