After Effectsのパフォーマンスで徹底検証! FRONTIER PC インテル®Core TMi7-12700k搭載マシンの実力

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2022.07.26 (最終更新日: 2022.09.09)


はじめまして、映像ディレクターをしています佐々木と申します。
普段は広告や映像コンテンツのディレクションを軸としつつ、Aeを使った演出を得意としています。

ダンサー、アーティスト等の表現者とコラボレーションした映像制作をさせて頂く機会が多く、表現者のフィジカルな表現(アナログ)に魅了されています。

実写の良さを活かしつつ「アナログとデジタルの融合」をテーマに、実写の表現が少し拡張された世界観を目指しています。

「アナログとデジタルの融合」に、私にとって欠かせないアプリケーションがAfter Effectsです。

After Effectsではプラグインを多用します

Aeを使う上で、自身の映像では多くのプラグインを使用しています。

特に使うものとしては以下になります。

  • RED GIANT TRAPCODE(Particular、Form、Mir等)
  • RED GIANT VFX(Chromatic displacement、PrimetteKeyer)
  • VIDEO COPILOT (Element3D、Saber)
  • aescripts+aeplugins (PLEXUS3)

ビジュアル面で大きく変化を与えてくれるプラグインですが、それに合わせてスペックの高さが比例して求められます。スペックの高さに加えてPCとの相性が合わない時もあり、スペック通りの機能が発揮されていないように感じることもあります。

私が映像制作で重要だと思うこと

映像制作において重要なポイントは「トライアンドエラー」 だと考えているため、自分がイメージしたり表現したいことへの試行錯誤のリアクションが遅くなることは非常にストレスを感じます。それによって創作意欲がなくなってしまうことはとてももったいないことだと考えています。

PCに負荷をかけない編集をすることは仕事をする上で大事な要素ですが、映像表現の楽しさを感じたり新たな表現の発見をするためには負荷をかけてもストレスを感じないためのPC選びは映像制作者に常に付き纏う課題だと感じています。

インテル® Core™ i7-12700K プロセッサー 搭載マシンでトライアンドエラーを実施

今回、トップエンドの​​インテル® Core™ i7-12700K プロセッサーを搭載したマシンを使用して「トライ&エラー」を実施した内容を解説したいと思います。

解説に入る前に、内容をよりわかりやすくするためインテル® Core™ i7-12700K プロセッサー 搭載マシンと従来のマシンのスペックを紹介します。

■従来のマシン iMac

プロセッサ 第 10 世代インテル(R) Core(TM) i9 プロセッサー (3.60GHz)
メモリ 128GB
グラフィックス AMD Radeon Oro 5700XT 16GB

■FRONTIER  FRGH670/LEN

プロセッサ 第 12 世代インテル(R) Core(TM) i7-12700F プロセッサー (2.10GHz)
メモリ 32GB DDR4 SDRAM
グラフィックス MSI GeForce RTX3070 Ti8GB

こちらがその作例です。

従来のマシンでは時間の制約の中で編集プランを複数持って試行錯誤することが難しかったのですが、インテル® Core™ i7-12700K プロセッサー搭載マシンでは同じ制約の中思う存分プランをいくつも試すことができて新しい成果を得ることが出来ました。具体的に次にご紹介します。

ロトブラシでの切り抜き作業が早くできる

ロトブラシはグリーンバックを使わずにエッジを検出して人物等を切り抜くエフェクトで、オブジェクトを人物の背景に回したり、リリックビデオ等では文字を背景に配置したりと映像表現に幅を作り出してくれる機能です。

従来のPCだとかなり負荷がかかってしまい、一部切り抜く作業で1日が過ぎてしまう時もありました。時間がかかってしまうことでその表現を諦めてしまう状況も多々ありましたが、FRGH670/LENではかなりの時間短縮が可能になりました

ダンサーが技話を決めるために背景が歪んだり、異空間になっていくようなビジュアルが短時間でできるようになったので試行錯誤することができるようになりました。

Plexus、ChromaticDisplacementを何度も繰り返し使ってもディレイが少なくレンダリングのスピードも早い

Plexus、ChromaticDisplacemenはダンサーの動きに合わせて、グラフィックが出現したり、ヒットを強調するため画面を歪ませるために用います。

こちらは負荷がかかりにくいエフェクトではあるものの、ダンサーの動きにマッチするために何度も微調整を繰り返しながら良いタイミングを探っていきます。

「数値を調整し再生」を何度も繰り返し一番気持ちが良いタイミングを探る作業をする際、ここのプレビューにディレイが生じたりレンダリングの待ち時間が長いとモチベーションが下がり、表現を諦めることも多々あります。

FRGH670/LENではそのストレスを感じず色々試行錯誤した中でのベストを探すことができたかなと思っています。

Element 3D

このカットについては沢山のエフェクトを使って表現しましたが、その分レンダリング時間がかかってしまうところです。従来のマシンとFRGH670/LENを比べてみると

■従来マシン

フレームレンダリング時間:9.32秒

■FRONTIER FRGH670/LEN

フレームレンダリング時間:1.3秒

おおよそスピードの差は9倍でした。
前述したようにレンダリングの速さ・リアクションの良さは制作意欲や新しい表現の可能性に大きく関わってきますので、私にとってとても良い経験でした。

まとめ

映像制作において最も大事なことは「トライアンドエラー」だと考えています。やってみたい、こんなことをしたら面白そうというクリエイティブな発想に向かって試行錯誤ができるツールを選んでいくことがオリジナルな表現へ近づいていくと思います。

映像編集を行うディレクターやエディターにとってPCは必須アイテムなのに、いろいろと選択の幅を広げずに先入観で決めてしまうことが多い気がしてます。

今回インテル® Core™ i7-12700K プロセッサーを搭載したマシンを使うことで、諦めていた表現が可能になったり、偶然の発見に出会うための「トライアンドエラー」を行えたことで新しい発想も芽生えてきました

是非一度触れてみてはいかがでしょうか?

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