この記事では、Blenderで最初に覚えるべきショートカットを紹介します。作業効率向上のため、しっかりマスターしておきましょう。
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Blenderショートカットの重要性
Blenderは優れた3DCGソフトである反面、初心者はその豊富な機能に圧倒されることでしょう。何らかの処理を実行するたびに画面上をいったりきたりしていては、ちょっとしたモデリングを実行するだけでも長い時間がかかってしまいます。
そこで活躍するのがBlenderの「ショートカット」。ショートカットを使用することで、スピーディーかつ効率的に多くのタスクを実行することができます。マウスを使った操作の量も圧倒的に少なくなくなり、制作にかかる時間を節約することができます。
このように、ショートカットの上手な活用は、Blenderを使った制作プロセスの効率改善に大きく影響します。
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使い始めに覚えるべきショートカット5選
ここからは、Blenderの使い始めに覚えておきたいショートカットを5つ紹介していきます。
3Dビューポートの回転、移動、拡大縮小ショートカット
3Dビューポートの視点を移動させるには、以下のテンキーを使用します。
正面・・・テンキー1
右・・・テンキー3
上・・・テンキー7
テンキーを使って3Dビューポート(右上)の視点を移動します。
正面・・・テンキー1
右・・・テンキー3
上・・・テンキー7
3Dビューポートを回転させるには、以下のテンキーを使用します。
上回転・・・テンキー2
右回転・・・テンキー4
左回転・・・テンキー6
下回転・・・テンキー8
上回転・・・テンキー2
左回転・・・テンキー6
下回転・・・テンキー8
3Dビューポートを拡大・縮小させるには、以下のテンキーを使用します。
拡大・・・テンキー+
縮小・・・テンキー-
拡大・・・テンキー+
縮小・・・テンキー-
2.2. オブジェクトの複製、複数選択、全選択ショートカット
オブジェクトを複製するには、複製したいオブジェクトを左クリックして選択した後、「Shiftキー」+「Dキー」を使用します。
オブジェクトを複数選択するには、2つ目以降のオブジェクト選択時に「Shiftキー」+「左クリック」を使用します。
オブジェクトを全選択するには、「Aキー」を押します。
編集モードに切り替えるショートカット
編集モードに切り替えるには、編集したいオブジェクトを左クリックして選択した後、「Tabキー」を押します。
メッシュの頂点、辺、面の選択ショートカット
編集モードにおいて、メッシュの頂点、辺、面のそれぞれを選択するには、以下のショートカットキーを使用します
頂点・・・数字キー1
辺・・・数字キー2
面・・・数字キー3
テンキーではなく、キーボード上部に並ぶ数字キーを使用することに注意しましょう。
頂点選択・・・数字キー1
辺選択・・・数字キー2
面・・・数字キー3
オブジェクトの表示、非表示を切り替えるショートカット
選択したオブジェクトの非表示・表示を切り替えるには、以下のショートカットキーを使用します。
非表示・・・「Hキー」
表示・・・「Altキー」+「Hキー」
非表示・・・「Hキー」
表示・・・「Altキー」+「Hキー」
作業効率を上げるショートカット
基本のショートカットを覚えたところで、作業効率をさらに向上させるためのショートカットについても5つマスターしていきましょう。
カメラの位置と注視点を設定するショートカット
カメラの位置と注視点を設定するには、「Ctrlキー」+「Altキー」+「テンキー0」を使用します。
キーフレームを設定するショートカット
キーフレームを設定するには、追加したいオブジェクトを選択した状態で「Iキー」を押します。
オブジェクトの名前変更ショートカット
オブジェクトの名前を変更するには、「Ctrlキー」+「F2キー」を使用します。
オブジェクトの親子関係を設定するショートカット
オブジェクトの親子関係を設定するには、「Ctrlキー」+「Pキー」を使用します。
子オブジェクト→親オブジェクトの順に選択
「Ctrlキー」+「Pキー」→「オブジェクト」を左クリック
親子関係が設定され、オブジェクトどうしが黒い点線で結ばれます。
各エディタに切り替えるショートカット
UVエディタ
UVエディタに切り替えるには、「Shiftキー」+「F10キー」を使用します。「Shiftキー」+「F10キー」のショートカットキーを繰り返し使用すると左上のマークが変化し、エディタが切り替わります。
シェーダーエディタ
シェーダーエディタに切り替えるには、「Shiftキー」+「F3キー」を使用します。「Shiftキー」+「F3キー」のショートカットキーを繰り返し使用すると左上のマークが変化し、エディタが切り替わります。
テクスチャノードエディタ
テクスチャノードエディタに切り替えるには、「Shiftキー」+「F3キー」を使用します。「Shiftキー」+「F3キー」のショートカットキーを繰り返し使用すると左上のマークが変化し、エディタが切り替わります。
ショートカットのカスタマイズ
ショートカットの変更方法について
Blenderでは、ユーザーがショートカットをカスタマイズすることができます。
「編集」から「プリファレンス...」を開き、「キーマップ」タブを選択します。
下にスクロールするとデフォルトのショートカットが並んでおり、ショートカットの変更や削除、新規作成を行うことができます。
まとめ
今回紹介したショートカットは、効率的でスピーディにBlenderの作業を実現するうえでどれも欠かせないものです。3Dビューポートの回転・移動・拡大縮小やオブジェクトの表示・非表示、シェーダーエディタ・UVエディタへの切り替えなど、重要なショートカットを覚えておくことで、Blenderの使い勝手を飛躍的に向上させることが可能です。重要なショートカットをマスターして、Blenderの豊富な機能を有効活用していきましょう。
TEXT_ウノケン/Unoken
EDIT_河内誠/Makoto Kawauchi(Vook編集部)
基礎解説シリーズ|Blender@
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