■この記事でわかること
・フリーソフト「Audacity」を用いたノイズ除去(主にホワイトノイズ)

インタビュー動画を撮ったけど、空調のノイズが気になる!
外で撮影したはいいけど、風の音がうるさい!

…映像制作をしていると、そんな風に思うことはありませんか?

録音を伴わない映像制作だと出番はあまりないのですが、撮影が絡むとこの手の音声編集ソフトが欲しくなる事態はよく起きます(本当に頻繁に)。
とはいえ、たまにしか使わない方にとって有料ソフトはハードルが高いもの…。

なので、この記事では超優秀な音声編集フリーソフト「Audacity」を使って、
無料で1円も使わずに! ノイズ除去する方法をご紹介します。

「映像のクオリティは画質よりも音質が決める」と言われるくらい、
音声というのは映像にとって大切なもの。無料で映像の質をぐっと上げてしまいましょう!

動画で見たい方はこちらをどうぞ(記事とは若干内容が異なります)。

Audacityを使ったノイズ除去のやり方

■用意するもの
・Audacity
・ノイズを除去したい音声

ノイズにもいろいろな種類がありますが、除去しやすいもの、しにくいものがあります。

今回は背後でずっと流れている「ザーッ」とか「サーッ」のような、いわゆる空調などのホワイトノイズや、弱めの風の音(暴風だとさすがに消せ切れない)が入った音声だと効果が実感しやすいと思います。

歯擦音やプチノイズなど、その他のノイズ除去については、機会があればまたご紹介したいと思います。

1. Audacityをインストール&起動

まず、以下リンクからAudacityをインストールします。
※今回はノイズ除去の説明がメインなので、インストール方法については割愛します。

Windows:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/
Mac:https://www.audacityteam.org/download/mac/

インストールが完了したらAudacityを起動しましょう。

すると、このような操作画面が出てきます。洗練されすぎてないデザインが逆にとっつきやすくて好きです。
個人的には、おしゃれなダークカラーのUIとかだとなんとなく難しそうに見える気がします…。

2. ノイズ除去したい音声を取り込む

ノイズ除去したい音声をドラッグ&ドロップして、ソフトに取り込みます(簡単!)。

取り込むと、このように音声の波形が表示されます。

3. ノイズ音だけの箇所を選択する

ノイズだけが流れている箇所を範囲選択します(ノイズだけの箇所がない場合はなるべくでOK)。ここで選択する範囲が短すぎるとノイズ除去がうまくいきづらいです。

経験的には数秒程度あると安定するイメージなので、これから素材を録るという方は録音・撮影の際に前後に余裕を持って録っておくのがおすすめです。

録音開始 → 数秒待つ → セリフ → セリフ終わってからも数秒録音したままにする。

みたいな感じです。セリフじゃなくて効果音などの場合も同様です。

4. ノイズ低減エフェクトを開く

ソフト上部にある「エフェクト」メニューから「ノイズの低減」を選びましょう。

5. 「ノイズプロファイルの取得」をする

「ノイズプロファイルの取得」をクリックします。
ここで、先ほど選択した範囲の音をノイズとして認識させる仕組みになっています。なので、一定のノイズだと消しやすいのです。

これをするといったんエフェクトウィンドウが閉じられます。

6. ノイズ除去したい範囲を選択する

先ほどはノイズ部分だけを選択しましたが、次はノイズ除去する範囲を選びます。ほとんどの場合は音声全体を選択でOKだと思います。Windowsの方は「Ctrl + A」、Macの場合は「Command + A」で全体選択できます。

何か理由があって一部分だけノイズを除去したいという場合は、該当箇所だけを選択すればOKです。

その状態で、また「ノイズの低減」エフェクトを開きましょう。

7. ノイズ除去の設定をする

取り込んだ音声に応じて、エフェクトの設定をしましょう。
以下、各設定項目を噛み砕いて説明しています。

・ノイズ低減(dB)
値を大きくするとノイズがたくさん減ります。ただし、その分音声の劣化も激しくなります。
 
・感度
値を大きくするとノイズと認識する許容量が上がります。閾値みたいな感じです。ノイズが一定の音であればあるほど、理論的にはここの値を小さくしても綺麗に除去できます。
 
・周波数平滑化(バンド)
ノイズ除去による違和感をまろやかにする度合いです。感度を低くしすぎると変なノイズが聴こえることがあるのですが、大抵はこの値を大きくすると和らげることができます。
 
・ノイズ:低減、残存
「低減」にするとノイズ除去され、「残存」にすると逆に除去したいノイズだけが残ります。「残存」にした際、消したくない音声(セリフなど)が入ってしまっている場合は設定値を調整する…という使い方をします。

と、色々書きましたが…急に小難しくなるので正直、最初はスルーでよいと思います。
とりあえず初期設定のままでノイズ除去をしてみて、うまくいかなかったら色々といじってみるのがおすすめです。完璧を追い求めると泥沼に陥ります笑。

設定を追い込む場合は「プレビュー」ボタンを押すとエフェクト適用後の音声が聴けるので、そこで聴きながら調整すると便利です。

これもケースと人によると思いますが、周波数平滑化は最後に微調整的にいじるのがおすすめです。

8. 「OK」を押す

「OK」を押しましょう! そうすると、ノイズ除去されます。

聴いてみてイマイチだと思ったら、7番に戻りましょう。問題なかったら完了です!

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まとめ

以上で完了です!

設定項目以外は簡単だったと思います。設定のところも「プレビュー」機能で音声を聴きながらフィーリングでやればよいので、とりあえずトライしてみるのがおすすめです。徐々に人それぞれの設定値のコツがつかめてくると思います。

本当にAudacityは有料級に使えるフリーソフトなので、ぜひこの機会にそのすごさの片鱗に触れてみてください!

音声サンプル

最後にサンプル音声を貼っておくので参考にしてみてください。

Before(ノイズ除去前)

After(ノイズ除去後)

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もみじば@

1990年生まれ。昼間はリーマンの定時後作曲家&自主映画監督&ブロガー。和風曲が得意。 ブログはMAX月間18万PVいきました。フリーBGMサイトも運営しています! 【実績】楽曲提供:SHIPS MAG/地方創生RPG「たかやまくえすと」/海外受賞映画...

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