こんにちは。
rrrushhourrr(ララッシュアワー) です。
フラゴナールの「ぶらんこ」。
ロココ美術の代表的な作品で、私が学生時代に美術史の勉強をしていて最も心惹かれた作品の一つです。
一見優美なこの絵には、実は暗喩が隠されていて…というのは今回の主題ではないので置いといて。
注目していただきたいのはこのドレス!
有り余る程の布の量! 贅沢の極み! なんたる幸せか…。
「布の量は幸福度に比例する」というのが私の持論ですので、布量は多ければ多いほど良いものなのです!
ゴスロリが好きな理由
当コラムのサムネイル画像は、#01の記事でも紹介したStory by Story SHIBUYAの活動の一環で撮影したものなのですが、撮影スタジオと世界観がマッチしているせいか、撮影用に用意された”衣装”かと思われがちです。
しかしこのダルブルーのワンピース、れっきとした私服です。休日はこんな格好で、ラフォーレ原宿に行ったり気になるカフェに行ったりしています。
ひらひら〜 pic.twitter.com/aYgDwdlePV
— ララッシュアワー (@rrrushhourrr) July 28, 2022
流石にロココ調ドレスほどではありませんが、この動く度に風が巻き起こるまでの布量…至福です。
このように、放射状に美しく広がるロングスカートとコルセットでギューギューに締め上げたウエストで構成する昔ながらのシルエットが私は大好きです。
現代でそのような格好をしたいと思うと、行き着く先はゴスロリファッションなわけで…。大学生〜会社員時代には一度離れた文化でしたが、今になってやっぱり好きなものは好きだ! と開き直って思いっきり楽しんでいます。
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新しくできた趣味、パチンコ
こういう服を着ていると、普段から貴族みたいな生活をしているのかと誤解されがちなのですが、お洋服代にお金がかかるため、むしろ、普段は貯金と節約の日々を過ごしています。
そんな中、新たに危険な趣味ができてしまいました。
それが、パチンコです……。
(流石にパチンコホールにゴスロリは着ていきません。そこはやはりTシャツにダメージジーンズで、その場のトンマナに合わせています。)
自分が好きなアニメがパチンコ化していることは以前から知っていたものの、興味本位だけでホールに行くのは流石に勇気が出ませんでした。
そんな中、同世代の芸人である霜降り明星さんが、パチンコ初心者講座動画を出してくれたのです。
「保留をムダにしない」というポイントが一番タメになる
この動画を見て、なんだか行けそうな気がするー!と思い、同じアニメ好きの友達と初参戦したのが1年前。
それまではイベント的にたまに打ちに行って楽しむくらいの頻度でしたが、つい最近、一撃1.5万発を経験してからというものの、定期的に打ちに行くようになりました…(こうして人はハマるのですね)
パチンコの映像演出について
パチンコは大当たりすれば当然楽しいのですが、当たらなかったとしても、私は映像演出を見るだけで楽しいです。
パチンコの演出はとにかくハデハデの豪華絢爛。日常では絶対に見ないレベルの彩度と光量とパーティクルが特盛の映像を、休みなく見続けることができます。
最近テレビCMでも見かけるシンフォギア とにかくこの派手さを見て欲しい
私が普段している映像の仕事では、さりげなく・目立たないように演出を入れ込むという、「隠し味」的な作業が比較的多いです。お化粧で例えると、「ナチュラルメイク」。自然に見せるのが一番手間がかかるという点で似ていると思います。
それに対してパチンコの映像は、とにかく盛る「ドラァグクイーンメイク」。目立ってナンボの光り物と誇張しすぎた立体感で、各々の要素が主張している感じです。
ハイライトやシャドウの入れ方は、普段のメイクにも応用できたりする
「エフェクト(化粧)ってここまで盛っても映像(顔)として成立するんだ!?」という驚きや、「文字(目)を目立たせるためにはこういう効果を足せばいいのか!」という発見があって、見ていて面白いんですよね〜。
やりすぎぐらいがちょうど良い
ゴスロリファッションも同じように、パニエ(スカートの下に着用するもの)、頭モノ(ヘッドドレスや帽子など)、コルセット、しっかりしたメイク、フリルのついた日傘、厚底靴…
のような感じで、基本的には足し算をしていくファッションだと思っています。
日常生活では、ちょっとやりすぎ?と見られるかもしれませんが、私たちの世界観だとちょうど良いんです。
パチンコの映像も、筐体の液晶は小さいしホール内はうるさいので、映像と効果音はとにかく派手じゃないと「当たった!」と認識できないわけです。
だからあれぐらいがちょうど良い。
ミニマリストやシンプルさがもてはやされている世の中で、私はずっと装飾華美な世界観を好んでいて、まさに非効率・逆張りの人生だなと改めて思いました。
それではまた次回!
- rrrushhourrr(ララッシュアワー)
フリーランス・映像クリエイター。普段は「SAMPRAS DESIGN」で、モーショングラフィックスやVR映像を中心とした映像制作をしている。また、女性クリエイター応援プロジェクト「Story by Story SHIBUYA」の一員としても活動。好きなことに片っ端から足を突っ込んでいる”チカチカ系”クリエイター。
映像クリエイター ララッシュアワーの非・効率化計画@rrrushhourrr_column
アラサーで脱サラしてフリーランスになったララッシュアワーが、何かと効率化を求める現代人に対して、あえて回り道する楽しさを伝えていく、”非効率的なコラム”を連載していきます!
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