X-Particlesのシミュレーションをレンダリングしよう

2022.07.31 (最終更新日: 2022.08.15)


CINEMA 4DでX-Particlesを使ってみようという趣旨の3回目になります。前回は流体のシミュレーションを行いました。

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今回は、そのシミュレーション結果をレンダリングしてみましょう。

パーティクルのレンダリング

まず前々回のお話で少し触れた方法です。X-Particlesのマテリアルを作成します。
作成したマテリアルをxpEmitterに適用します。
このマテリアルは、デフォルトではエミッターの色で描画します。

色に関しては、Modifiersで生成後の時間、速度といったパラメータに応じて色を変えることができます。

スピードで色を変えるように設定した場合、こんな描画になります。

Redshiftの場合

レンダラーをREDSHIFTにする場合は、xpEmitterにRS Objectタグを追加します。
オブジェクト右クリック > Redshiftタグ > RS Object

ParticlesタブのModeをで描画するタイプを選択できます。

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メッシュを作成してレンダリング

メッシュを生成するジェネレータを追加します。
INSYDIUM > X-Particles > Generatord > xpOpenVDBMesher

ここにエミッターを追加(ドラック&ドロップ)します

これでエミッターに対してメッシュが生成されるようになりました。

けれど、このままでは流体という印象ではありませんので、少し設定を変更していきます。
まず、エミッターの数を増やします。
xpEmitterの設定を変更
Emissionタブ > Emission > Birthrate

xpOpenVDBMesherの設定も変更します。

出来上がったメッシュが荒いので、スムーズデフォーマを適用します。

こんな結果になります。

最後に

以上がX-Particlesの結果をレンダリングで表示させる方法の第一歩になります。他にもいろんな方法がありますが、まずは簡単な方法に慣れてから描画のクオリティや表現の幅を広げていくと良いと思います。

うちのサイトでもいくつかの方法を紹介していますので、興味のある方は御覧ください。
https://physical-i.jp/cg/x-particles_xpskinner_xpopenvdbmesher/

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ishimizu

いしみず@ishimizu

3DCG制作を行っております。 CINEMA 4DをメインツールとしてX-particles、Realflow等の流体シミュレーションを使った映像表現に注力しています。UnrealEngineなんかもぼちぼちやってます。

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