はじめに
企業PV、ショートフィルムなど製作している、映像クリエイターの島田と申します。
ご縁あってNikon Z 30を1ヶ月間お借りしたので、
映像制作者の端くれとして、プライベート、さらには仕事で使える可能性まで含めて、使ってみました。
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もっぱら「Vlog向けカメラ」とされるNikon Z30
バリアングル式モニター、ウインドマフを付けられるマイク、
RECランプなど、Vlog向けの機能が充実しており、Vlog向けとされるZ 30。
Vookをご覧の多くの方は「動画初心者向けで、自分は関係ない」
と思っているのではないでしょうか。
【作例】お仕事っぽい映像をZ 30で撮ってみる
ちょっと想定されていない使い方だとは思いつつ、
敢えて別件のロケハンの際に、Z 30でインタビュー風の映像を撮ってみました。
使った機材
・ボディ:Nikon Z 30
・レンズ:Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
安いサードパーティ単焦点 35mm F1.4
Nikon Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(オールドレンズ)
・フィルター:可変ND、Moment Cinebloom 10%
・マイク:Rode Wireless Go + Sony ECM-PC60(ピンマイク)
とかなり手軽めで、ジンバルすら使っていません。
が、想像よりもかなりそれっぽく撮れたのではないでしょうか。
グレーディング耐性
4:2:0 8bitのみで、Log撮影にも対応していないので、
本来「グレーディング」と言われるほどの
色調整は想定されていないと思いますが、敢えてやってみました。
Before
After
Before
After
ピクチャーコントロールを「フラット」で撮影し、Davinci Resolveで編集・グレーディングしています。
Logのように、オーバー気味で撮ってポストで露出を下げましたが、
ハイライトはあまり粘れず、シャドーはわりと情報が多いので適正〜アンダーで撮るのが良いかもしれません。
ヘッドホン端子は欲しい
マイク端子はありますが、ヘッドホン端子がないので、
音声のモニタリングができないのは仕事用には使いづらいところです。
今回はメーターを見ながら、割れていないことだけ確認して撮影しました。
常に持っているバックアップ機として
16-50mmのキットレンズと合わせると、フルサイズ用単焦点レンズ1本ぐらいのスペースに収まるので、
万一、メイン&サブ機両方が使えなくなったとき用に常に持ち歩いていました。
幸い使うことはなかったのですが、常に「もう1台ある安心」は大きいです。
プライベート用として
もちろん、家族や友人の写真・動画もたくさん撮りました。
バリアングル液晶と、持ちやすいグリップのおかげで、
縦写真も撮りやすいですね。
キットレンズも寄れるので、こんな写真も。
仕事用じゃないから怖くない
仕事でも使うカメラをプライベートで持ち出すのは、万一のことを考えると怖いです。
しかしZ 30なら仕事用でないこと、そしてコンパクトさも相まって、
持ち出す機会が多く、予想外の副産物として思い出の記録が増えました。
まとめ
結論として、
・映像制作者の仕事カメラではないが、意外と頑張ってくれる
・プライベート用 兼 バックアップ機としては最高!
という感じです。
実は兄弟機のNikon Z fcをVookさんの
Vertical Movie Award 2022 - Nikon Presents -
の審査員賞でいただき、こちらも毎日のように使っているのですが、
・ストラップではなく、カバン or 手で持つことが多い
→ 握りやすく、コンパクトなZ 30
・写真メイン or 炎天下で撮影する
→ ビューファインダーのあるZ fc
と使い分けていました。
でも.....Z 50ならビューファインダーとグリップ両方を手に入れられるし、
Z 5やZ 6Ⅱを買って、NIKKOR Z 40mm f/2でフルサイズオールラウンダーになるのも憧れますね。。
そうなったら映像の仕事用もZ 9にして、N-RAWをフル活用する?など、妄想は膨らみますね〜
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