Emitterを知ろう2回目
前回のEmitterを知ろうでは、パーティクルの放出について見てみました。今回はパーティクルの物理的な側面や、画面表示の設定についてみてみたいと思います。
CINEMA 4D & X-Particles Emitterを知ろう (1)
はじめに X-ParticlesはCINEMA 4Dのプラグインです。このプラグインはエミッタでパーティクルと呼ばれる粒子を発生させ、様々な力学的な力を加えることで粒子を動かすことで多種多様な動...
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Extended Data
General Data
General Data > Rotation Data > Use Rotation
パーティクルの向きを設定できます。
Tangential:進行方向に向くようになります
Set:指定した方向に向けます
Random:ランダムです。バラバラになります
Simple Spinにチェックを入れ、Spin Amountに数値を入れるとパーティクルに回転を加えることができます。
Physical Data
物理的な条件を設定します。
Mass:質量です
Friction:摩擦
Bounce:跳ね返りの強さ
Fluid Data
流体の設定を行います。
Fluid Type:流体の種類を選びます Liquid(液状) or Granular(粒状)
Density:密度
Viscosity:粘度
Vorticity:渦の強さ
Friction:粒子間の摩擦
Stability:安定性
Cohesion:粘着性
粉体シミュレーションにおけるこれらパラメータの影響は下記にサイトにて検証しております。興味のある方はご覧ください。
X-Particlesによる粉体シミュレーションの設定 Min Steps
https://physical-i.jp/cg/x-particles_powder_minsteps/
X-Particlesによる粉体シミュレーションの設定 Fluid Data
https://physical-i.jp/cg/x-particles_fluid_data/
Displayタブ
Display > Particles
画面上に表示するパーティクルの形状・色等を設定できます。画面上の設定になりますので、レンダリング時の表示については別途設定を行います。
Editor Display
Particles Display > Editor Display
パーティクルの形状を設定できます。
Dots
Ticks
Axes
Squares
Box
Box(Filled)
Spheres
Lines
Circle
Circle(Filled)
Cylinder
Pyramid
Arrow
Arrow(Filled)
Plane
Plane(Filled)
None
Color Mode
表示する色を設定します。
Single Color:単一色で表示します。
Random Color:ランダムで色を変えます
Gradient (Random):指定したグラデーションの範囲内でランダムな色で表示します
Gradient (Parameter):様々な設定値を元にグラデーションの範囲内の色で表示します。
Age:生成されてからの時間で色を変えます
Speed:スピードで色を変えます
Radius:大きさ(半径)で色を変えます
その他、流体や質量等の設定により色を変えるようにも設定できます。
いしみず@ishimizu
3DCG制作を行っております。 CINEMA 4DをメインツールとしてX-particles、Realflow等の流体シミュレーションを使った映像表現に注力しています。UnrealEngineなんかもぼちぼちやってます。
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