C4D+X-particlesで煙炎をRedshiftでレンダリングしよう

2022.08.03 (最終更新日: 2022.08.15)

煙炎をRedshiftでレンダリング

前回は、XPを使って煙炎を生成し、標準のレンダラーでレンダリングする方法までお話しました。

CINEMA 4DとX-Particlesで煙炎を作ってみよう

炎や煙を使った演出は、多くの映像作品でも活用されております。 X-Particlesを使うことで煙炎を簡単に生成することが出来ますので、その手順をまとめていきたいと思います。 なお、この記事では...


今回は、C4Dに導入されているGPUレンダラーであるREDSHIFTを使って煙炎をレンダリングしてみましょう。
※Cinema 4D R26.107を使用しています、他バージョンではUIが違う場合があります。

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Redshiftの準備

RedshiftのメニューはレンダラーをRedshiftに切り替えると表示されますので、レンダラーを切り替えます。
レンダリング設定 > レンダラー

キャッシュをボリュームで読み込む

まず、前回の最後にキャッシュを作りました。
Redshiftでレンダリングするには、このOpenVDB形式のキャッシュが必要になりますので、場所を確認しておいてください。
xpCache > オブジェクト >Folder
のパスです。

煙炎を表示するには「ボリューム」を使ってキャッシュを読み込みます。
ボリューム > RS Volume

続いて、Redshift Volumeの設定を行います。
Redshift Volume > オブジェクト > Volume > パス
に作成したキャッシュのパスを指定します。

指定後、ファイルのコピーについて聞かれた場合は、コピーせずにキャッシュの場所から読み込むようにします。
Animation > Mode > Simple を選択し、
[Dectect Frames]ボタンをクリックして、フレームの内容を読み込みます。

読み込みが正常にできた場合は、下のINFORMATIONに読み込めたチャンネルが表示されます。

マテリアルの制作

作成 > Redshift > Material > Volume
でボリューム用のマテリアルを作成します。

作成したマテリアルの以下を設定します。
SCATTER > Channel に煙のチャンネルを指定します。(density)

EMISSION > Channel に炎のチャンネルを指定します。(fuel)

光源(ライト)の追加

ライトを追加します。光源を追加しないと煙は描画されません。

これで表示されるようになりました。

色の調整

煙炎の色・濃度についてはマテリアルで変更できます。
こんな感じまでは簡単に調整出来ます。

煙のエッジの角が気になる場合は、ボクセルサイズを変更してください。
ExplosiaFX > Solver > Voxel Size は初期値が4cmですが、これでは描画が荒くなりますので、2cm程度まで小さくすると良いと思います。
以下が私が今回行った設定です。

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ishimizu

いしみず@ishimizu

3DCG制作を行っております。 CINEMA 4DをメインツールとしてX-particles、Realflow等の流体シミュレーションを使った映像表現に注力しています。UnrealEngineなんかもぼちぼちやってます。

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