【Premiere Pro】カラーマットとは? 作成・活用方法を解説!

2023.03.24 (最終更新日: 2023.04.10)

今回は、「Premiere Pro」のカラーマットについて解説していきます。

カラーマットとは?といった基礎部分から、作成方法・応用方法まで紹介します。

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カラーマットとは?

「カラーマット」とは、1つの色のシートをかけるように、背景の色味を変更することができる機能です。

例えば、通常の状態がこちら。

カラーマットを使用したものがこちら。

このように色味を好きに変えることができ、より自分のイメージに合った動画を作ることができます。

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カラーマットの作成方法

まず、メニューバーから[ファイル→新規→カラーマット]の順番で選択していきます。

「新規カラーマットウィンドウ」が開くので、[OK]を選択します。

「カラーピッカー」が開いたら、好きなカラーマットの色を選択してください。

色を選び終えたら、名前を入力して[OK]をクリックします。
その際に入力する名前については、色味や使いたいシーンに合わせたものにすると後々管理がしやすくなるのでオススメです。

これで、プロジェクトパネルにカラーマットが追加されました。
もしカラーマットが追加されていない場合は、プロジェクトを選択した状態(プロジェクトの枠が青くなっている状態)で、もう一度作成の工程を行うと追加されるはずです。

プロジェクトパネルに追加されたカラーマットを、タイムラインにドラッグ&ドロップすると表示されるようになります。

もし背景として使用する場合には、メインとなるクリップより下のレイヤーに配置すると良いでしょう。

カラーマットの活用方法

カラーマットの活用方法として、下記の3つが挙げられます。

  1. トランジションとして利用する
  2. 色味を調整するエフェクトとして利用する
  3. テロップの帯として利用する

それでは、ひとつずつ詳しく説明していきます。

1. トランジションとして活用する

まず先ほどの工程通りにカラーマットを作成し、動画素材よりも上のレイヤーに配置します。

配置したカラーマットを選択して、[エフェクトコントロールパネル]を開きます。

動画素材の最後や途中など、トランジションの終わりにしたい場所に再生ヘッドを持っていきます。

「不透明度」の数字を100%にして、時計のマークをクリックします。
時計マークの色が青になっていたらOKです。白い場合はもう一度クリックしましょう。

続いて、トランジションを開始したい場所に再生ヘッドを持っていきます。

先ほどとは逆に、「不透明度」の数字を0%にして、右側にあるマークをクリックします。

この状態で動画を再生すると、カラーマットをトランジションとして活用できるようになります。

2. 色味を調整するエフェクトとして利用する

動画素材のレイヤーの上にカラーマットを配置し、[エフェクトコントロールパネル]を開きます。
続いて、「不透明度」の値を好みの色味になるまで小さくしていきます。

次第に動画にカラーマットが重なった状態になり、動画の色味を好きなように調整することができます。

今回は白のカラーマットを使用しましたが、動画のシーンに合わせた色のカラーマットを使用すると、より雰囲気のあるものに仕上がるでしょう。

3. テロップの帯として利用する

シーケンスの横にある「T」のアイコン(横書き文字ツール)をクリックして、「プログラム:シーケンス」上にてテロップを入れたい場所の範囲を選択し、文字を入力します。

動画素材とテロップの間にカラーマットを配置します。

カラーマットを選択した状態のまま、[エフェクトコントロールパネル]を開きます。

エフェクトコントロールパネルの中にある[モーション]を開いて、「縦横比を固定」のチェックを外します。

モーション]をクリックして、「プログラム:シーケンス」上に出てきたポインターをテロップの下に移動させます。

「スケール(高さ)」の値を小さくして、高さをテロップに合わせます。
この時に、テロップとカラーマットの場所がズレる場合がありますが、カラーマットの位置は画面上をドラッグして動かすことができるので安心してください。

また、「スケール(幅)」の値を小さくするとテロップの幅にも合わせることができるので、横帯状にしたくない場合には変更するようにしてください。

「不透明度」の値を、好みの色味になるまで小さくしていきます。


まとめ

以上が「カラーマット」の作成方法・活用方法です。

カラーマットを活用することで、より雰囲気のある動画にしたり、ひと味違ったテロップやエフェクトにしたりと、直感的に動画にアレンジを加えられます。
これを機にカラーマットを活用して、オリジナリティーのある動画作りを楽しみましょう。

TEXT_七瀬さく
EDIT_山北麻衣 / Mai Yamakita(Vook編集部)

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