どうも、ひでおです。
Vookでも記事が書けることを知ったのでデビューしてみます。
皆さん、Adobe Expressって使っていますか?
https://www.adobe.com/jp/express/
※今回のタイトル画像はAdobeExpressで制作しています。
最近Adobeさんの力の入れ方が気になっていたので、少しですが使ってみたついでに紹介してみます。使ってみた動画も作ってみました。
様々なメディアにどう効率よく展開するのか
Adobe Expressは簡単に言うと色んなメディア(主にSNS)に使う素材なんかを効率よく管理して、一気通貫でSNSやらその他のメディアに使っていきましょうっていう感じのクラウドツールです。私もつい最近、真面目にSNSを活用し始め、サムネイルの制作や、同じ内容をいくつものSNSへ投稿するのに時間がかかるのがちょっとした悩みになって来ており、どうやって効率良く運用するか検討していたところ、もしかしたらAdobe Expressいいかもと思って使ってみることにしました。
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色々なサイズのイメージを同じ素材で作成できる
ページというものがあり、これがAdobeExpressを使う最大の利点だと思います。しかし、最初これに気が付くのに時間がかかりました…。
ページという概念で、同じ素材を使って様々なサイズの素材をすばやく作成が可能になっている。
この機能が最大の売りのはずなのに、残念ながらまだチュートリアルの動画に解説が無いんです…。
Adobeさん、チュートリアルのページ早めに見直した方が良いと思います。
ブランド機能で同じ内容を複数のブランドイメージに展開
ブランド機能というものがあり、複数のブランドを登録しておけば、ブランド変更をするだけで、ロゴやテーマカラーなどが一括で切り替わります。
同じ内容を複数のブランドへ展開することが多いような場合には便利だと思います。
機能を絞ることによって、分かりやすく
基本的にはテンプレートを使用し、ユーザーが想定しているイメージに合うものを上手に選んで素材を配置していくツールです。
レイアウトなども複数のパターンがあらかじめ用意されており、ボタン1つで色々なレイアウトに変更できます。
また、画像の背景を抜いたりするのも、写真をアップロードするとAIが自動でやってくれます。
1から素材を作るとか、細かいことをやろうと思うと、他のツールを使って作った方が良いという事になると思います。
色々なメディアに対応したテンプレートがある
色んなジャンルのテンプレートが初めから用意されています。もちろん自分でテンプレートを作成することも可能です。
現在は登録したテンプレートの再編集が出来ないので、この辺りが改善されると良いなーと思います。
- YouTubeサムネイルのテンプレ
- Instagramストーリーのテンプレ
- 簡単なアニメーション(テキストと画像の簡易アニメーションが可能)
スマホやタブレットでもPCでも
Webアプリケーションなので、スマホでもPCでもどちらでも作業が出来ます。スマホで写真撮って、それをそのまま素材にしてという使い方の方がむしろ今は一般的なのかもしれません。
ただ、自分で作成したテンプレートなどの管理はPCのブラウザでないと今のところは出来ないようです。
動画機能はまだこれから?
現状は動画をプロジェクトに組み込むことは出来ず、Webアプリ上でサイズを調整したり、動画のトリミングなどが行えます。
アップロードした動画をサーバー上で処理してダウンロード、それをSNSへアップしてねという感じです。
今後、プロジェクトに組み込めるようになると、リール動画などを制作するのにもっと良いのになあと思ったりしました。
投稿の自動化も出来る
主要なSNSのアカウントを登録しておき、決まった時間に狙って自動投稿が可能になっています。
企業などで担当者が不在の場合でも事前にチェックを回してセットしておけば、担当者が休んでも対応が出来たり、スケジュールを立てての投稿の管理も出来ますね。
※各SNSの仕様により多少の制限があります。
主要なSNSアカウントを連携して投稿の自動化が可能
各SNSへの投稿を事前にセットできる
ユーザーと一緒に作っていく姿勢を強調
このサービスがどこまで続くのかは正直分かりませんが、
Adobe側としてはユーザーと一緒に成長させていくツールという位置づけにしています。
また、AdobeはFigmaの買収やPhotoShopのWebブラウザ版を開発していたり、クラウドツールの強化を進めているのは確かであり、
こういったツールで時代に合わせてユーザーの裾野を広げていくのを想定しているのだと思います。
ゲームやCGでも意外と使えるかも
使っていて思ったのは、この手のデザインパターンというのはゲームのアセットや、CG制作においても使えそうだということでした。
これだけテンプレがあると、それっぽいイメージは簡単に制作できます。
CGの背景に利用したり、グラフィック要素の素材を作りたい場合にも簡単にそれっぽいものが作れてしまうので、うまく使えば時間の削減になるのではないでしょうか。
まとめ
良い点
- とにかく簡単。 デザインの経験値なんか関係なく、自分の目的に合ったテンプレートを使えば誰でもイメージやアニメーションが付いた動画が作れます。(もちろん出来る事に制約はあります)
- スマホアプリもあり、クラウド共有されているので、スマホでもPCでもどちらでも作業できる。(ブラウザ版は画像処理のサーバーアプリケーションをまとめて使えるようにしているようなイメージ)
- 複数人でも編集出来る
- SNSへのスケジュール投稿が可能。
気になる点
- ページという概念が初め分かりにくい(まだヘルプにも載っていないので気が付かない…)
- サブスクリプションをやめた場合に、編集できるデータが手元に残せない。(まあSNS系のデータなので余程大丈夫な気もしますが)
- 動画ファイルは現状Webサーバー上での編集のみで、プロジェクトに組み込むことは出来ない。今後に期待。
AdobeCCを契約していなくても、Adobeアカウントさえ作れば、とりあえずは無料で始めることも可能なので、興味がある方は使ってみてはいかがでしょうか?
コラム
私は初めて触ったPhotoShop4.0からAdobeのソフトを使い始めて、かれこれ25年以上経っていて、センスはさておき年月だけで言えばベテランの領域です。ベテランになってくると、新しいツールや環境を変えるのを嫌がる人は割と多く、新しいものを否定する人も結構いたりします。私は新しい物好きなので、つい飛びついて(痛い目を見る事も…)しまうのですが、やはり新しい発想についていくためには、新しいものを勉強する必要があると思っています。今は個人でも様々なSNSを1人で使いこなすのが当たり前になって来ていて、下手すると1つのSNSを複数アカウントで利用することも多く、ましてや企業であれば、余計に効率良くやらないと内容も質も低下するわけで、昔からのやり方では時間だけ取られて肝心の訴求力が発揮できないという事が起きるように思います。単体のツールに比べて出来ることは限られるかもしれませんが、効率を考えた場合にはこのようなツールをどんどん活用するのも悪くないのではないでしょうか。
ひでおチャンネル@
Blender、AfterEffectsなどで映像を作っています。 YoutubeでBlenderやCGに関しての解説などをやっています。 https://www.youtube.com/@hideo3/
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