本日は「Blender3.5.0」のアニメーションのアップデート機能を説明していきます。
わかりやすく、画像付きで説明していきます。
(今回使用したBlenderのバージョンは3.5.0です。バージョンによって一部表記が異なる可能性があります。)
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アニメーションの追加機能
今回、バージョン3.5.0でアップデートされたアニメーション機能はポーズライブラリーのプレビュー機能とイーズ機能です。それぞれどのような機能が追加になっているか見ていきましょう。
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ポーズライブラリー
まずポーズライブラリーの機能を確認するために次のリンクより公式サンプルをダウンロードしてください。
ダウンロードした「.zip」ファイルの中に「.blend」ファイルが入っているので、それを開いてください。
アニメーションのプレビュー機能
画面右側に「ポーズライブラリ」があります。
今回追加になったプレビュー機能は、ポーズライブラリの上で「Ctrl」キーを押したまま見たいライブラリーを右にドラッグするとプレビューできるという機能です。
「Ctrl」を押したまま、プレビューを見たいライブラリーをドラッグして右側にスライドしてください。3Dビューポートでアニメーションのプレビューができます。
「Ctrl」キーを押したままライブラリーを左にドラッグすると、逆向きにプレビュー可能です。現在位置は3Dビューポート上部のスライダーで確認が可能です。個々の数値を見ながらマウスを左右に移動させ、プレビューを確認してみてください。
「E」キーで「Exaggerate(誇張)」モード
ポーズライブラリのプレビューの動作をするために[Ctrl→Eキー]を押すと誇張(Exaggerate)モードがONになり、動きが誇張されます。画面上部のバーの%の数値を見ると誇張モードに入っているかわかるかと思います。(数値が大きくなっています。)
動きが誇張されるため、下図のように誇張され動きがわかりやすくなります。誇張されるため、実際の動きにない範囲まで誇張して動きますが、動作のイメージを確認しやすくなります。
グラフエディターの追加機能
「イーズ」機能が追加
イーズ機能は、キーフレームを指数関数曲線上に並べて調整してくれるものです。イーズの機能を確認するために、下側のウインドウをドラッグして上側に広げます。
その後、左上のメニューから「グラフエディター」を選択します。
表示されたグラフの変更したい範囲を「グラフエディター」上で選択します。また、画像の変化が確認できるようにフレームの位置を確認したい位置に変更しておきます。
[キー→スライダーオペレーター→イーズ]を選択します。
「グラフエディター」の上側に表示されているバーの数値を動かして調整していきます。スライダーの数値により、指数関数曲線にそって調整されます。
下図は数値を100%に変更したところです。実際に3Dビューポートに表示されている絵を確認しながら調整をしていきます。
まとめ
今回はBlenderのアニメーションアップデートを確認しました。イーズ機能に関しては自然なアニメーションを調整するのに役立つと思うので、ぜひ確認してみてください。
TEXT_ぶたさん/Butasan
EDIT_河内誠/Makoto Kawauchi(Vook編集部)
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