【Premiere Pro】簡単に手ぶれ補正する方法を解説!

2023.03.08 (最終更新日: 2023.03.15)

今回は、「Premiere Pro」で簡単に手ぶれ補正する方法について説明していきます。

せっかく動画を撮影したのに、あとから見たら手ぶれがひどかった......そんな時に使える便利な方法です。手順は大きく分けて4つと簡単なので、この記事を読んで使い方をマスターしておきましょう。

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手ぶれ補正したい箇所をカットする

まずは、手ぶれ補正をしたい箇所をカットで切り出しましょう。

レーザーツールのショートカットキーCか、切り出したいアタマの箇所に再生ヘッド(タイムライン上の青いバー)を合わせてショートカットキーA の[編集点を追加]で切り込みを入れます。

その後、終わりの箇所にも同様に切り込みを入れれば、カット処理完了です。

カット作業については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

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エフェクト「ワープスタビライザー」を適用する

カットができたら、手ぶれ補正をかけるためのエフェクトを適用していきます。

エフェクトタブで検索

エフェクトタブの検索窓に「ワープスタビライザー」と入力し、検索します。

エフェクトタブが見つからない場合は、上部タブの[ウィンドウ→エフェクト]の部分を見てみてください。チェックマークが入っていればワークスペースのどこかに配置されているはずです。チェックマークがない場合は、そのままクリックすることでエフェクトタブが追加されます。

補正したいクリップにドラッグ&ドロップで適用

[ワープスタビライザー]を選択し、手ぶれ補正を適用したいクリップにドラッグ&ドロップします。

「バックグラウンドで分析中」と表示され、自動で手ぶれ補正が完了

「バックグラウンドで分析中」という表示とともに、自動で補正処理が適用されていきます。エフェクトコントロールタブを開くと進捗率が分かるので、長い素材に補正を適用する際は時間の目安になります。

「バックグラウンドで分析中」の表示が無くなれば手ぶれ補正完了です。

より理想の補正具合に調整する方法

ここからは自動補正よりもさらに詳細に補正をかけていく方法について紹介します。

エフェクトコントロールの「滑らかさ」を調整する

エフェクトコントロールタブの「滑らかさ」を調整することで、より強く手ぶれ補正をかけることができます。自動補正した後に手ぶれが気になる場合は値を上げてみましょう。

なお、注意点として滑らかさの値を上げるのにともなって、元の画像が拡大され画質が荒くなってしまいます。そのため、大きすぎる値は設定しないようにしましょう。デフォルトの50%よりも小さい値で補正ができるのであれば、小さめの値にしておくことをオススメします。

エフェクトコントロールの「詳細分析」を適用

エフェクトコントロールタブの「詳細分析」にチェックマークを入れることで、素材をより詳細に分析して補正をかけることができます。

この方法に関しては、自動補正よりも処理が重く時間もかかるため、使用しているPCのスペックと相談しながら適用してみてください。大幅に補正処理が変わるわけではないので、無理に適用する必要はないでしょう。

エフェクトの使い方については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

ワープスタビライザーは自動で手ぶれ補正をかけてくれる便利なエフェクトです。

しかし、エフェクトをかけることで素材の画質が荒くなったり、場合によっては画面が歪んだりすることもあります。強すぎる補正はかけないようにして、ある程度の手ぶれをなくすくらいの感覚で使うのが良いかもしれません。

補正なし、自動調整後、パラメータ調整後のそれぞれを作成し、バランスの取れたものを選ぶのもひとつの手として覚えておきましょう。

TEXT_シノブフジモト
EDIT_山北麻衣 / Mai Yamakita(Vook編集部)

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