みなさんこんにちは!普段After Effectsでモーションをつける際に気を付けていることを簡単にまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。
目線誘導
何を見せたいか?
目線誘導は重要です。ユーザーが知りたい情報から消費できる紙面に対して動画は時間軸があるためストーリーを伝えて最後まで見てもらう必要があります。どこを見てほしいかを明確にするためにも目線誘導は重要です。ここでまとめているのは3つの要素です。
1. オブジェクトが大きな方に目線が移る
1. 色がついている方に目が移る
1. 数字の順番に読もうとする
これは一部ですがこの様な考え方は持っておくといいと思います。デザインでは鉄則だと思いますが。笑
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パーツの分割
どこまで動かすのか?
Illustratorなどでイラストやデザインを作成する場合、どこまで動かすかに気を使います。全てのオブジェクトをレイヤーに分ける必要もないですし、分割しすぎて無駄な動きをつけてしまわない様にしています。レイヤー分けすぎると管理お大変ですしね^^;
動きパートとの切り分け
全てデザイン側でやってしまうこともありますがAe側で再現した方がいいものはAeで作ります。上の船のアニメーションで言うと煙のアニメーションはAeで作成しています。ある程度アプリケーションの知識は入れておいて「ここはAeで作れるな」など分担してみるといいでしょう。
例1:大きさや色を変える
例の一つ目は目線誘導でも紹介した大きさと色を変えることで今何が選択しているかを分かりやすくしています。普段気付かないで使っているアプリのUIなんかを見て再現してみるのもいい勉強になると思ってます。
例2:下から上に
人は無意識に上にあるものから見る習性があります。これはその考え方をつかってオブジェクトを下から上に切り替えていくアニメーションで見る側にストーリー性を伝える様にしています。
例3:ピントを変える
見せたいオブジェクトだけにピントを当てて他をぼかすことによって目線をピントがあった被写体に集中させます。人の目も実際は見たいものをフォーカスすると他はボケていることもよくあるのでそれを再現している感じですね。
例4:切り替えと速度
2枚の画像を切り替える場合、単純に切り替えてしまうと急に変わってしまい違和感を与えてしまいます。そんな場合は人は早いものを見た時に残像が発生するのを利用して切り替えます。速度の一番早いところで変えたりすることも選択肢の一つとして持っておきましょう。
例5:視差をつける
左から入ってくる動きでも奥行き感を出す場合パララックスを使います。車で外を見た時に手前のものは早く奥のものはゆっくり見えるアレです。上の場合、手前と奥にオブジェクトを配置後にスケール調整してからカメラレイヤーで制御しています。こうする事で立体感が増しますので是非やってみてください。
例6:端で切り替える
コンポジションの左右に配置し、一つが画面外に移動したら反対の端から出てくる様なイメージです。会話で話している人のカットに切り替わるのに似ています。対比に使えるのでパターンの一つにしています。
まだまだ先は長い
今回は自分が考えている一部をご紹介しましたがモーションにはもっと深い沼が待っています。あなたもその沼にヒタヒタに浸かっていただきたいです。ではでは〜
モーションを作って快適なAe生活を^^
ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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