ノイズ除去のオプション


参照:Neat Video


参照:Denoiser III

ノイズ除去をする場合の主流はNeat VideoRed GiantのDenoiserだと思います。どちらかと言えばNeat Videoの方が使っている人は多い気がします。

  • Neat Video (FCP / After Effect / Premiere などのNLE)- $99
  • Neat Video OFX (DaVinciや他のVFXソフト)- $249 (高っ!)
  • Red Giant Denoiser III - $199

DaVinci Resolve 14に限定した場合

  • Neat Video OFX - 使える
  • Red Giant Denoiser III - 使えない

DaVinci Resolve 14を使おうと思った場合は、ノイズ除去の方法としてはNeat Video OFXかスタジオ版に同梱されているノイズ除去エフェクトのどちらかです。

DaVinci Resolve 14に搭載されているノイズ除去

コツ1 - 使う順序

DaVinci Resolve 14に搭載されているノイズ除去を使う場合です。
(1)時間的ノイズ除去
(2)空間的ノイズ除去
の順序で使います。(1)で足りる場合は(2)は必要ありません。

コツ2 - 輝度のしきい値は調節しながら上げる、クロマのしきい値は影響少ない

ノイズ除去を行うことで起こる副作用は、映像が全体的にソフトでのっぺりとした感じになることです。この状態になるとエフェクトはかけすぎです。そのためにしきい値を設定するのですが、輝度のしきい値はノイズ除去の影響がとても大きいため、クロマのしきい値よりも慎重にしきい値を調整してみてください。クロマのしきい値は大きく変えても余り大きく変化することはなさそうです。

時間的ノイズ除去

時間的ノイズ除去は複数のフレームを分析して、実際のディティールとノイズを見分けたあとで、ノイズのみを除去するエフェクトです。フレーム数は1-5まで選ぶことが出来て、多くなるほどパソコンに負荷がかかります。

輝度(白黒)ノイズとクロマ(カラー)ノイズにかけるエフェクトのしきい値を設定することが出来ます。初期状態では二つともロックされているので、アンギャング(ロックを解除すること)することで個別にしきい値を設定することが出来ます。

「動作」という設定値はどれくらい動いているもののノイズも分析するか、というものです。時間的ノイズ除去は基本的に数フレームを分析する際に、映像の動いていない部分を分析してその中に見受けられるランダムノイズを検出し除去します。その際に映像の中で動いている部分はどうしてもノイズとディテールの判別が難しいために「動作」を使って、動いている部分のノイズ分析を限定的なものにします。


ここの数値はNeat Videoのサイトからダウンロード出来るテスト素材のノイズ除去をした際に試してみたしきい値です。

空間的ノイズ除去

空間的ノイズ除去は時間的ノイズ除去と違い、フレーム間の分析を行いません。そのため各フレームの中でのノイズを検出して除去します。時間的ノイズ除去と違い、画面の動いている部分のノイズ除去に向いているとマニュアルでは書いています。


DaVinci Resolve 14の空間的ノイズ除去のしきい値は輝度とクロマのしきい値のリンクを解除出来ませんでした。完全にバグです。Blackmagic Designさん、バグ対処宜しくお願いいたします。(2017年8月3日現在)

1つのノード内で複数のエフェクトをかける際

DaVinci Resolveでのノイズ除去はノード上で行われます。ノイズ除去をしたノードと同じノードの中で別の作業をした場合、ノイズ除去は最も優先的に処理されます。

NeatVideoの場合

NeatVideoも同じように時間的ノイズ除去と空間的ノイズ除去があります。


実際にDaVinci Resolve 14に搭載されているノイズ除去とNeat Videoをテストしてみました。

覚え書き

ノードツリーのどこでノイズ除去を使うか

DaVinci Resolveでノイズ除去をする場合は3つの使い方があります。

  1. ノードツリーの最初に使う
  2. ノードツリーの最後に使う
  3. クオリファイヤー / スプリッターノードを使って限定的にノイズ除去を使う

これらは状況によって使い分けることが出来ます。

(1) ノードツリーの最初に使う
LOG収録した素材はノードツリーの最初に使うことで、コントラストを調整する際にランダムノイズの増幅させることを防ぐことが出来ます。ただしコントラストがかかっていない状態でのノイズ除去の場合、エッジのノイズとディテールの分析が難しいため、ソフトエッジになりシャープネスが減少する可能性があります。

(2) ノードツリーの最後に使う
グレーディングの最終工程でノイズ除去をする場合、(1)よりもエッジはシャープにしたままでノイズ除去をかけることが出来ますが、すでにノイズが増幅されている状態でエフェクトを適応するために、(1)ほど綺麗にノイズ除去が出来ない可能性があります。

(3) クオリファイヤー / スプリッターノードを使って限定的にノイズ除去を使う
例えばクオリファイヤーで画面のシャドウ部分だけにノイズ除去をかけたい時は、クオリファイヤーでシャドウ部分だけを抽出してからノイズ除去をかけることが出来ます。

またグレーディングの工程でR,G,Bの特定のチャンネルに多いノイズを除去したい場合は、スプリッター/コンバイナーノードを使ってRGBにチャンネルを分割したあとで、特定のチャンネルにノイズ除去を適応させることが出来ます。

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