今回は「After Effects」を使ったテキストアニメーションの基礎について説明していきます。
「アニメーション」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、「アニメーションプリセット」を使えば、初心者でも簡単にテキストを動かすことができます。
使いやすいオススメのプリセットも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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まず、動かしたいテキストを入力する
コンポジションを作成後、動かしたいテキストを入力していきましょう。
[横書き文字ツール]をクリックし、プレビューパネルの任意の場所をクリックします。
テキスト入力が可能になるため、動かしたいテキストを入力します。
今回は、例として「テキストアニメーション」というテキストを入力します。
「アニメーションプリセット」を使って動きをつける方法
次はテキストにアニメーションをつけていきましょう。
After Effectsには「アニメーションプリセット」という、キーフレームやエフェクト、エクスプレッションなどを組み合わせたアニメーション集があります。
簡単に説明すると、適用するだけで様々なアニメーションがつけられる非常に便利な機能です。
「アニメーションプリセット」は以下の手順で適用できます。
まず、エフェクト&プリセットパネルを開き、[アニメーションプリセット→Text]を選択します。
Text内の任意のアニメーションプリセットをテキストレイヤーにドラッグ&ドロップします。もしくは、適用したいテキストレイヤーを選択した状態で、Text内の任意のアニメーションプリセットをダブルクリックすることでも適用できます。
以上でテキストにアニメーションプリセットが適用できました。
次に「アニメーションプリセット」の中から、いくつか使いやすいものをピックアップして紹介します。
使いやすいアニメーションプリセット
ストレートイン(文字)
1つ目は、[アニメーションプリセット→Text→Animate In]の中にある、「ストレートイン(文字)」です。
「ストレートイン(文字)」は、テキストが1文字ずつ右から左へスライドしながら表示されるアニメーションです。
フェードアウト(スロー)
2つ目は、[アニメーションプリセット→Text→Animate Out]の中にある、「フェードアウト(スロー)」です。
「フェードアウト(スロー)」は、テキストが左から右へゆっくりフェードアウトするアニメーションです。
3Dはためき(左からイン)
3つ目は、[アニメーションプリセット→Text→3D Text]の中にある、「3Dはためき(左からイン)」です。
「3Dはためき(左からイン)」は、テキストが左から右へ回転しながら表示されるアニメーションです。
上記2つと異なる点は、テキストを3D空間で動かすことができ、より立体的なアニメーションをつけることができます。
上記3つ以外にも様々な種類の「アニメーションプリセット」が備わっています。まずは自分で動かしてみながら、使いやすいものやお気に入りのものを見つけてみてください。
「アニメーター」を使って1文字ずつ動きをつける方法
「アニメーションプリセット」を使いこなせるようになったら、「アニメーター」を使って文字を1文字ずつ動かすアニメーション作りもやってみましょう。
テキストレイヤーを開き、[アニメーター]のメニューから[不透明度]をクリックします。
今回は、左から文字が1文字ずつ現れるような動きにしていきます。
[不透明度]の初期値を「100」→「0」に変更します。これにより、テキストが消えた状態になります。
次に、[不透明度]の上にある[範囲セレクター]でアニメーションの範囲を設定します。
[範囲セレクター]を開くと、「開始」「終了」「オフセット」の3つがあります。
各機能の説明は以下の通りです。
■開始:アニメーションの開始範囲を設定する項目
■終了:アニメーションの終了範囲を設定する項目
■オフセット:開始と終了で決めた範囲を保ったまま位置をずらすことができる項目
今回は、「文字が1文字ずつ現れるアニメーション」をつけるので、「開始」を使って範囲を設定していきます。
インジケーターを0秒の位置にし、「開始」の左にあるストップウォッチアイコンをクリックします。クリックすることでキーフレームが打てます。
「開始」の値は「0」にしましょう。
次に、アニメーションの終了位置を設定します。インジケーターを1秒の位置に移動し、「開始」の値を「100」に設定します。
以上で「0秒」〜「1秒」にかけて左から文字が1文字ずつ現れるアニメーションの完成です。不透明度以外にもアニメーションを追加したい場合は、「アニメーター」横の[追加]のメニューから追加することが可能です。
まとめ
今回は、After Effectsでテキストアニメーションを作る2つの方法について解説しました。
「アニメーションプリセット」や「アニメーター」を使うことで、自由自在に様々な動きをつけることができます。
今回紹介したものは、数ある中のほんの一部なので、ぜひ自分で手を動かしながらいろいろなテキストアニメーションを作ってみてください。
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EDIT_山北麻衣 / Mai Yamakita(Vook編集部)
基礎解説シリーズ|After Effects@
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