今回は、「Premiere Pro」でのカット編集について解説します。
紹介する方法は以下の3つです。
カット編集は映像編集作業の中でも特に大切な作業です。単純な作業ですが、画像と一緒に丁寧に説明します。
📚合わせて読みたい、Premiere Proの使い方がまとめてわかる解説記事一覧はこちら!
【Premiere Proの使い方】これ1本ですべてがわかる! 完全ガイド
Vook編集部がお届けする「解説シリーズ」。 「Premiere Pro」の基本的な使い方から、かゆいところに手が届くTIPSまで、これからPremiere Proを使い始める人や作業の途中でつ...
プロジェクトを作成し素材をタイムラインに表示する
Premiere Proを開き、カットする素材を読み込みましょう。
あらかじめ[プロジェクト]ウィンドウに動画を読み込みます。
[プロジェクト名]にわかりやすい名前を入力してください。
読み込みたい動画にチェックマークを入れましょう。
カットしたい素材がタイムラインに表示されました。
プロのビデオグラファーを目指す学校、はじまる。入学生募集中。
PR:Vook School
①レーザーツールでカットする方法
[シーケンモニター]の一番左端に、[ツール]パネルがあります。
上から4番目の[レーザーツール]を選択してください。
[ツール]パネルがない場合は、画面上の方にある[ファイル]から[ツール]を選択してパネルを表示させてください。
[カット]ツールを選択し、カットしたい素材へカーソルを合わせましょう。
素材に[レーザーツール]を合わせ、カットしたい所で左クリックします。
[レーザーツール]でカットを行うと、タイムライン上に縦の線ができます。
カットの終わりにもカーソルをもって行き、左クリックします。
[レーザーツール]でカットの始まりと終わりを設定したら、不要な部分を取り除きましょう。
[ツール]パネルから、一番上にある[選択ツール]を選びます。
[選択ツール]を選ばないとカットができないため、必ず[ツール]の変更をしてください。
カーソルを不要な部分に持って行き、左クリックを押します。そのまま[Back Spaceキー]を押すことでカットすることができます。
そのため、必ず作業後にはカットした後の動画をタイムラインでカット前の動画と繋げましょう。
空白部分を埋めるためにタイムラインバーの動画を動かすときは、必ず[選択ツール]のマウスカーソルになっていることを確認してください。
赤い印の時に動画を移動させると、カットした箇所が元に戻ってしまいます。
[レーザーツール]でのカット作業は以上です。
②イン点アウト点でカットする方法
[ソース]モニターにカットしたい素材を表示させます。
再生ヘッドをカットしたい動画の始まりへ移動させ、[インをマーク]を左クリックします。
[インをマーク]すると[ソース]モニターのタイムラインがグレーに表示されます。
再生ヘッドをカット終了したい箇所に移動させ、[アウトをマーク]を左クリックします。
[インをマーク]と[アウトをマーク]をした後の動画は、グレーに表示されます。
このグレーの部分がカットされた動画です。
[インをマーク]と[アウトをマーク]を間違って作業をしてしまった場合は、[ソース]モニターを右クリックすることで、[インとアウトを消去]できるメニューが出てきます。
やり直しがききますので、間違えても落ち着いて対処しましょう。
カットした動画をシーケンスのタイムラインに移動させましょう。
イン点アウト点でカットする方法は以上です。
動画素材の真ん中だけ取り出したい場合にはこのカット方法がオススメです。
③選択ツールでトラックしてカットする方法
カットしたい動画素材をタイムラインに表示させます。
[シーケンス]モニターの左端にある[ツール]パネルから、一番上の[選択ツール」を選びましょう。
再生ヘッドをカットが始まる場所に移動させ、素材の左端にマウスカーソルを合わせます。
赤い印が表示されます。ヘッドラインの箇所まで赤い印をドラッグしましょう。
タイムラインの終わりにカーソルを持っていき、同じようにカットの終了箇所までドラッグします。
より精密な編集作業を行いたい場合は、[シーケンス]の下にあるバーの長さを短くして、再生される秒数の単位を変えてみましょう。
下のバーを短くすれば、単位が小さくなります。大きくすると、タイムラインの秒数の単位は大きくなります。
全体を見たい場合はバーを長くしましょう。
[選択ツール]でカットをする方法は以上です。
まとめ
Premiere Proでのカット作業は、以下の方法で行えます。
カット作業をするときは、どの部分をどのようにカットしたいかで選択するといいでしょう。
レーザーツールであれば、どのパターンにも対応できます。
ざっくりと手早く自由にカットすることができます。
動画の途中を切り抜きたいときは、イン点アウト点を使用してください。
感覚的に精密なカットをしたい場合は、選択ツールでカットしましょう。
また、カットをした後は動画に空白時間が残らないように仕上げをします。
残った動画同士を繋げる作業と、タイムラインを左端にドラッグし、0秒から動画を開始させる作業を忘れないようにしてください。
カット作業は基本中の基本です。ケースによって最適なカット作業を行えるように頑張りましょう。
TEXT_みかん
EDIT_山北麻衣 / Mai Yamakita(Vook編集部)
解説シリーズ|Premiere Pro@
Vook編集部がお届けする「解説シリーズ」のPremiere Proアカウントです。Premiere Proの基本的な使い方から、かゆいところに手が届くTIPSまで、様々なナレッジ記事を発信していきます!(リクエストもぜひ)
コメントする