ファンになってくれる人をいつも探しているkentaxです。ファンサービスという言葉はよく聞くことと思いますが、実際にファンサービスはどのようなものなのか、把握していない人が多いです。今回はファンが楽しく過ごせるようにはどのようなことがあるのか見ていきましょう。
ファンサービス
ファンサービスとはいったいなんなのか。意味としては有名人や著名人がファンに好感をもってもらう為に行うサービスなどを指します。
わかりやすい例としては、
- 作家や有名人によるサイン会や握手会。
- 声優や俳優などに「〇〇〇の声を聞きたい」「キメポースください」等の要望に即興で演る。
- スポーツ選手が、観戦しにきたファンへサインボールや握手、グッズをプレゼントする。
等があります。参加したことはなくても、一度は見たことのある光景かと思います。
しかしVTuberの場合、オフラインで実際にファンと向き合って何かを行うことは難しい側面があります。自分自身のポリシーであったり、VTuberとしてのあり方で変わってしまうことも多くあります。
実際に会うことが難しい代わりに、様々な方法でファンの想いを受け止める必要があります。
Twitterのリプライ
リスナーさんの数が増えてくるとよって難しくなってくることではありますが、活動をはじめてすぐはTwitterでの活動はとても重要です。Twitterに投稿についたリスナーさんからのリプライ(返信)に対して、さらにリプライするということです。例えば朝の挨拶にリスナーさんからリプライが付くことがあるかと思いますが、そのリプライに更にリプライします。
この時に大切なことは、相手の名前を呼んであげたり、リプライできた内容にしっかりと反応して返信をすることです。一人ひとり違う内容になるので、大変な作業ではありますが、返信ができるうちは出来るだけリプライひとつずつに返信をしていきましょう。
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ファンの熱量を受け止める
ファンは様々な想いを持っています。
- 応援がしたい
- 常に近くに感じていたい
- ファンということを主張したい
- 支援物資を送りたい
- 資金援助したい
様々な想いがあり、その想いに合わせて受け止めることが必要です。VTuber活動をするにあたって、デビュー時から下記のようなものを用意する人も多いです。デビュー時からある必要は無いですが、ある程度ファン数が増えてきたならば準備しても良いかも知れませんが、必ずしも必要ではありません。ですが、あるとファン同士の交流が生まれたり、VTuber本人も検索や認知しやすくなるので便利です。それぞれ見ていきましょう。
ファンネーム
ファンネームとは、特定の対象や人などに対して熱心なファンの人達の名称や総称の事を言います。音楽や芸能のアーティストなどのファンなどがそれにあたります。VTuber界隈でのファンネームは、あなたのファンであることを名乗れる項目になります。自分があなたのファンである熱を受け止める方法の1つです。
ファンマーク
ファンマークとは、有名人やアーティスト、アイドルなどが様々なソーシャルメディアアカウントに特定の絵文字を組み合わせを使用し自分自身を表しているものです。ファン自身もプロフィールに同様に使用することで、その人のファンだという付加価値をつけることができる。ファンマークを付けていると、VTuberさんに見てもらいやすくなったり覚えてもらえたりなどの利点があるので、熱量の受け止め先として1つの方法になっています。
ファンアート
ファンアートとは、描き手とは別の他者が作り出したキャラクターやストーリーなど様々なものを元にして描かれたアートのことを言います。あなた自身のことが好きで、自分の思いを表現したいという気持ちを受け止めるものになります。ファンアートはVTuber界隈だとなじみのあるもので、本人へ想いを伝える為には良い形です。こういった形で表現したい人が多いので、ファンアートの受け入れ先として、ファンアートタグなどを設定し、その想いを受け止めてあげることが大切です。
感想タグ
感想タグとは、主にTwitterなどのソーシャルメディアでリスナーからの感想を投稿してもらう為のタグです。リスナーは自分の推しを広めたり、自分が思ったことを伝えたりしたい熱量があります。その熱量を本人が見てアクションを起こすことによって、リスナーの感じている想いを消化することができます。
また、感想タグからは様々な情報を得ることも出来ます。それは配信の改善点だったり不足部分の発見だったり、逆に良かった点が見えることもありますので、設定しておくとよいです。
イベントを開催する
イベントの開催は、ファンサービスの1つとしてとても有効的なものになります。イベントといっても今ではイベントをする為の様々なプラットフォームが増えてきています。
イベントと言っても特別なことではなく、普段見かける下記のような内容も該当すると思います。
例えば
- オンライン通話会
- コラボイベント
- 3Dライブ配信
など、ここ数年でイベントが行いやすい環境になってきています。実際にどのようなイベントが出来るのか見ていきましょう。下記は企業が開催しているイベントです。
オンラインイベント
オンラインでライブ配信やトークショウ、一対一で話が出来るイベントなど、オンラインで参加出来るので気軽に開催をしたり参加したりすることが出来ます。サービスによって参加の難易度は変わりますが、ライブ配信とはひと味違う特別感を提供することができます。
わくわくVTuberひろばおんらいん
株式会社Donutsが運用する「アキラボ」のコンテンツ「わくわくVTuberひろばおんらいん」というオンラインイベントを開催しているサービスがあります。「トークショー」と「わんおんわん」の2つにわかれており、トークショーと1:1で話をすることが出来るコーナーがあります。
ときめきVR
株式会社Donutsが運用するサービスで、推しのVTberと1対1トークが出来ます。VRゴーグルを利用したVRや2DでVTuberさんとトークすることが出来ます。敷居が若干高い側面もありますが、敷居が高い分だけ満足度も高く、同じ空間にいると思えるような体験が出来るため、3Dのボディがあるのであれば利用してみても良いでしょう。
ライドリ
株式会社Blankrが運用する、アプリを必要としない簡単なオンライン握手会を開催することが出来るサービスです。通常通りのOBSを利用して、リスナーはスマートフォンだけ準備すれば握手会を開催することができます。追加することができる様々なプレゼント等の機能もあるので気持ちを伝えやすいサービスです。
オンラインライブを見る
上記のイベントの他にも、オンラインライブを配信するプラットフォームもあります。大手のVTuberさんの方が利用しているSPWNや、VARKなどを見ると、様々なライブなどが開催されています。実際にこのレベルのライブの開催は難しいですが、更に高い目標として知っておくと良いと思います。
オフラインイベント
ここ1年ほどで制限が少なくなってきたこともあり、飲食店や特定のお店などとのコラボをしたり、ライブハウスでライブを行うことも増えてきました。コミックマーケットなどの同人イベントへの参加や、VSingerの人は同人音楽系即売会の「M3」などに参加するなど、リアルイベントで販売するなども有効的なものです。ただし、いわゆる中の人の存在をどうするかという問題はありますので、その点はよく考えて参加の判断をしましょう。
グッズ販売
グッズ販売は、ファンの熱量を受け止めるのと、更なる高まりを見込めるものになります。グッズは特性上、身につけたりするものが多いので、満足度も高くなり、グッズではありますが推しの側にいる感覚にもなります。
接触時間が増えれば増えるほど、想いは更に強くなりますし、そのグッズを所有しているということで満足する面もあるので、PIXIV FactoryやSUZURIなどの、在庫を持たずにグッズが作れるサービスなどを利用して、ファンが日常で使いやすいものや、利用価値の高いものをグッズにしていきましょう。
情報を共有する
ファンサービスの1つに、パブリックでは発言しない情報を共有するということがあります。リスナーはVTuberさんのことを多く知りたいという知識欲があります。その知識欲を満たしてあげる形になります。あまりプライベートがわかるような具体的な内容を伝えることは推奨しませんが、表面上では出さない食ことの写真や遊びに行った場所の風景など、人柄がわかるような情報をクローズドで共有することで、リスナーの気持ちをまとめることが出来ます。
共有することによって、更に自分を見てもらう、興味を持ってもらうことが増えます。
メンバーシップ
情報の共有を行う1つの手段としてYouTubeのメンバーシップがあります。メンバーシップは有料コンテンツの1つとして捉えるのが大きいですが、パブリックでは伝えていないことをメンバーシップ配信などで伝えるということで、メンバーという特別感と人柄も更に深く知れるということになり、とても良い熱量の受け止めかたのひとつになります。
pixiv FANBOX
pixiv FANBOXはピクシブ株式会社が運用するファンコミュニティサービスです。主に活動に関する資金援助の項目で利用されることが多いです。
pixivFANBOXは、「クリエイターの創作活動を応援することができるファンコミュニティ」です。 ファンがクリエイターを定期的に支援することで、クリエイターが自由に創作活動を続けられたり、新しいコンテンツ創出に挑戦したりできるようになります。
VTuberさんの場合、表には出さない内緒話や、過去の話、日記を書いたりと様々な方法で利用することができます。また情報の先行公開などにも使えます。支援していることと特定の情報を知れるという側面でファンの熱量を受け止めることができます。
Fantia
Fantiaとは、株式会社虎の穴が運用するファンコミュニティサービスです。こちらも活動に関する資金援助の項目で利用されることが多いです。
ファンティアは、イラスト・漫画・小説・コスプレ・音楽・映像作品など、各方面で活躍されているクリエイターの皆さまに、自由な作品発表と、さらなる創作活動のための資金獲得の場を提供する、クリエイター支援プラットフォームです。誰でも無料で登録でき、クリエイター・ファンの皆さまとの交流をお楽しみいただけます。
Fantiaの場合、運用している虎の穴が同人に強いこともあり、同人寄りなコンテンツ展開をしている方が利用する方が多いです。アダルト系の展開などはプラットフォームによっては制限されているところもありますので、用途に合わせて利用するようにしましょう。
同じ目標を共有する
VTuber活動をしていると、様々な活動の中でモデルチェンジや新しいことに挑戦したりすることも増えてきます。そういったことを実現するためにそういった場合に必要となってくるのが費用です。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、自分自身が成し遂げたい活動やサービスの提供をする目的を達成する為に、インターネットを通して不特定多数の人から資金を調達する仕組みです。日本では2011年頃から始まり、様々なジャンルや界隈で利用されることが増え、目にしたことがあるひとも多いかと思います。
VTuber界隈でも、数百万円から数千万円のプロジェクトが成功するなどして、有名になったものもあります。近年ではVTuber関連のプロジェクトも多く見受けられるようになり、プロジェクトへ参加した人もいるのではないでしょうか。
このクラウドファンディングですが、様々な展開をしようとした際に、ネックになってしまう資金を調達することが目的ではありますが、先に伝えている通り、「実現したい目標」をリスナーと共有するということが大切になります。ファンの熱量はクラウドファンディングの種類によって変わることもありますが、どの種類でも目標を共有するということでリスナーの気持ちは高まります。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングにはいくつかの種類があります。近年で多い2つを紹介します。
購入型
購入型のクラウドファンディングは、起案者のプロジェクトを支援することで、商品やサービスなどをリターンとして受けとるタイプのものです。
購入型の良い点は、グッズやチケット、個別の撮り下ろしボイスやお礼動画など、リスナーが実際に何かを得ることが出来るタイプになります。このタイプでは各リターンが欲しいというわかりやすい目的が出来るので、参加がしやすいタイプになります。
寄付型
寄付型のクラウドファンディングは、支援者がお金を寄付する形で支援するタイプで、物品やサービスなどのリターンがないことが多いです。
寄付型の良い点は、購入型に必要なリターンの準備が少なくなることです。もちろんお礼の手紙や動画、ボイスなどは最低限必要だとは思いますが、目的達成する想いを大事にしたい時は有効な方法です。
終わりに
今回はリスナーさんについて、様々な角度から調査するという少しハードルの高いものでしたが、自分に興味をもってくれる人を調べるということは、リスナー動向を考える上で非常に大事なことなので、無理をしない範囲で調査していきましょう。
Vol.18【ファンを知る】誰が見に来てくれているのかを知ろう『VTuberノート』
【ファンを知る】誰が見に来てくれているのかを知ろう『VTuberノート』Vol.18
いろいろな調査をしている時に、この人にはきっとこんな感じのリスナーがいるんだろうなぁ、と想像しながら配信をみる事が多いkentaxです。今回はリスナーさんの属性がどういったものなのかを調査してい...
Vol.20【仲間を作る】横の繋がりを作ろう『VTuberノート』
2023年4月26日公開予定
- VTuberkentax(ケンタックス)
クリエイティブユニットLUVCO主幹。同人レーベルhpt**にも所属。作詞・作曲・編曲やリミックス、グラフィックデザインからWebデザイン、UI/UX関連、WPやMTなどのCMS、Webサーバ関連、テクニカルを含むディレクションとマーケティング、写真撮影と動画撮影や動画制作とか、企画・プロデュース、インフラ整備やPCカスタマイズとか会計や経営補佐など多岐にわたって活動している。
- Web:https://kentax.net/
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