完成度の高い動画は、視聴者の製作者に対する信頼度や愛着度にプラスの効果をもたらします。動画制作初心者の方でも完成度の高く見える動画が制作できてしまうコツを知りたくありませんか?簡単に真似できてしまう撮影時のテクニックについてご紹介します♪
撮影の前に!伝えたい物語を明確に
どんな映像作品でも、単なる映像の羅列よりも起承転結がある方が見やすく、面白いですよね。例えばインタビュー動画でも次の質問へ進む際に前のものと何かしらの繋がりがある方が全体的にまとまっているように見え、完成度が高く見えます。映像全体の流れを意識して、内容だけでなく場面の変わり目が不自然に見えないように見た目なども意識して動画を制作しましょう!
また、動画制作の際には感情を動画に入れることも重要です。これによって視聴者は共感などを感じやすくなるため、特に宣伝動画で有効です。何かを思わせてくれる動画は何も感じないものよりも記憶に残る可能性も高く、それだけで視聴者は完成度の高い動画だと思いやすくなります。
映像での感情表現について、詳しくは以下記事をご覧ください♪
▶︎ 動画で伝えたい感情をうまく表現できてる?- クレショフ効果を使おう -
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基本的な機材を揃えて、多様なアングルで撮影しよう
完成度の高い動画を作るために、なぜ多様なアングルを取り入れるべきか知っていますか?理由は至って簡単です。完成度が高いと思われるには、視聴者に飽きさせない動画を制作することが重要ですよね。同じ場面でも画角を変えることで視聴者に新鮮味を感じさせて飽きさせない効果があります。また、画角を変えることによって表現できる感情などもあるのです。ここからは、必要な機材とそれを使って何ができるかを紹介していきます♪
カメラ
カメラがないと困りますよね。できればカメラは同じ種類のものを複数台用意することをお勧めします。理由は、後に詳しく説明します。もし複数台カメラが用意できない場合や予算の都合上一台も用意できない場合、携帯のカメラを使用することも可能です。カメラよりも機能が少ないため撮影方法は限られてしまうかもしれませんが、横向き外カメラでの撮影ならば良い画質で本格的なカメラで撮影したような動画も撮ることができます。
ジンバルとトライポッド
ジンバルとは手ブレを補正してくれる機械であり、歩きながらの撮影時などに有用です。トライポッドは、カメラを地面の上で固定する三脚です。これらを使用することで、映像に対する手振れや風による揺れなどの影響を最小限に抑えることができます。動画の揺れから酔ってしまう方もいますし、揺れがないことは好感度の高い動画にはかなり重要な要素です。
上記3種類の機材を使用することによって、様々な画角での映像作成を実現することができます。例えば、ジンバルを使うことによって人や物体を追いかける動画などが撮影できます。トライポッドを使用することによって、頭上や膝下視点など自分の手で撮影するには難しいところからの画角での撮影も可能となります。何かの隙間から撮影してみるなど、自身の想像力と小物などを利用して新しい画角を考えてみるのも良いですね♪
Wide, Medium, Tight
初心者の方で何から始めれば良いかわからないという方は、とりあえず「Wide(ワイド), Medium(ミディアム), Tight(タイト)」を押さえておきましょう。
Wide(ワイド)
周りの景色も含めた撮影方法で、映像における周りの景色の割合が大きい。例えば人を撮影する際に、どのような環境にその人物が置かれているかを表現したい時に使用される。
Medium(ミディアム)
人物に近寄った映像であるが適度な距離感を保った撮影法。人物の撮影の場合、表情や行動に注目したい時などに使用される。
Tight(タイト)
撮影対象を間近で撮影する方法。人物であれば、顔を間近で撮影されることが多い。パーソナルスペースを侵害しているような、居心地悪くなるような近さであるため、人物の本当の顔などを表現したい時などに使用される。
人物の撮影時にどのような撮影角度があるか、そしてそれぞれどのような感情を表現できるのか興味がある場合は下記記事もご覧ください♪
▶︎ 【動画イメージを左右する】映像内人物の向きとそれぞれの意味
なぜカメラを複数台同じもので揃えるべき?
カメラを複数台用意しておくことをお勧めする理由は、一度に様々な画角の映像を撮影できるからです。この場合、撮影時ではなく編集の段階でどの画角をどの場面で使用するか考えることができます。また、一つのカメラで映像が撮影できていなかった場合に他の画角での映像がバックアップの役割を果たします。
また、複数台で撮影する場合は同じ機種を使用する方が統一感のある、完成度の高く感じる映像ができあがります。理由は、カメラごとにそれぞれ基本の色温度が違うことにあります。どうしても複数台買う余裕がない場合は、後で色味を編集で統一することも可能です。
撮影時の光の使い方に気をつけよう!
光の使い方で必ず守るべきルールは、強い光・濃い影は控えることです。基本的にはこのルールを守ることでプロが制作したような綺麗な色味の映像ができあがります。このため、外で撮影する場合にも直射日光は控え、朝の淡い光の中で撮影を行いましょう。
場所・映像の場面によって最適な光の当て方は違います。ここでは室内でのインタビュー動画で特に気をつけるべき点についてご説明します♪
- まずは、綺麗な背景が重要です。小物にこだわれるような予算などがある場合は統一感を考えた上で背景を構成していくのも良いですが、基本的には単色の背景を使用することが人物を綺麗に映し出すコツです。
- 次に、インタビュー対象者は壁から少し離れたところに座ります。壁に近づいて座ってしまうと、壁に濃い影が映ってしまい、壁の色にムラができてしまいます。濃い影を作らないように、壁から一定の距離をとってインタビュー動画を撮影しましょう。
- インタビュー動画には斜め45°からインタビュー対象者の顔を照らすことをお勧めします。これにより、顔にちょうど良い立体感を足すことができるのです。この時、明かりはできるだけ幅の大きいものを用意します。最初に説明したように強い光は厳禁であり、幅の大きい光ほど淡く顔を照らすことができます。
映像を綺麗に見せる構成:三分割ルールを使おう
映像が綺麗に見える人物・物体の位置などがあることをご存じですか?プロの方は場合によってはこれを崩すことによって伝えたいことを表現したりもします。しかし、映像構成についてあまり詳しくない場合は、三分割のルールを理解して使用することで多くの方が魅力的だと感じる映像作品ができます。これを習得することは、撮影アングルの種類を一つ増やすことにも繋がります♪
三分割ルールとは
この三分割法はフレームを縦横に3分割し、その分割線の交点にスイートスポット(最適点)が生まれる手法です。このスイートスポット(最適点)に被写体を置くことでバランスとの取れた構図の映像を作り出すことができます。
(参考:https://okayama-consulting.net/ruleofthirds/)
三分割ルールを意識することでバランスの取れた綺麗な構図を作ることができたり、視聴者に視覚的に注目して欲しいポイントを効果的に伝えることができます。例えば、インタビュー動画で、インタビュー対象者が映像内で斜め右を向いてカメラの外のインタビュアーを向いているとします。その場合、映像の真ん中に人物をおくのではなく、向いている方向(インタビュー対象者の右側)に空白を作り画面の左側に人物を配置することでバランスの取れた構図になるのです。
オートフォーカスやズーム機能の使用を控えよう
プロの方はマニュアルでカメラをよく操作し自身の満足のいく設定にしていますよね。しかし、まだ自分の撮影スタイルが確立していない映像制作初心者の方だとどこを調整したら良いかわからないこともあるかと思います。ここでは、初心者でも簡単にできる操作をご紹介します。
マニュアルフォーカス
撮影時、オートフォーカスを使っていませんか?近寄ってくる人物の撮影などには使いやすいかもしれませんが、その他の状況で使用すると動いているものに反応してしまいフォーカスがブレる可能性が多くあります。手ブレのある映像が完成時の評価を下げるように、フォーカスが何度も変わる映像も視聴者からの評価は良くありません。このため、撮影の際には映像内で注目して欲しい点にマニュアルでフォーカスを固定しましょう。視点のぶれない綺麗な映像を簡単に作ることができます。
レンズの交換
次に紹介したいのは、カメラの操作でズームイン・アウトするのではなく、レンズの交換でこれを行うことです。例えば、近くのものを撮影することに適していないカメラでズームインした場合に画質が悪くなったりします。このため、それぞれの撮影角度・近さにあったレンズにその都度交換することをお勧めします。手間はかかりますが、これを行うだけで高画質な映像を保つことができ完成度の高く見える動画に一歩近づくことができます。
高音質なオーディオは欠かせない要素!
音の割れているYoutube動画を見たことはありますか?画質がいくら良くても音声の質が悪い映像は見ていられませんよね。逆にBGMや音が良い映像作品は何度でも見たいと思わせてくれる効果があります。
音にこだわるにはまずは外付けマイクを買うことが重要です。これは雑音の入ってない音声を拾うために欠かせない機材であり、映像の質を大きく左右します。例えば環境音やその他雑音が耳障りであったり映像の視覚的な雰囲気を壊してしまうことで、完成度の低い作品と見られてしまう可能性もあります。
映像の雰囲気作りに合わせて重要なのがBGM・効果音です。動画内の音を高音質で映像作品の雰囲気に合ったものでまとめることによって初めて、完成度の高い動画作りが可能となります。自身の動画にあったBGM・効果音を検索できるEvoke Musicを使用してみてはどうでしょうか?
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今回は完成度が高く見える動画制作を行うための撮影テクニックについてご紹介しました。第一のコツは、「全て綺麗にまとまって見える」ことです。その上で、視聴者が飽きないような撮影テクニックや表現方法を取り入れることで好感度を更に上げることができます。今回は基本的な撮影テクニックを二つご紹介しました。Evoke MusicによるVOOK記事では他にも初心者が扱いやすい技法を紹介しているので、ぜひご覧ください!
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