2017.08.17 (最終更新日: 2020.08.29)

これから映像制作を始める人におすすめしたいビデオグラファー的撮影機材

※※2018秋版に更新しました。こちらを御覧ください!※※

今ではスマートフォンでも高画質の動画を簡単にとって、編集まですることができる時代になりましたが、そこから一歩進んで、もっとキレイな映像を撮りたい、映像をもっとやってみたいという風に思う方多いと思います。

この記事では、私がもし今、映像制作を始めるとして、機材を一から揃えるとしたら、どんな機材にするか、いくつかプランにわけてご紹介したいと思います。映像にも色々な種類がありますが、今回はイベント撮影やノンフィクション的な映像などビデオグラファースタイルで撮る場合を想定して選んでいます。また、個人的な好みもあるので、あくまでも個人的な意見であることはご了承下さい!

まず、揃えたい機材のリストはこんな感じになります。

機材リスト

・カメラ本体
・レンズ
・NDフィルタ
・三脚
・マイク
・予備バッテリ
(SDカードなど)

カメラ

動画を撮ることができるカメラはiPhoneから、業務用のビデオカメラ、デジタルビデオカメラ、GoProのようなアクションカムまで多岐にわたります。自分の撮りたい映像のイメージと予算に合わせて好きなものを選べばいいのですが、今回は、「スマホや家庭用ビデオカメラとはちょっと違うな」という画の美しさを出しやすく、かつデジタルシネマカメラほど高くない、動画機能のついたデジタル一眼カメラをメインにご紹介したいと思います。

レンズ

レンズに関しては、撮りたい画や撮影の状況によって、必要なものが変わってきます。特に主義主張がなければ、はじめは一番標準的なズームレンズを使ってみて、こんな画が撮りたい!というのが出てきたときに買い足していくのがよいと思います。予算的に許すのであれば一本単焦点を買っておくと、ズームと単焦点の違いがわかってよいかなと思います。画の綺麗さだけを追求していきたい!というのであれば、最初から単焦点オンリーで揃えていくのもアリです。

NDフィルタ

NDフィルタとはレンズの前につけて、光量を調整するものです。写真の場合は基本的に露出を絞りとシャッタースピード、ISO感度の3つで制御しますが、動画の場合、シャッタースピードは固定しておくというのが基本です。シーンに寄ってシャッタースピードを変えてしまうと映像のパラパラ感が強くなったり弱くなったりして見にくいからです。そのため、上記の3点以外に光量を調整するためにNDフィルタが必須になります。NDフィルタは暗さの段階によって、別れて売っています。ただシーンごとにいちいちフィルタを入れ替えるのが大変なので、可変NDフィルタというものを使うと便利です。若干、色が変わってしまうという問題はありますが、使いやすさ重視だと可変がおすすめです。

マイク

これも撮りたい映像の種類によりますが、対象物の声や動きの音などを強調しておさえたい場合はガンマイクが必要になってきます。キレイに音を録るためには色々と機材や工夫が必要になってきますが、まず簡単なガンマイクを一本持っておいて、これ以上必要なのかどうかの基準にするのがよいと思います。

三脚

三脚は、いいものを使うと画が安定します。これは値段の高さと比例して安定性がましていきます。まずはコストパフォーマンスの高いLibec(リーベック)のものを使ってみるのがいいと思います。予算がそんなにない、もしくはトラベル的に移動しての撮影が多い方は小型三脚のマンフロットbefreeにしてもいいかもしれません。

というような感じで、予算別にプランを勝手に作ってみました。

予算別!勝手にオススメ機材コース

【30万円コース】

○カメラ・レンズ

Panasonic LUMIX GH5 12-60mmレンズキット :約20万円
Panasonic 25mm F1.4単焦点レンズ:約5万円
映像を始める人向けの動画一眼カメラの大本命はこれでしょう。基本的に写真用カメラではありますが、中身はほぼ動画カメラと言ってもいいくらい機能は充実しています。最初はつかいこなせないかもしれませんが、これで勉強していくのはいいかもしれません。標準ズームレンズのついたレンズキットに、換算50mmの単焦点レンズを一本買い足したプランです。

○予備バッテリ
DMW-BLF19:約6500円
GH5は電池の持ちのいいカメラです。ただ、撮影の内容にもよりますが、
最低1本は予備があるとよいでしょう。
電池は純正を買っておくことをオススメします。

○マイク
RODE VideoMic GO:約8500円
マイクが必要な場合、安くて軽くかなりコスパのいいマイクなのでおすすめです。
カメラから電源供給できるのも便利なポイント。

○NDフィルタ
GENUS 可変NDフィルター 77mm:1万6000円
色々なメーカーから可変NDは出ていますが、日本ですぐに手に入って、
値段とクオリティが悪くないということでこれをオススメします。
可変フィルタは持っている最大サイズのレンズのフィルタ径以上のものを1個用意して
それ以下のサイズのレンズにはステップアプリングというフィルタ径を大きくする
リングを買ってつけておくと、全てのレンズに同じ可変NDが使えるようになります。

○三脚
Libec TH-X:約30000円
値段と安定感のバランスのよいモデルです。
GH5クラスのカメラにちょうどよい動画用の三脚です。

こんな感じで、大体30万円くらいで揃うかなと思います。
マイクやレンズなどは必要に合わせて種類を変えて下さい。
ここにあとメディアとしてSDカードさえ準備すれば、
バッチリ撮影できると思います。

【20万円コース】

○カメラ・レンズ
Panasonic LUMIX GH4 本体:約10万円
Panasonic 25mm F1.4単焦点レンズ:約5万円
GH5の1世代前のカメラですが、今でも十二分で一線で活躍できる高機能カメラ。個人的にもまだ愛用していますし、値段がだいぶ落ちてきています。GH5は初心者が使いこなせない機能も多いので、カメラではお金を節約してレンズなどにお金をかけたほうが総合的には間違いなくいい絵が撮れると思います。今回は標準的ズームレンズをなしにして単焦点一本勝負のプランです。必要になったらレンズ買い足しましょう。

○予備バッテリ
DMW-BLF19:約6500円

○マイク
RODE VideoMic GO:約8500円

○NDフィルタ
GENUS 可変NDフィルター 77mm:1万6000円

○三脚
Manfrotto befree live ビデオ三脚キット:約23000円
超小形のトラベル用ビデオ三脚です。移動が多くできるだけ
三脚を小さくしたい人にはよいかと思います。
ただ小さい分だけ安定性は高くないので、あまり大きな機材はのせられません!

30万円プランの派生型ですが、これでも十分キレイな画を撮ることができます。
ここから初めて徐々に機材を進化させていくのもひとつの手です。

その他のおすすめカメラ

ここまで2つのプランでPanasonicのGHシリーズばかり推してきました。
自分がずっとお世話になったシリーズなので…というのもありますが、
大きな理由は「イヤホンジャックがついているから」というのもあります。

動画機能付きの一眼カメラの多くは、やはり写真機能がメインで、
あくまでも動画機能は「動画も撮れます!」という扱いのものも多いので、
カメラ本体にマイクジャックがついていても、実際にどんな音が撮れているのか
イヤホンを繋いで聞く事ができるイヤホンジャックがついていないものが多いのです。
その場合は、別売りのアクセサリや、音声収録用の機材を
別に買って繋げる必要があるので別途費用がかかります。
そういった意味で、値段が高くなく、イヤホンジャックがついている
使いやすいシリーズということでGHシリーズを選びました。

ただ、逆に言うとイメージビデオ的なものを撮りたかったり、
音声収録は別途専門機材を使って行うという前提であれば、
以下のようなカメラもおすすめになってきます!

Fujifilm X-T2 レンズキット:約20万円

フジフィルムは皆さん御存知の通り写真(フィルム)メーカーですが、
このX-T2でいよいよ本格的に動画撮影機能も強化してきました。
元々評判の良かった発色の美しさと、写真フィルムの色味で動画撮影ができる機能など、
撮ってそのまま美しい画を撮れるという点については、イチオシカメラです。

レンズも値段高すぎず良いレンズばかりなのも素晴らしいです。
以下の単焦点など、小型でキレイで一本あってもいいかもです。
XF35mmF2R WR :約4万円

Sony α6500本体のみ:約15万円
そして忘れちゃいけないのが映像機材の横綱、ソニー!
ソニーにはα7シリーズという、フルサイズセンサーで動画機能てんこ盛りの
ミラーレス動画カメラの王様シリーズがありますが、
ちょっと高すぎて、最初から手をだすのは難しいかと思います!
このα6500はAPS-Cサイズセンサーのフラッグシップモデル。
動画もとてもきれいに撮ることができます。
ソニーは、これまでの紹介したPanasonicやFujifilmと違って、
同じレンズマウントで、動画専用のデジタルシネマカメラシリーズも出しているので、
ソニーの機材で制作をはじめて、後々カメラをグレードアップしていっても
レンズ資産をそのまま使えるというのが大きなメリットになります!

まとめ

いろいろとご紹介してきましたが、
いまはどのカメラでもキレイに動画が撮れる時代です。
好きなものを使って撮ればいいと思います。
ビデオグラファーにとって撮影機材は、サムライにとっての刀みたいなものなので、
自分のスタイル似合いそうなものを選び、愛着を持って使っていきたいところです!
機材選択の参考になれば幸いです!

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