こんにちは、TERU FILMです。
YouTube「TERU FILM」では、Premiere Proを使った動画編集の解説動画などを投稿しています。
突然ですが、Premiere Proのレガシータイトルを使われている方はいますか?
実は、2022年10月にリリースされたPremiere Pro v23.0から、レガシータイトルが廃止され、使うことができなくなりました。
テロップ等のタイトル作成は、エッセンシャルグラフィックスパネルに一本化されています。
この記事では、まだエッセンシャルグラフィックスパネル(以下、エッセンシャルグラフィックス)を使われていない方や、使い始めてはいるけど操作に不慣れな方のために操作手順をわかりやすく紹介します。
主に3つのトピックについて解説していきます。
1.エッセンシャルグラフィックスによる、テロップ入れの手順
2.エッセンシャルグラフィックスを使うメリット(レガシータイトルとのちがい)
3.レガシータイトルからエッセンシャルグラフィックスへ移行する手順
エッセンシャルグラフィックスによる、テロップ入れの手順
私は普段からYouTube動画のテロップ入れには、エッセンシャルグラフィックスを利用しています。
それでは実際に、どんな流れでやっているのか解説します。
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エッセンシャルグラフィックスを使うメリット〜レガシータイトルとのちがい〜
メリット<1>パフォーマンスの向上
レガシータイトルでは、新しくウィンドウが出てきてから”テキストを入力する”という流れでした。
そのため大量のテロップをタイムライン上に入れていくと、テロップが増えるにつれて、PCの動作が重くなってしまう問題がありました。
また、そうした状態でウィンドウを開けた場合でもパネル内の配置がバラバラになっていたりと、レガシータイトル特有の問題がありました。
一方のエッセンシャルグラフィックスでは、プログラムモニター内に直接テロップ入力することができるようになりました。
レガシータイトルによるテロップ入力ではテロップの数が増えれば増えるほどPCに負荷がかかって作業が重くなりがちでしたが、エッセンシャルグラフィックスではサクサクとテロップ入力ができる感覚があります。
エッセンシャルグラフィックスでは、プログラムモニター内でテキストの位置、フォント変更、フォント色変更など。新たにウィンドウを開かずに様々な変更ができる点もレガシータイトルからの確かな進化だと思います。
メリット<2>より直感的にフォントが選べるように
レガシータイトルでは、フォントを選ぶ際に毎回、上から順に探す仕様でした。
一方、エッセンシャルグラフィックスでは、お気に入り登録やAdobe Fontsからダウンロードしたフォントが一覧で見れるようになりました。これにより、フォントを選ぶ時間を大幅に短縮でき、作業効率が上がりました。
メリット<3>複数のテロップのフォントやスタイルを一括して変更できるように
レガシータイトルにもマスターテキストスタイルという、レガシータイトルスタイルとも似ている機能がありました。
ですが、レガシータイトルでは、複数のテロップのフォントやスタイルを一括で修正することができませんでした。
エッセンシャルグラフィックスでは、一括でフォントやスタイルを変更することが可能になりました。
私がYouTubeに投稿する動画の場合、100以上のテロップを使うことが多いです。
そのためレガシータイトルでは、複数のテロップに対する修正作業が発生すると1つ1つ修正する必要がありました。
エッセンシャルグラフィックスでは、複数のテロップを一括で変更できるようになりました。とても大きな進化だと思います。
それでは、エッセンシャルグラフィックスで、フォントやスタイルを一括して変更する方法を解説します。
レガシータイトルで作成した素材をエッセンシャルグラフィックスに移行する手順
最後に、レガシータイトルで作成した素材をエッセンシャルグラフィックスに移行する手順を紹介します。
<その1>プロジェクトパネル内にある全てのレガシータイトルを、一括でエッセンシャルグラフィックスに移行する手順
<その2>レガシータイトルの素材を個別にエッセンシャルグラフィックスに移行する手順
続いては、レガシータイトルで作成した素材を、個別にエッセンシャルグラフィックスで編集できるようにする手順を紹介します。
レガシータイトルからの移行について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
■Premiere Proでのタイトルとグラフィックのワークフロー
https://helpx.adobe.com/content/dam/help/ja/premiere-pro/using/upgrade-legacy-titles/transitioning-from-legacy-titler.pdf
いかがでしたか?
これまでレガシータイトルを使用されていた方は少し戸惑ってしまったかもしれませんが、この記事では紹介しなかった便利な機能もたくさんあるので、この機会にぜひ使ってみてください。
私の場合、Premiere Proの最新バージョンを使用するようにしています。
そのためv23.0以降を使うようになってからは、エッセンシャルグラフィックスのみでテロップ等のタイトルを作成しており、レガシータイトルから離れていたので比較的スムーズに移行することができました。
ちなみに私は、「音声のテキスト化」機能という動画素材の音声を自動で文字起こしをしてくれるという機能を愛用しています。
これまで動画を再生しながら、手作業で文字起こしをされていたからすればこれは神機能です。
v23.1では、この「音声のテキスト化」で文字起こしをしたテキストもエッセンシャルグラフィックスで編集できるようになりました。さらにテキスト編集がPremiere Proでやりやすくなりました。
最後までお読みになっていただきありがとうございました!
TERU FILM@TERUFILM
はじめましてTERUです。 YouTubeで「TERU FILM」というチャンネルをしております。 登録者は2022年現在で44,000人。 主にプレミアプロの動画編集のやり方、iMovieの動画編集のやり方、やホームページ制作のやり方などを...
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