はじめに
みなさん、カッコいい映像作れていますか!?
せっかく撮影した映像、ただ繋げるだけでなくカット同士をスタイリッシュにトランジションできたら良いですよね。
今回は、"Luma Fade Transition"のようなトランジション表現をどうやって行うかを、具体的にPremiere ProとAfter Effectsの2つのソフトウェアで紹介します!
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トランジションの作例
Premiere Pro
エフェクト:[キーイング→ルミナンスキー]
After Effects
エフェクト:[キーイング→抽出]
エフェクト:[キーイング→リニアカラーキー]
Premiere Proで作る
Premiere Proは比較的初心者でも挑戦しやすいソフトではないでしょうか。
今回は、エフェクトの
ルミナンスキー
を使った作成手順を紹介します!
1.下準備
映像素材を2種類読み込みます。
映像素材の上下の時間をトランジションさせたい分被せ、不要な部分は切って削除してください。
2.エフェクトをかける
「エフェクト」のタブが見当たらない場合は
[ウィンドウ→エフェクト]
ここから開くことができます。
そして
ここでルミナンスキーを選択し、
先に流したい動画にドラック&ドロップをしてください。
3.調整
上下で被せた最初の部分に再生ヘッド(青い棒の部分)を移動させてください。
そこでルミナンスキーエフェクトの[不透明度]と、[しきい値]の左側のストップウォッチマークを押します。
すると「キーフレーム」と呼ばれる印が右側につきました。
次に再生ヘッドを被っている最後の部分に持ってきて、[不透明度]と、[しきい値]の数字をそれぞれ0と100にします。
すると、右側に「キーフレーム」が打たれました。
あとは長さなど細部の調整をすれば、トランジションすることができますよ!
After Effectsで作る
After Effectsは難易度が少し高い分、自由度が高く様々な映像を作ることができます。
今回はLuma Fade Transitionを行うためにどのエフェクトが適しているのか、キーイングジャンルのエフェクトでいろいろ試してみました。
結論として、比較的簡単にカッコいい映像を作ることができると思ったのが、
「抽出」と「リニアカラーキー」
だったので紹介します。
1.下準備
映像素材を読み込みます。
映像素材の上下の時間をトランジションさせたい分被せ、不要な部分は切って削除してください。
例:レイヤーを選択して
alt+](レイヤー右側をカット)
alt+](レイヤー左側をカット)
ctrl+shift+D(分割)
などを用いて編集する
2.エフェクトをかける
ここから開くことができます。
そして
ここでエフェクトを選択し
先に来る動画にドラック&ドロップをしてください。
3.調整
抽出エフェクトの場合
上下で被せた最初の部分に再生ヘッド(青い棒の部分)を移動させてください。
そこで抽出エフェクトの「ブラックポイント」の左側のストップウォッチマークを押します。
すると、「キーフレーム」と呼ばれる印が右側につきました。
次に再生ヘッドを被っている最後の部分に持ってきて、「ブラックポイント」の数字を255にします。(数字は各自インポートした映像を見ながら調整してください)
すると、右側にも「キーフレーム」が打たれました。
再生しながら動きを調整してください。
リニアカラーキーエフェクトの場合
上下で被せた最初の部分に再生ヘッド(青い棒の部分)を移動させてください。
そこでリニアカラーキーエフェクトの「マッチングの許容度」を0%にし、左側のストップウォッチマークを押します。
すると、「キーフレーム」と呼ばれる印が右側につきました。
次に再生ヘッドを被っている最後の部分に持ってきて、「マッチングの許容度」を100%にします。
すると、右側にも「キーフレーム」が打たれました。
映像によって前の映像が「マッチングの許容度」で消えきらないことがあります。
そんなときは、「キーカラー」のスポイトマーク横の色にも同じようにキーフレームを打って調整してください。
これでトランジションすることができました!
Aeその他のエフェクト
今回説明はしませんが、「色範囲」エフェクトを用いれば、前に被る映像の特定の色からキーフレームを打って消してトランジションさせていくということもできます。(例:空の青い部分だけ先に後ろの動画をトランジションさせるなど)
まとめ
「思っていたより簡単だった!」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
エフェクトと少しの変化だけでカッコいいトランジションが作れるので、ぜひ挑戦してみてください!!
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