「顔のVFX」と特殊メイクのメリットを活かし10代の子供を80歳へ老化させる、短編映画『LAYERS』ブレイクダウン映像を公開(デジック)


デジック有限会社は、「顔のVFX」と特殊メイクのメリットを活かし、より自然に、10代の子供を、80歳へ老化させた映像を公開した。

■技術の特徴

同社は映像の中で、10代の子供を老人に変えるために、新しい取り組みに挑戦した。

「フェイシャルVFX」と「特殊メイク」の連携によって、両方のメリットと、自然な仕上がりを得ることができる。


特殊メイクのメリットは、老化具合を撮影現場で確認でき、監督も演出がしやすくなることである。特殊メイクには、俳優が役になりきる際の助けとなってくれるメリットもある。

今回の方法では、特殊メイクで顔中を覆う必要がないので、メイク時間が短縮し、俳優の負担も少なく、演技がしやすいという特徴があった。

俳優の「微細な顔の動き」がメイクに反映され、フェイシャルVFXでもそれが活かされるため、俳優の「自分の演技が損なわれるのではないか」という不安も軽減される。

VFXやCGだけで、これだけの老化を作るには、撮影前/中/後の全ての工程で、大きな負担(予算、作業期間、精密な計画など)が求められる。この負担も、特殊メイクと組み合わせることで大幅に軽減できる。

この技術によって、俳優に過去と未来を「代役なしで」演じてもらう選択肢が、身近になる。

■特殊メイク

メリット
・俳優が、役になりきるときに助けとなる
・撮影現場で、老化した顔を確認できる
・俳優の顔の微細な動きを、メイクを通して見ることができる
デメリット
・型取りと実メイクの負担
・メイク時間が長くなる場合があり、撮影時間に影響する
・メイクの種類によっては、演技に支障がでる

■フェイシャルVFX

メリット
・俳優と、撮影現場の負担がない
・俳優の表情と演技そのものを活かすことができる
・特殊メイクではできない「痩せ細る」表現が可能
デメリット
・費用が高額となってしまう場合がある
・作業期間が長くなる場合がある

■特殊メイクなしで、「若返り」が可能

Digic(デジック)は、俳優・タレントの「若返り」も手掛けている。「若返り」は、特殊メイク無しで実現することが多くなっている。

10代の子供を80歳にするような極端な老化でなければ、フェイシャルVFX「のみ」で実現することも可能である。

「人の顔」という大きな責任がともなう対象を、顔の専門家たちが強固なセキュリティの中で慎重に取り組んでいる。

Digicでは、特殊メイクとVFXの高度な連携を実現するために、今まで様々な実験を行ってきた。この実験の一部をWebサイト見ることができる。

■短編映画『LAYERS』

この技術が採用された短編映画『LAYERS』は、アカデミー賞公認・アジア最大級短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022」、第38回BUFF国際こども・青少年映画祭にノミネートされた。

企画とプロデュースはMEGUMIさん、演出と脚本は『佐々木、イン、マイマイン』の内山拓也監督、楽曲プロデュースはHIP HOPアーティストのPESさんが担当している。

今作の最大の見どころは「夫婦が子どものまま成長することがない」という点。成長しないだけで時間の流れと共に老いていく姿が描かれている。

この作品は、住宅ブランド「LIFE LABEL」「Dolive」が運営する動画キュレーションメディア「filmbum」のショートフィルムプロジェクト「filmbum ORIGINAL」として制作した作品である。

■若返り/老化だけでなく、様々な表現に応用可能

1つの作品の中で、ひとりの俳優が「様々な年齢」を演じる必要があれば、撮影前に、Digicがそれぞれの年齢の顔サンプルを作り、監督・プロデューサー・俳優と話し合いながら目標となる顔を作り上げていく。

タレント撮影が1日しかないことの多いCM制作では、フェイシャルVFXのみで老化や若返りを実現できるメリットは大きいものだ。

この技術は、顔だけでなく、手や体を変えることも可能である。さらには、若返り/老化だけではなく、様々な視覚表現ができるように開発されている。

デジック有限会社
https://digic.jp/movie

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