Nikon「Z 30」レビュー 動画機に本気を出してきた最新鋭のAPS-Cエントリーモデル

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Nikonは、Vlogなどの動画撮影に最適な新型ミラーレスAPS-Cモデル「Z 30」の発売を発表しました。エントリーモデルとして誕生するZ 30は、どのような特徴をもつカメラなのでしょうか。

今回はYouTuberでもあるビデオグラファー・だいげんさんと、JEMMA(じぇま)さんのお二人に、発売前のZ 30(β機)を使用しての作例制作を通じて感じた魅力についてお話を伺いました。

▲今回のレビュー機材となる「Z 30」 

  • だいげん

    家族に人生を楽しむ姿を見せたくて9年勤めた会社を退社後映像製作会社を設立。2018年10月からYouTubeにコンテンツを投稿し始め、現在チャンネル登録者3万人を突破。ウェビナーの登壇やweb記事の寄稿、オンラインサロンの開設など精力的に活動している。

  • JEMMA

    1994年生まれ。大阪府出身。ワーキングホリデー中にVlogを始めたことをきっかけに動画制作に没頭。現在はフリーランスで映像制作や、専門学校・自治体等での講師活動、株式会社Vookのコンテンツディレクターを務める。YouTubeチャンネル『じぇますた。』では動作制作のTipsなどを発信中。

だいげんさんによるZ 30の作例

【だいげんさんの作例】

だいげん:今回の作品は、家族でパラグライダー体験をしにいく一日の様子を撮影したものです。僕の家の休日の流れを追った動画になっていて、朝起きてから夜寝るまでの間をVlog形式で撮影しています。

残念ながら撮影当日は曇り空かつ風も吹いていない、パラグライダーにはあまり向かない日でした。風がないと、かえって重さがない子どもは飛びにくいらしくて。しかしスタッフの方のご協力もあり、子どもたちは飛行体験を楽しめたんじゃないかなと思います。

だいげん:今回の作例では、撮影後にグレーディングをする前提でしたので、撮影時にピクチャーコントロールを「フラット」にして、調整で彩度とコントラストをそれぞれ−1、輪郭強調を+1にしています。ただし+−1にすることで大きく変わるわけではありません。好みの調整になってきます。

撮影の形式は4K30p。ISOの設定はオートにせず、場面に応じて調整しました。といっても、上げてもMAXで4000くらいまでです。レンズはNIKKOR Z 20mm f/1.8 S、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sに付け替えています。

NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA104DA?cid=JDLNS201131
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA102DA
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA001DA

だいげん:バーベキューのシーンは赤の彩度だけちょっと落としていますが、全体的にキレイな色を出せました。子ども同士がじゃれているところもかわいく撮れたので、お気に入りのシーンになっています。

JEMMAさんによるZ 30の作例

【JEMMAさんの作例】

JEMMA:私も朝起きてから愛犬と過ごす一日の様子を撮影しました。何気ない一日ですが、撮影をすることで普段以上に犬の行動に注目できましたし、犬の目線で物事を映してみたことで新たな発見があったりして面白かったです。

撮影の形式はフルHDの120pと60pです。編集でスローをかけるつもりだったので、屋外は120p。室内は60pで撮影しました。ISOはだいげんさん同様にオートを使わずに、シーンごとに自分で設定しました。ノイズが気になりそうだったのと、窓際の撮影が多かったということもあり、最大1200くらいまでに抑えています。

使用したレンズはNIKKOR Z 28mm f/2.8とNIKKOR Z 40mm f/2、あとはキットズームレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRです。

NIKKOR Z 28mm f/2.8
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA105DA
NIKKOR Z 40mm f/2
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA106DA
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
https://shop.nikon-image.com/front/ProductJMA706DA

JEMMA:実は、私とだいげんさんの作例は同じ日に撮影しているのですが、雰囲気が違って見えるのは撮影時にクリエイティブピクチャーコントロール (※) をシチュエーションごとに数種類設定しているからです。

クリエイティブピクチャーコントロール・・・色合いや階調、彩度などを細やかに作りこんだ多彩な効果により、さまざまな雰囲気を撮影時に表現する画づくり設定で20種類から設定可能

JEMMA:家の中では「モーニング」というフィルター設定を使っています。窓から入る光のおかげで雰囲気のいい青っぽさを出せるので、気に入って使っています。

屋外では「メランコリック」と「ポップ」を使いました。メランコリックはピンク味が入り少し褪せたような映像になります。ポップは彩度の高い映像になり、緑のある公園での撮影で使って見るとジブリ映画のような雰囲気を感じました。

クリエイティブピクチャーコントロールは、それぞれ適用度を更に微調整できるので70%〜90%に設定して使っています。

フレームレートを60pと120pで撮影し、編集でスローモーションにしたことで、特に愛犬が体をブルブルさせているシーンは、こんなにダイナミックな動きをしているのかと驚いてしまいました。スローだからこそわかる表情や動きを映せたのはよかったです。

Nikon Z 30の魅力

──Z 30で実際に撮影し、率直な感想として、お二人はどのような魅力を感じましたか?

だいげん:Z 30を使った率直な感想は 動画機としてのバランスがめちゃめちゃいい」 ですね。

撮って出しでもキレイな動画が撮れるというのは魅力だと思います。また使ってみた感想としては、オートフォーカスの性能がすごくいいなと感じました。 今回私が映っているところは妻に撮影してもらったのですが、私と妻が撮影したシーンに大きな差が無いように思えます。妻が撮影したと知らない人が見たら、違いがわからないのではないでしょうか。

だいげん:実際にZ 30を握ってみるとグリップ感の良さもいいですね。 個人的にZ fcを使っていますが、グリップがないのでどうしても動画を撮影するときに手ブレをしやすくなってしまって。Z 30は本体の軽さと相まって、非常に取り回ししやすいと思います。

JEMMA:たしかに軽さと小さいサイズは魅力ですよね。ゴールデンウィーク中に旅行に行ったとき、Z 6IIを持っていくのは重いし、少し大きいのでちょっと気が引けてしまって。サクッと何か撮影したいと思ったときに持っていくとしたら、Z 30はちょうどいいなと思いました。

──Z 30はファインダーがないモデルですが、不便ではありませんでしたか?

JEMMA:私は基本的にファインダーを覗かずに撮影するので、ファインダー無しでも特に困りませんでした。屋外で日差しが強くて画面が見えないようなときにはファインダーを覗きたいと思うことがあるかもしれませんが、個人的にはほぼなくて、今質問を受けて「そういえばファインダーなかったんだ」と思ったくらいです。

だいげん:最近のビデオグラファーの方は、ファインダーを覗くよりもモニターを見ている人の方が多い気がします。特に動画からカメラに入った人はその傾向が強そうですね。

またZ 30はカメラで動画撮影ができるというより、動画機で写真もキレイに撮れるという位置づけだと思いますので、ファインダーがないことが大きな問題にはならないのかなと思います。どうしてもファインダーが欲しいようなら、Z 6IIやZ 50といった選択肢を検討してよさそうですね。

JEMMA:スマホから動画に入った人もファインダーは覗かないと思いますので、感覚も近いんじゃないかと思います。

▲Nikon Zシリーズとしてはこれまでのモデルとは違い、ファインダーがなく動画撮影に適した形になっている。SmallRigのウインドマフは別売りになる

初心者でも使いやすい操作感

──Z 30にはバリアングル式画像モニターが採用されました。使い勝手の面でいかがでしょうか?

だいげん:バリアングルは動画機として、とてもいいですよね。先日私のYouTubeで「Nikon Z 6IIは動画機として使えるのか?」という動画を撮影したのですが、自撮りの画角が全くわからなかったので、何度も設定をし直しています。バリアングルであれば確認しながら撮影できますから、そういった悩みはなくなりますね。

JEMMA:自分を撮る人はバリアングル式画像モニターがいいですよね。私もYouTubeの解説系動画などを撮影するときには、バリアングル機を使いたいという理由で、他メーカーのカメラを使っています。

本当はNikonのマウントに統一したいという気持ちはあったんですけど、外付けモニターを使っていなかったので、だいげんさんがおっしゃるとおりZ 6IIでは撮りにくいと思っていました。今回バリアングルのZ 30が出てくれるので、そこの悩みをカバーできて嬉しいですね。

──連続撮影時間の面はいかがでしょうか?

JEMMA:最大125分 (※) 撮影できるのはいいですね。普段α7Cを使っているのも、30分縛りがないという理由が大きいです。

※フルHD 24p/25p設定時、常温25℃のとき。その他の条件ではバッテリー寿命やカメラの内部温度によっては125分に達しない場合があります。4K UHD時の撮影時間目安は約35分

──125分撮影し続けることはあるのでしょうか?

だいげん:仕事では数年前にセミナー動画を撮影したことがあるときくらいです。それ以外はあまり記憶にないですね。

ただYouTubeで解説やチュートリアルを撮影するときは長回しですね。音声を別マイクで録って同期させているので、宅配が来てもそのまま回し続けちゃいます。(笑)

JEMMA:私は宅配便が来たら一旦止める派ですが、基本は長回しです(笑) 長時間撮影をし続けられるという面も、Z 30を使いたくなる理由としては大きなポイントになるかと思います。

──ありがとうございます。だいげんさんは今回、前面にあるファンクションボタンを活用されたと伺いました。

だいげん:ファンクションボタンの設定は変えました。2つのうち、1番は格子線表示をしてくれる設定に、2番はオートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えにしました。表面のレンジ横にボタンが配置されていて、右手でグリップ握ったまま、すぐに操作できるのはうれしいポイントだと思います。

▲レンズ横にファンクションボタンを配置しており、グリップを握ったままボタンを押せるようにしている。

だいげん:また全体的にカスタマイズがしやすいですね。ちょっと使ってみて「こういう操作をしたい」と思ったら、使いやすいようにカスタマイズできるのは大きいと思います。全体的にNikonらしいユーザーライクな設計だと感じました。

トライポッドとの組み合わせ

──今回お二人には、SmallRigのトライポッド3070(NikonのML-L7リモコン付きセット)を使っていただきましたが、使った感想はいかがですか?

SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット
https://shop.nikon-image.com/front/Product120808308

だいげん:トライポッドは全編にわたって結構使いましたね。玄関の足のシーン、車から降りてくるところ、子どもの足下を撮ったところ。パラグライダーのあたりはほとんどトライポッドをつけたまま撮影しています。

左手でトライポットを握って、右手でグリップを持って撮影をしていましたので、非常に安定感がり手ブレがほとんどしませんでした。

JEMMA:私は今回、トライポッドを置き撮りに活用しました。犬の低い視線からどのように見えるかという点を意識して演出しています。また犬が走り出した途端に録り始めたシーンでは、トライポッドを握りながら一緒に走っていました。レンズの手ブレ補正もありますが、結構走り回ったのに手ブレが気にならなくてよかったなと思いました。

──リモコンは使われましたか?

JEMMA:今回の作例を作る時にはあまり使いませんでしたが、小さくて目立たないのがいいと思っていました。スマホアプリ「Snap Bridge」のリモコン機能を使うのでもいいんですが、Snap Bridgeでボタンを押した瞬間にシャッターを切ってしまうので、手元のスマホが映っちゃいがちなんですよね。その点、このリモコンなら手ですっぽり隠せるので、映り込みは防げるかなと思います。

だいげん:僕も今回は使いませんでしたが、作例の中にあるような食卓のシーンを撮影するようなときに「みんな撮るよ!」という様な感じで、カメラから離れているシーンでも動画や写真のシャッターを切れるのでよさそうだなと思います。

Z 30をオススメしたい人は

──Z 30は軽量・小型のミラーレス機という立ち位置になるかと思いますが、おふたりはどのような人にオススメしますか?

だいげん:総括すると、僕はZ 30から 「Nikonが動画機に本気を出してきた」 という意思を感じました。APS-C機なので仕事で映像制作をする人向けではありませんが、動画に挑戦したい人の入門機として非常に優れていると思います。

パパグラファーやママグラファーが家族で使うにはちょうどいいです。それと、今回の作例を撮影している時に子供にZ 30を持たせて撮らせてみたのですが、子供がしっかりと撮影してくれたのは驚きました。Z 6llですと、まだ重くて不安定なのですが、Z 30だと子供でも持てるのですよね。 本体が軽くてコンパクトなので、お子さんにも撮影してもらいやすいかなと思います。

JEMMA:日常的にカメラを持ち歩きたい人には、ぜひZ 30をオススメしたいですね。 だいげんさんがおっしゃるとおり軽くてコンパクトなので、持ち運びの邪魔になりにくいです。

またタッチパネルで操作ができるようになったのも、ビギナーにはうれしいポイントだと思います。どうしてもキー操作、ボタン操作は難しく感じてしまうので、スマホ慣れした人もスムーズに入り込みやすいのかなと。

だいげん:使うシチュエーションでオススメするなら、子どもの運動会や発表会なんていいですよね。APS-C機なのでそれほど高額ではないでしょうし、キットレンズの望遠ズームもあるので、総合的に満足してもらえるのではないでしょうか。


以上、新発売のZ 30についてだいげんさんとJEMMAさんのお二人にレビューをしていただきました。動画撮影に特化したエントリーモデルであるZ 30。これから動画撮影にチャレンジしてみたい方、日常的に動画を楽しみたい方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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■Nikon Z 30 スペシャルコンテンツページ
https://www.nikon-image.com/sp/z30/

■Nikon Z 30製品ページ
http://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_30/

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