はじめに
2022年4月20日予定で、Nikon Z 9用のファームウェア Ver.2.00が公開になる。
このメジャーアップによりNikon Z 9はさらに進化を遂げ、最強のカメラになること間違いない。筆者は先行して最新のファームウェア(β版)搭載機を使用して様々なテストや撮影を行ったので今回のファームウェアアップデートをまとめて紹介していこう。
まず、筆者はNikon Z 9を3台使用して、様々な撮影を行っているNikon Z 9のヘビーユーザーだ。静止画も動画もハイブリットにこなし、ワンマンオペレートでもハイクオリティーな写真や映像を提供できるようにしている。Nikon Z 9により仕事の効率化ができ本当に楽になった。
Nikon Z 9は発売時からかなりのスペックではあったが、今回のファームウェアアップデートにより静止画も動画も驚くほど機能アップし、また操作も使いやすくなっている。Vookの記事をご覧の方は動画を撮る方が多いと思うので動画、静止画の順番で今回のファームウェアアップデートを解説したいと思う。
" N-RAW 12bit " と " ProRes RAW HQ 12bit " に対応!
まず、今回、動画に関するアップデートはとても多く、その中でも注目すべき所を細かく紹介しよう。
動画のファームウェアアップデートで最も注目すべきはRAW動画の追加だろう。RAW動画は2種類を用意してあり 「N-RAW 12bit」と「ProRes RAW HQ 12bit」に対応 している。RAWの収録はもちろんボディー内に行えるようになっている。これまでNikon Z 6& Z 7シリーズでRAW映像出力するにはニコンサービスセンターなどに送り、有償(33,000円税込)掛かっていたが、今回のZ 9ファームウェアアップデートVer.2.00はデータのダウンロード&ファームアップのみで、さらに無償となっているのが大きい。
まずN-RAW(NEV)はニコン独自のRAWフォーマットだ。様々な画像サイズとフレームレートに対応している。画像サイズは8K DCIを超える最大8.3K(8256×4644)でフレームレートは60Pに対応している。
さらに4K DCIを超える4.1K(4128×2322)画質であればフレームレート120Pの12bit RAW動画を収録出来る点も魅力だろう。
DXフォーマット(APS-Cサイズの撮像範囲)への切り替えをすると5.4K(5392×3032)の60Pに対応し、撮像範囲2.3×クロップ時でも4K UHDの120P収録ができるので安心だ。殆どのフレームレートで100Pや50P、24Pにも対応しているので様々なシーンで役立ちそうだ。
更にN-RAWは動画の画質を「高画質」と「標準」から選択できるので記録メディア容量や用途に合わせて設定すると良いだろう。
※N-RAWでの8.3K/60p、4.1K/120p撮影時、CFexpressメモリーカードTypeBの「ProGrade Digital COBALT 650GB」および「ProGrade Digital COBALT 325GB」の使用を推奨。
N-RAW対応ソフトでのグレーディングや編集には、DaVinci Resolve ver.17.4.6以降(※8K書出などは有料版のDaVinci Resolve Studio 17で対応)やEdius X ver.10.32(※一部制限有)が対応予定なので、使い勝手はとても良いだろう。
ちなみにM1 MacでDaVinciを開く際に、「Rosettaを起用して開く」にチェックを入れてからでないと開けないようだ。
実際にN-RAWを編集してみたが、 驚くほど美しい。
8.3K 60P 画質「高画質」で撮影した映像をDavinci Resolve Studio17で編集。筆者使用のMacはMac Book Pro M1 MAXで10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max、64GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージのスペックだ。N-RAW 4.1K 120Pは全く問題なくスムーズに動き、8.3K 60Pになると再生でもたつく印象だ。
そこで、登場するのがプロキシ動画だ。同時記録されているプロキシ動画とリンクすることで問題なく再生&編集できる。また、クリップ毎にメディアの最適化を行えばストレスなく編集可能だ。伊丹空港での撮影した動画はZ 9とNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S & Z TELECONVERTER TC-2.0x の組み合わせで撮影した。編集時はN-Logにしてニコン純正のLUTをシンプルに当てて明るさやコントラストなど微調整している。
※作例撮影時のみマスク未装着で対応
また、ProRes RAWの編集とグレーディングはFinal Cut Proで行った。4.1K 60Pを50%スローにして制作。こちらもN-Logにして筆者がよく使うLUTを当てている。少しシネマティックルックになるようにしている。一部のシーンはN-RAW 4.1K 120PをDaVinci Resolve StudioでN-Log変換しFinal Cut Proに取り込んだ。素材の耐久性もありとても好みだ。今後の撮影ではN-RAWが活用しそうだ。
次にProRes RAW HQ 12bitの内部収録にも追加対応したので紹介する。ProRes RAWは汎用性のあるRAWフォーマットなので、FCP XやアドビPremiere Proなどで使い易い。
ProRes RAWの場合は撮像範囲FXフォーマット(フルサイズ)の場合4.1K 60Pまで対応、DXフォーマット(APS-Cサイズ)であれば5.4K 30P、2.3×クロップであれば4K UHD 60Pまで対応しているので様々な用途に合わせて撮影できそうだ。
ファイル自体はN-RAWよりは重めではあるがHQであるからか、Macでの編集はサクサク動き、露出の調整などもスムーズに行える。伸びしろもありハイライトのリカバリーやシャドーの調整など素早く行えるのでProResで編集するユーザーはとても扱いやすいだろう。
さらに、RAW動画を収録する際は動画の階調モードを[SDR]または[N-Log]から選択でき、また追加機能で画像サイズ1920×1080のH.264 8-bitのプロキシ動画を同時記録してくれるので編集やクライアント確認用として使うことができるのはありがたい。
さらに、画素混合のないオーバーサンプリングの拡張機能も搭載しており、よりシャープな映像を撮影することができる。オーバー8Kの映像をオーバーサンプリングすることで、高精細な4K動画を収録できる。今までは4K 30Pまでしか対応していなかったが[3840×2160 60p]、[3840×2160 50p]でもオーバーサンプリング収録出来る点は魅力的だ。ただし、オーバーサンプリングをONにするとバッテリーの消耗は早くなるようだ。
さらに使い勝手の良くなった様々な機能が追加
その他にも使い勝手の部分が大幅に改善したり、機能が追加されたりしているので紹介したいと思う。
まず、iメニューに「動画情報表示」を追加できるようになった。動画情報表示は撮影前に動画の設定が一目で分かるように表示してくれるので設定のミスが少なくなる印象だ。あくまでも表示なので表示画面から設定は変更できないが、選択項目が増えたNikon Z 9においては一目でカメラの設定が分かるのはありがたい。
さらに、Nikon Z 9発売時から搭載されている8K動画記録中の拡大表示機能がより便利になり、拡大表示倍率が100%に加え50%と200%が選べるようになった。ユーザーがより細かく拡大倍率を選べる点はとても便利だ。
動画撮影中の赤枠表示も選択できるようになった。動画撮影の録画が始まると画面に赤枠が出てくれるので確実に録画していることが分かるので「逆レック」などケアレスミスを防ぐことができるのはありがたい。
動画撮影では基本、録画していることを確認するのが当たり前ではあるが赤枠が表示されることで安心感がある。
新たに追加された輝度情報の種類からはWFMが選択できるようになった。今まではRGBヒストグラムだけだったがWFM(ウェブフォームモニター)が選択できる。ウェブフォームモニターが搭載されることで、露出の把握が難しいN-Log撮影を始めRAW収録などで露出を決める際にとても役立つ。サイズも標準と大の2種類あるので撮影に合わせて選択できる。
細かな部分ではISO感度ステップ幅拡張(Mモード)により1/6ステップで細かな露出調整が可能になり、感度(ノイズ感)を必要以上にあげずに明るさを微調整でき、他のカットとのつながりを考えて撮影ができるようになった。シャッタースピードやF値、可変NDの濃度を変えることなく微調整できるので、今回の作例撮影ではとても役だった。
またシャッタースピードの延長機能(Mモード)により1/4秒(フレームレートによる)まで遅いシャッタースピードに設定できるので意図的にブラしたり、オーロラ・蛍・星景撮影など極端に暗くて明瞭に映せない場合でもより明るい映像で撮影でき、また、ISO感度の上昇を抑えることができるので、よりノイズの少ない映像で撮れ、表現の幅が広がっていくことに今後期待できるだろう。
操作系ではAF-ONボタンの機能に「高速」が追加され瞬時にピント合わせをしないといけないシーンでもよりスピーディーにピント合わせが可能になった。
また、HDMIの出力解像度が1080iに対応し配信などでよりフレキシブルに対応できる点も魅力だ。
また、セットアップメニューに[自動電源OFF 温度]が追加されている点にも触れておこう。動画撮影時でも比較的温度上昇してもとり続けられるZ 9ではあるが、万が一のために[自動電源OFF 温度]が搭載された。
[標準]と[高]が用意されており温度情報を視覚的に確認できる。[高]に設定すると[標準]よりもカメラ内部の温度上昇時は長く撮影可能だが、カメラが高温になったり画質が低下することもあるので注意して活用しよう。
[高]設定のZ 9では温度が上がると警告が出て、最後は電源が切れるまでカウントダウンが行われるので、いきなり電源が落ちて困ることはないので安心感がある。
フルサイズミラーレスカメラ初となる「プリキャプチャ」機能
静止画撮影モードについても様々な機能がアップしている。筆者が特に注目した機能がフルサイズミラーレスカメラ初となる「プリキャプチャ」機能だ。
Z 9のプリキャプチャは、ハイスピードフレームキャプチャ+という瞬間をとらえる連写設定時、シャッターボタン全押し時点から遡って最大1秒間と全押し後最長4秒間を記録できる機能なので、半押し開始してシャッターを全押ししてから最大で1秒分戻れるという驚きの機能だ。
この機能を使えば、鳥が飛び立った時に全押しすれば飛び立つ1秒前の画像から撮影できてしまう。そのため、決定的瞬間が来るまでは半押しして被写体を狙い、撮りたい瞬間が来てからシャッターを全押しするだけで思い通りの写真が撮影できる。
不要に連写することなく撮影できるのでとても効率的な動体連写撮影ができる。C30(約30コマ/秒、約45メガ)やC120(約120コマ/秒、約11メガ)で使うことができるので、高画素数が必要な場合はC30、より細かな一瞬を撮影したいのであればC120を選択しよう。
プリ記録時間は細かく設定でき、0.3秒、0.5秒、1.0秒から選択可能。レリーズ後の記録も1秒、2秒、3秒、最大(4秒)から選択できる。実際に使用してみたが、驚くほど使い勝手がよく、決定的瞬間を思い通りに撮影できた。
レリーズ後の記録時間を長くすると思いの他、撮りすぎてしまうのでオススメのプリ記録は1秒でレリーズ後の記録も1秒にすると丁度良い印象だった。
遠くにいる鷺が魚を捕食する瞬間をプリキャプチャのお陰で撮影できた。鳥が水に顔を入れた瞬間にシャッターを切るだけで、補色シーンを簡単に撮影できてしまった。
また、飛行機が着陸するシーンも撮影。赤いビーコンライトが光る瞬間を狙って撮影。ビーコンライトが光った瞬間にシャッターを切れば百発百中でビーコンが点灯しているシーンを撮影できる。飛行機によっては光る感覚が短いので撮りづらい機種もあるがプリキャプチャーのお陰でイメージ通りに撮影できた。
連続撮影すると困るのが画像の再生だC120で撮影するとワンショットで240コマや360コマ、480コマなどになってしまう。そのため一コマずつ見ていると大変だが、今回のファームウェアアップデートでは連続撮影グループの頭出しが可能となった。コマンドダイヤルでコマ送りすると連続撮影の先頭画像にジャンプできるのでとても見やすい。
AF性能もさらに強化
さらに、AF性能の強化もファームウェアアップデートに含まれている。
まず、カスタムワイドエリアAFが搭載されC1とC2に20パターンのカスタムワイドエリアから選択できるようになった。こちらはNikon D6でも定評のあったAFカスタム機能をブラッシュアップし、Nikon D6の時の17パターンから20パターンに増えている。
20パターンもあるので細かく被写体に合わせて選択できる。例えばハードルの場合は19×3で横長の長方形にすることでハードルにAFエリアが被らず選手にのみAF設定し撮影できたりと、AFエリアを制限することで様々な被写体に合わせてカスタム対応することができる。もちろん被写体検出にも対応しているので的確に被写体を撮られられること間違いなしだ。また動画AF撮影時にも使用でき、12パターンから選択できるようになっている。動画でもスポーツ競技や動体に合わせてAFカスタマイズで撮影できるのは新しい設定だ。
さらにAFの性能は夜景の逆光シーンや低輝度時の被写体検出性能が強化されている。オートエリアAFではすでに対応していたが、ワイドエリアAFや3DトラッキングAF、ターゲット追尾AFでも低輝度撮影がアップしている。ワイドエリアAFで暗所撮影した時も以前では迷ってしまっていたシーンでの食いつきもよくなっておりより安心感が感じられた。
動画においても電子手ブレ補正時のターゲットAF追尾枠表示の安定性が改善しているので手持ち撮影で追尾AFを使う際は使い勝手が向上している。
ボディー側でも複数のフォーカス位置を瞬時に呼び出すことのできるメモリーセット/リコール機能の拡張を搭載。フォーカス位置の登録は「一括登録」と「個別登録」が可能。
一括登録では設定した全てのボタンに同じフォーカス位置を登録でき、個別登録では設定したボタンごとに異なるフォーカス位置を登録できる。フォーカス位置の呼び出しを割り当てることで瞬時に呼び出すことができる。予め被写体が通過する位置などを登録することで瞬時にフォーカスを呼び出し撮影できる便利な機能だ。
列車が通過するポイントを登録したり、野球撮影で1塁や2塁など特定の場所のフォーカス位置を記録しておくことで素早い撮影に結びつきそうだ。
また、EVFが様々なシーンで見やすくなっている。
ファインダーの高フレームレート表示をONにすることでEVFのフレームレートが120fpsにアップ。より滑らかになり、ブラーのないスムーズなフレーミングが可能だ。ただし、高速連続撮影中は60fpsになることも覚えておこう。
さらに、ファインダーの明るさを[-5]にしてもまぶしい撮影シーン時、より暗くできるようになった[Lo1]と[Lo2]が追加され星景撮影などで効果を発揮できる。星景撮影中に周りのフォトグラファーにも迷惑になりにくいので安心だ。
液晶とEVFの切り替わりは驚くほど高速なNikon Z 9だが、より一眼レフに近い操作性を実現している。改善されたモニターモード[ファインダー優先]にすると画像モニターでメニューが画像チェックをしている時でもEVFを除いた瞬間にすぐにライブビューに切り替わる。
さらに、EVFで撮影後、接眼状態では撮影後の再生は行わずライブビューを維持し、EVFから離眼後に画像モニターで撮影後再生が行われる。そして、電源ONや半押しON、AF-ONを押すと接眼に先行してEVFの表示を開始するため、EVFを除いた瞬間にすぐに撮影できる。
一眼レフと同じような操作感になるので、一眼レフのフラッグシップ機から移行した方や同時に使われている方も便利に使えるだろう。
さらに細かな改善点も沢山ありカスタムメニューに「サブセレクター中央を優先」が追加された、デフォルトではサブセレクター中央を優先がONになっているが、OFFにすることでサブセレクター中央を押しながらサブセレクターを上下左右に倒すとフォーカスポイントが移動するようになる。
使い方としてはサブセレクター中央にAFエリアモードを割り当てている場合はサブセレクター中央を押すことでAFエリアが一時的に切り替わり、さらにフォーカスポイントの移動が可能になる。
個人的に嬉しかった細かな改善点はバルブ・タイム撮影時のカウントが右肩のパネルに表示されるようになった点だ。時計やタイマーを用意すること無く露光時間がすぐに表示され分かるのでとても助かる。
注目機能「比較動合成」の追加
また、注目の機能として[比較動合成]を搭載した。比較動合成とは動きの軌跡を1枚の静止画にカメラ内で合成できる機能だ。
動きの軌跡を1枚の写真にできるのでスポーツや動物、飛行機撮影などで役立つ。パソコンなど編集ソフトを使うことなくカメラ内で合成できるので、気軽に比較動合成を楽しむことができる。実際に使用した感じは、かなり精度高く合成できる印象。背景が複雑過ぎるシーンに被写体が被っていたりすると少し不自然な印象になる場合もあったが、背景がシンプルで被写体が重なりすぎなければ自然に合成できる。
作例では伊丹空港に着陸する飛行機の奇跡を合成した。飛行機が重なることないように配置して合成することで自然に比較動合成することができた。
動画と静止画共通の機能もアップ
今回動画と静止画共通の機能も機能アップしている。すでにいくつかは紹介したが、注目すべき物を紹介しよう。
まずWBにおいてはホワイトバランス「色温度設定時」の調整方法が改善された。従来はG-Mのみの調整だったが、A-Bの軸も他のWB同様に触れるようになり細かな設定が可能になった。絶妙な色温度の設定がし辛かったが、A-Bを微調整できることで直感的にWBの色合わせができるのはとてもありがたい。
また、プリセットマニュアルWBも改善され画面全体に対して約0.5%の面積で基準となる白の取得が可能になり、カラーチャートなど細かな白からもプリセットマニュアルWBを得られるようになっている。
次に操作系も紹介しよう。
[撮影機能の呼び出し]がホールド対応している。今までは撮影機能の呼び出しをする際、ボタンをホールドし続ける必要があったが、ホールド設定することで一度ボタンを押すだけで呼び出した設定を維持できるので、その他の操作が可能になっている。そして、筆者がとても嬉しかったのがフォーカスリングとコントロールリングの入れ替えだ。AFの優れているNikon Z 9はAF撮影が多いのでレンズのフォーカスリングを殆ど触らない。コントロールリングではISOや絞りを変えることがあるがフォーカスリングの方が操作しやすいので、入れ替えられるのはとても助かる。
また、[レンズのFnリング(右回し)]や[レンズのFnリング(左回し)]を搭載。Fnボタンに割り当てできるほぼ全ての機能を割り当て可能だ。右回しと左回しで機能を選べるのでとても便利だ。今回はZ 70-200mmなどまだ少ないが、これから対応できるZレンズが増えていくだろう。
メモリーセットボタンがあるレンズを装着した場合は[レンズのメモリーセットボタン]にもFnボタンと同等の機能を割り当てられるようになったので、様々な機能を物理的な方法で呼び出せるので速写性はさらに向上することなるだろう。
さいごに
今回、Z 9ファームウェアアップデートVer.2.00のレビューをお届けしたが、実は細かなアップデートはまだまだあるので是非詳細はニコンのwebで確認してほしい。
細かな所までしっかりとファームウェアアップデートをしてくれるのがNikonの良いところだ。今回は特にRAW動画に関しては驚くほど高スペックでフラッグシップのNikon Z 9がとてもお得なカメラに感じられる。
静止画においてもプリキャプチャ機能が充実していたり、AF機能がアップしていたりとより信頼性の高い機材に進化していることは間違いない。
すでにNikon Z 9を持っている方は是非ファームウェアVer2.00公開後にアップデートしていただきたいと思う。
<Nikon Z 9製品ページやキャンペーンはこちらから>
■Nikon Z 9製品ページ
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KOJI_UEDA@KOJI_UEDA
米国サンフランシスコに留学し、写真と映像の勉強しながらテレビ番組、CM、ショートフィルムなどを制作。帰国後、写真家塙真一氏のアシスタントを経て、フリーランスのフォトグラファーとして活動開始。ライフワークとして世界中の街や風景を撮影。ドローン撮影や特機での撮影も...
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