こんにちは、日々Twitterで起きる問題を眺めては、自分の発言を振り返るkentaxです。Twitterはとても便利な反面、自分の気持ちをさらけ出しすぎることもあります。活動をスムーズにするという面でも、自分自身を守る為にという面でも大事なので、しっかりと考えていきましょう。
ネガティブツイートをしていないか
Twitterを運用する上でやったほうが良いこと、そしてやってはいけないこと。ルールとして存在しているものもありますが、あなたは他人から見て印象が良くないネガティブツイート等に関して意識して投稿しているでしょうか。
ネガティブツイートはいくつかの種類があり、自分が気がつかないうちにやってしまっているものと、怒りや不満などを抑えきれないまま感情的に書いてしまうツイート、そんなつもりではないけれど相手にはネガティブに見えてしまうものなど、意識しなければ止められないものも多くあります。
あらためてどういったものがネガティブツイートとして捉えられるのかを見ていきましょう。
煽り発言をしていないか
気がつかないうちにやってしまいがちな煽り発言。自分が相手を煽っているという自覚がない場合もあるのが煽り発言です。
特によく見るのが、自分自身ができるので、「こうすれば簡単にできるのにどうしてできないの?」といった直接的なものから、「簡単にできる」とスキル所有者だからできることを当たり前のように言ってしまうなどです。自分ではできることも他者から見たら特別なスキルであることもたくさんあります。できない可能性があることを考慮した上で、当たり前という感覚を減らして言葉にするようにしましょう。
例えばですが本人は謙虚なつもりで言っているとしても、「こんなものは誰でもできる」と言うような発言は避け、どうしたらできるようになるのか、そういった目線で発言していくことが大切です。
特定できる対象を否定していないか
批判や否定をしたくなることは日々生活していると多くあると思います。批判したいその相手はTwitter上のフレンドやオフラインの仲間、もしくは会社の人だったり、様々な方向でイライラしてしまうこともあるかと思います。不満など自分の気持ちをオンライン上に書いてしまいたいという衝動に駆られてしまうことも多いかと思います。
絶対に書いていけないとは思いませんが、VTuber活動をする以上、タレントとしての意識を持ち、そういったことを書かないようにする為に、何人か状況を知っている仲の良い友達などに話をするなどして、可能な限りオンライン上に書かないようにするための努力をしましょう。
思想を押しつけるような発言をしていないか
日々のツイートをし続けてフォロワーが増え、投稿する内容に共感してくれる人が増えると、あなたのツイートに肯定してくれる人が増えてきます。そうなってくると自分の考えていることが全て正しいと思い込んでしまうことがあります。そうすると自分の思っていること、考えていること、いわゆる思想が正しいと思い込むようになることがあります。
人の批判にも通じるところがありますが、相手がどう思っているか、ということを自分の考えにさせようとしてしまうときがあります。この問題は自分自身が悪いことをしているという認識がなく、むしろ良いことをしていると感じてしまうので、人に何かを教えるような場面になった時には、自分の思想を強く押しつけてないか意識しましょう。
特にフォロワー数が数千レベルになってくると、段々とインフルエンサーとしての影響力が大きくなってきます。そういった状態で「あくまで自分の考え」としても、その影響力は大きく、自分が意識をしていなくても思想を押しつけるような形になっていることが多々あります。もしかしたら思想を押しつけているのではないか?と常に考えながら投稿するように心がけましょう。
頻繁に政治的な発言をしていないか
政治的な発言は特に気をつけましょう。人によって解釈や思想が違うため、何を持ってしても判断するのが難しいです。
政治への意見や政策に関して意見を持つことは何も問題ありません。生活の中に政治は入ってくるものですから自分自身の考えを持っている方がむしろ良いと思います。ですが、その考えが全ての人に当てはまるかどうかは難しいところです。政策は自分自身の立場からみて、特定の分野に偏りがちなところもあります。
分りやすい例としては、子育て関連に関することを、子どもを持たない人が不要だと思い、そのまま自分自身に必要ないからと言って不用意な発言を投稿してしまうなどがあります。このように政治は様々な政策や対策があり、それは自分自身に直接関係がないものも多くあります。そういったことをわからないまま意見してしまったり、間違ったことを発言すると社会での常識、人柄を疑われることが多くなる項目です。
Twitterに発言するのはどういった形であれ、自分の意見としての発信になります。政治的な発言は意見の食い違いがおき、言い争いになる可能性が多くあります。Twitter上で政治的な発言は外部からも批判されやすいコンテンツの1つです。
VTuberとしてTwitterを使っている場合、基本的に宣伝目的でTwitterを使っていると思いますので、そういったことで余計な批判を誘うような政治的発言は控えるほうが無難でしょう。
エビデンスのない話をしていないか
エビデンスとは「根拠」や「証拠」という意味です。VTuber界隈でよく見る例として、Twitterの技術的な仕様やアルゴリズムだったり、音声機材に関する情報、パソコンに関する知識やOBS等の配信に関する内容で、エビデンスが無いものを発信している方がいます。
感想であれば問題はないのですが、実際のところ人に依存して変わってしまうものや、正解のないことに関して「言い切る」ことをしている人を多くみかけます。感性で感じているものに大して、確実にこうなるといったことを思い込んで話をする人がどの界隈にも一定数いますので、その人のバックグラウンドや普段のツイート、実績なども見て、本当に真実として受け止めていいのか、ということを常に考えましょう。
また機材などに関しては、こちらも感想であれば良いのですが、所有したこともなければ使用したこともない機材をレビューする方もいます。レビューは特に一人の意見ではなく、機材名で検索して様々な人の意見や実際のサンプルなどを確認した上でツイートやブログ記事の意見を参考にしてください。
機材は特に環境などの状況によって大きく結果が変わることが多いので、質問ができる状態であれば質問をして状況を把握したりプロフェッショナルの人が執筆したレビュー記事などの情報を参考にしてください。
可能な限り投稿を消さない
たまに見かけるのですが、愚痴や文句などのツイートを書いてから数分で削除するといったことをする方が一定数います。内容の間違えなどで削除する等は良いのですが、こういったツイートを削除することを頻繁に行うと、周りからの評価が大きく下がります。
実際によくない言葉遣いで批判する内容を投稿し、数分後に削除というのを見かけることもありますが、先に述べた通り印象が悪くなることもあることに加え、Twitterクライアントによっては削除の反映に遅延が出ることがあります。
特にTweetDeckなどでユーザータイムラインを取得していた場合、そのブラウザを閉じてキャッシュをクリアしないとずっと残ったままになります。残らないと思って暴言を言う人もいますが一度でも投稿すれば残る物だと思っておくのがよいでしょう。
鍵アカウントであれば閲覧範囲を制限できると思いますが、基本的には全ての人に伝えるべき内容を投稿するように意識しましょう。
文章として成立しているか
これはネガティブツイートとは別になりますが、文章が成立していないツイートや意味がわからないツイートは、フォロワーさんや周りに与える印象はかなり悪いものになります。当人は「わかる人にだけ伝われば良い」と考えている人が多く、自分の中のルールだけで完結し、実際の社会的な発言としては全く意味が通じない、もしくは常識から大きくかけ離れていることが多いです。
実際の所、そういった発信をしているTwitterアカウントを避けている人を多く見かけます。筆者が把握しているケースでも、「あの人は何を言っているかわからない」「変なことを考えていそうで怖い」「関わらないようにしている」という声をよく聞きます。
そしてその人とコラボした人ととも距離を取ったりして、自分に被害が来ないように守っているVTuberさんも多くいます。自分自身の未来のつながりを大きく減らす可能性もありますので、投稿する前にもう一度確認をしてしっかりとした文章で書けているかを確認するようにすると良いでしょう。
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凍結される可能性のあるもの
2023年2月3日に大規模なアカウントの永久凍結が発生しました。筆者のアカウントでの観測になりますが、2,500人以上のアカウントが永久凍結されていました。全体数はわかりませんが相当数が影響を受けたと思います。
原因は明確になっていませんが、スパム対策のアルゴリズムの更新が行われた可能性が高い雰囲気でした。およそ24時間以内に凍結解除になったアカウントが多かったのでまだよかったですが、これ以外にも現在Twitterはプラットフォーマーとして大小様々な改革をしている最中です。
大きく変わっていく中で、どのような点に注意しなければいけないか?
実はTwitterのヘルプセンターの中に多く記載されています。
このヘルプは様々な方面に関して記載されていますが、その中でも、みなさんに影響するであろう大きな部分のルールとポリシーに投稿に関する様々なガイドラインがありますので、そちらを見ていきましょう。
発言が問題なるもの
まず、主に問題があるものとして上げられているものが以下のものです。(Twitterルール)
暴力、テロ行為/暴力的過激主義
児童の性的搾取
攻撃的な行為/嫌がらせ
ヘイト行為
暴力行為の加害者
自殺または自傷行為
写実的な暴力描写や成人向けコンテンツを含むセンシティブな画像/動画
違法または特定の規制対象商品・サービス
個人情報
合意のない裸体の描写
アカウントの乗っ取り
プラットフォームの操作およびスパム
市民の清廉性
誤解を招くアイデンティティや虚偽のアイデンティティ
合成または操作されたメディア
著作権および商標
各種ジャンルに分けられた項目に関して問題として取り上げたり、ユーザーからの報告ができるようになっています。基本的には上記の内容に触れなければ、特別なことが無い限り凍結されることは少ないでしょう。
外部サイトへの誘導ツイート
2022年の終わり頃から、外部サイトへの誘導ツイートに関して判定が厳しくなったようです。VTuberさんにはお馴染みのマシュマロやYouTubeへのリンク、Instagramなどのリンクがマイナス評価になっていると言われています。大規模なアカウントBANの流れもこの外部リンクにくわえ、スパムとして扱われる判定を受けた為だと言われています。
実際に一部のサービスのURLを入れた際に、OGPの設定を読み込めないことがあったりするので、外部リンクに関しては問題になる可能性が高いです。
対策
外部サービスへのリンクは、宣伝媒体としてTwitterを使用している以上避けられるものではありません。ではどうしたらよいかというと、全体の投稿の中でURLのついか投稿を1/20〜1/30程度まで下げることです。実際に自動投稿がされていてもBANされないアカウントも多くありましたし、筆者の投稿もURLが付いているものが多いです。しかしBANにならなかったことを考えると、投稿数に対してURLが記載された投稿の割合がどの程度かということで判断されている可能性が高いということです。
スパムとして考えると、通常の文字だけの投稿や日常の様子が分る画像添付された投稿をする必要が無いため、ほぼ全ての投稿にURLが入った状態の投稿がほとんどになっているかと思います。この形に近くなればなるほどスパムやbotとして認知されるので、そういった形を避けるようにすると良いかもしれません。
暴力について
Twitterでは個人や集団に向けて暴力をかける投稿を禁止しています。詳細は強烈な身体的脅迫に関するポリシーと暴力の賛美に関するポリシーの内容を一度確認してください。
主に暴力である言葉や行動、その意図が伝わることを個人や集団に対して使う場合、例えば「〇〇を殺害します」や「こーゆー奴を殺したいです」などの発言は暴力、脅迫になりますので、規制対象になります。トークの際にもありましたが、こういったものは文言だけでは伝わり方が変わる物です。また、気軽に「殴る」「倒す」なども人によっては通報される可能性が高いワードになっています。ゲームの話の中で意味がわかるものであっても、通報数が多ければ凍結されることもあります。
過去には、「蚊を殺す」というワードだけで凍結された人もいましたので、可能な限りワードとして使用しないことをおすすめします。受け取り方により脅迫になると思われるものは、軽い気持ちで使わないようにするように日頃から心がけましょう。
対策
一番の対策としては、そういった発言をしないということが大切ですが、投稿数が多い場合、過去に何度か発言している可能性は多くあります。過去の投稿も検索すれば見つけることができるため、こういったワードをキーワードにして通報されない為に、過去の投稿を確認して発言があった場合は削除をしておくようにしましょう。
Twitterでの自分の発言を検索する方法は「from:アカウント名 検索キーワード」で探すことができます。可能な限り通報される可能性のある投稿は削除して自衛をしていきましょう。
自殺行為について
Twitterでたまに見る自殺に関する項目です。実際に自殺をしようと考えていなくても、自殺に感じる言葉を使用すると制限や規制が掛かる場合があります。実際に冗談で「一緒に死のうね」や「もう生きていけないから死んでしまいたい」という言葉で制限を掛けられたユーザーは多くいます。
Twitterではとくにこのような発言に対して非常に問題視しており、自殺防止センターへの案内などをします。
嫌なことがあって自分自身の気持ちとして吐き出した、その気はないけれどそんな気分だ、という言葉が、文字だけだと判断が付かずにTwitter側からはNGワードとして捉えられてしまいます。VTuber活動をする以上、タレントとしての自覚を持つことが必要ですので、このような行為について軽い気持ちでオンライン上に書くことはやめましょう。
もしそのような気分になったり実際に精神的に病んでしまった時は、早めにリフレッシュしたり、VTuber活動を少し休んだりすることも良いですし、家族や身の回りの人、仲の良い友人や病院などに相談しにいくとよいでしょう。
スパム行為について
VTuberさんが投稿するなかで一番可能性が高くなってしまうのがこちらの項目です。スパムと聞くとアダルト系のダイレクトメッセージを想像する方が多いかと思いますが、実際には判定される内容がいくつもあります。具体的にはプラットフォームの操作とスパムに関するポリシーを確認してほしいですが、毎日の投稿の中で、似たような文章で、ほぼ同じ文章とURLを記載した定期投稿されるものは、このスパム行為に当てはまる場合があります。
特に、毎日の同じ時間に同じ文言で同じURL、同じ画像を使い、そのアカウントでその他の投稿が少ない場合、スパム判定になることが多いので気をつけましょう。
フォローについて
フォローに関する規制もあります。まずはフォローチャーンと言われる行為があげられます。これはフォロワー数を増やす目的で多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除をすることを言います。この行為はVTuber界隈では使われることが多く、嫌われる要因になりますし、Twitter側に規制や制限をされる可能性があります。
また短期間に多くのフォローやフォロー解除を行うとスパムとして判定される場合があります。フォロワーの獲得の為に、「RTしてくれた人を全員フォローする」というような企画をしている方も見かけますが、デイリーでフォローできる数に制限もありますし、フォローされなければ5000人までしかフォローできない制限もありますので、実際にフォローできる程度を見込んで企画をしましょう。
ハッシュタグの数
ハッシュタグはとても有効なことですが、ハッシュタグを多く付けるとTwitterの投稿ルールに反してしまう可能性があります。ハッシュタグの使用方法を確認すると、およそ2つ程度にするのが最適となっていますが、3つ程度まではあっても問題ないかと個人的には感じています。
ハッシュタグは有効な手段ではありますが、最近のタグは長い文字数のものが多くなってきている傾向にあります。その分メインで伝えなくてはいけない文字数を減ってしまいますので、文字数を考えながらタグは使用するようにしましょう。
終わりに
今回はTwitterのやってはいけないことをお話しましたが、Twitterは気軽に投稿ができる代わりに、流れてくるツイートで不正確なものや受け手によっては内容が不快になることが多くあります。小さなことから言い合いになり、喧嘩や他者を巻き込む問題になる場合もありますので、自分が問題の火種にならないように意識して投稿を行いましょう。
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- VTuberkentax(ケンタックス)
クリエイティブユニットLUVCO主幹。同人レーベルhpt**にも所属。作詞・作曲・編曲やリミックス、グラフィックデザインからWebデザイン、UI/UX関連、WPやMTなどのCMS、Webサーバ関連、テクニカルを含むディレクションとマーケティング、写真撮影と動画撮影や動画制作とか、企画・プロデュース、インフラ整備やPCカスタマイズとか会計や経営補佐など多岐にわたって活動している。
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