音楽の二次創作の権利

ストック音楽は映像制作によく使われますが、作曲家の方に楽曲提供を依頼するのと違って尺がすでに決まっています。30秒、60秒、90秒バージョンなどのバリエーションがありますが、必ずしも制作動画の尺にあったものでは無かったり、意図した様に音楽の盛り上がりが合わない場合があります。

そういった時にストック音楽を自分で編集して尺に合わせたり、楽曲を提供してくれているアーティストが本来意図していた方法では無い方法に編集することを「二次創作」と呼びます。

二次創作は音楽の印象を全体的に変えてしまうために、ストック音楽を購入する際には二次創作がライセンス許可の中に含まれているか必ず確認しておいた方が良い内容です。

今回はそれぞれのサイトがどうなっているのかザックリと並べました。

Premium Beat

License(ライセンス)ページのMusic Agreementセクション冒頭に書かれています。スタンダード、プレミアムどちらのライセンスにおいても二次創作の権利は認められています。


参照:二次創作のライセンスについて

同じ文中に括弧で「Subject to related restriction」と書かれていますが、この意味は何でしょうか?実際にPremiumBeatに聞いてみたところ返答が返ってきたので共有しておきます。PremiumBeatによると…

スタンダードライセンスもプレミアムライセンスも二次創作は可能ですが、二次創作した作品をそれのみで新しい作品トラックとして販売・転売することは許されていません。そのためにライセンスを購入した音楽は映像のバックグラウンドなどに使われるために、編集されたりアレンジされることのみにおいて二次創作を許諾しているそうです。

Artlist

アートリストは非常に明快にFAQ(Frequently Asked Questions)に書かれていますが、二次創作に関して全て許可しています。


参照:Artlist FAQ License

Musicbed

Musicbedでは二次創作についての条項を見つけるのはとても難しいです。映像に使用する音楽のライセンスは、DVDなどで複製する場合のライセンス(メカニカル ライセンス)とは違う、シンク ライセンスと言う許諾だそうです。二次創作の利用規約ですがどれだけサイト上で探しても見つかりませんでした。一番近い表現は以下の写真の通り。これはMusicbedがシンク ライセンスを提供するサービスをしているという記載のみ。詳しい情報を聞くために改めて本社確認をとっているので、分かり次第情報を更新しておきます!


参照:What kind of licenses or clearances does Musicbed provide?

ちなみにMusicbedでは企業向けの映像に音楽を使用されることを拒否しているアーティストもいるので注意が必要です。

Pond 5

Pond 5は二次創作の許諾に関して一番しっかりと記載されているサイトだと思います。また二次創作が可能な作品とそうでは無い作品に別れています。二次創作に関しても許諾している音源に関しては「Cleared for Sampling」と記載されています。


参照Pond5 Content License Agreement

実際の音源ページに「Cleared for Sampling」と書かれているページはこのようになっています。


参照:Pond 5

検索する際にも「Cleared for Sampling」にチェックを入れておけばあらかじめ選考プロセスに設定出来るので、二次創作可能な曲のみをブラウズすることも可能です。


参照:Pond 5

まとめ

以上諸々のサイトからの二次創作についての情報をまとめましたが、ここで言えるのは最初から確認しておけば二次創作は大いに可能だと言うことです。自分もライセンス音楽を購入するとほぼ確実に編集しますが理由は様々です。でも最初から確認しておけば、アーティストの同意のもとで作業できているのが分かるので安心して編集することができます。

基本的には音源が悪いのでは無く、編集の尺に合わせるためや映像が盛り上がるタイミングで音楽が盛り上がり始めるようにするためだったりが多いのでライセンスした音楽が悪いとかそういったことは今までに1回もありません。ストック音楽に楽曲を提供されている作曲家の方も、編集することで映像をさらに良くすることが出来るのだ、という風にご理解ください。

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